常識転換の読書術

4歳で1億円ビジネスを立ち上げた女の子

(※「できる人研究所」は、こちらの「賀央会サイト」が公式です)

[私、夏川賀央は、ビジネス書作家です。
 ふつうビジネス書作家であれば、

「仕事に役立つ本」を紹介していくのが筋だろうとは思います。
 けれども、夏川は“逆転発想”をテーマとして、いままで本を書いてきました。
 だから私の書評では、仕事に役立つかどうかを別にして、

「思考の土台を根本的に変えるきっかけになりそうな本」を選んでいきます。
 いったいどんなものが集まるか……それはわかりません。
 ただ集めておけば、自分に役立つかも、ということで、

 きわめて個人的な読書ノートをつくっていきます]

今回紹介するのは、
「絵本」ですね。

『ちっちゃなアレックスと
夢のレモネード屋さん』

というもの。
戎光詳出版さん、
というところから
発行されています。

この本の主人公は、
アレクサンドラ・スコットちゃん、
という実在した女の子。

4歳にして
「レモネード販売」
のビジネスを始め、
70万ドル……という
お金を稼いでしまった女の子です。

若くして成功した起業家は
数多かれど、
これほどの若さというのは、
普通いないでしょうね。

実は彼女、
テレビなどでも一時、
有名になりましたから、
ご存知の方も多いかもしれません。

生まれたときからすでにして、
「小児がん」
に侵されていたわけです。

彼女は闘病生活のなか、
自分のような苦しんでいる子が
大勢いることを知る。
さらには、
お金がなくて
治療すら受けられない子も
たくさんいることを知る。

「じゃあ何かしてやろう!
と、
彼女はレモネード屋さんを
始めました。
稼いだお金を、
小児がん患者の支援や、
医療技術の開発に役立ててもらおう
……と。

もちろん闘病生活をしながら、
ですから
簡単なことではありません。
それでも、
「ゼッタイにやる」と譲らない。
お兄さんと一緒に、
「アレックス・レモネード・スタンド」
を立ち上げてしまいます。

がんの4歳の女の子が、
自分自身や
同じ苦しみを持つ子どもたちのために
始めた事業。
その輪はアメリカだけでなく
世界にまで波及。

だから、最後には
「すごい収益」
をも実現しました。

ただ、残念ながら
アレックスちゃん。
8歳のときに病気が悪化して、
この世を去ってしまいます。

でも彼女から学べることは
とても大きいと、
私は思います。

絵本はそのアレックスちゃんの
奮闘記を伝えるものですが、
何より4歳の子が
不可能を可能にしたんです。
私たち大人が、
ちょっとしたことで挫折なんて
してはいられないですよね!

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ナチスドイツで「最高の仕事」をしたユダヤ人たち

(※「できる人研究所」は、こちらの「賀央会サイト」が公式です)

[私、夏川賀央は、ビジネス書作家です。
 ふつうビジネス書作家であれば、

「仕事に役立つ本」を紹介していくのが筋だろうとは思います。
 けれども、夏川は“逆転発想”をテーマとして、いままで本を書いてきました。
 だから私の書評では、仕事に役立つかどうかを別にして、

「思考の土台を根本的に変えるきっかけになりそうな本」を選んでいきます。
 いったいどんなものが集まるか……それはわかりません。
 ただ集めておけば、自分に役立つかも、ということで、

 きわめて個人的な読書ノートをつくっていきます]

そこで今回、
紹介する本は、

『ヒトラー・マネー』
(ローレンス・マルキン著、講談社)

という本。
戦時中の出来事を検証した、
本格的なノンフィクション
ですね。

ヒトラー時代のドイツ
といえば、
ご存知のように、
ユダヤ民族の大虐殺
が行なわれました。
歴史上、決して
許されることではありませんよね。

でも、
そんな民族淘汰策をとっていた
ドイツの
こともあろうに支配体制下で、
前人未到の
「すごい仕事」を
成し遂げたユダヤ人たちがいたのを
ご存知でしょうか?

それがなんと、
「偽札づくり」
だったんですね。

SS指揮の作戦の一貫でしたが、
あのカリオストロ公国も真っ青、
という、
「判別不可能」と言われた
大量の偽ポンド札を
つくりました。
その作業にあたっていたのは、
ほぼユダヤ人捕虜たち。

なぜ捕虜を使ったのか?

まず腕のいい印刷業者や、
デザイナーにユダヤ人が多かったこと
がありました。
もちろん、
「あとで口封じができる」
ということもあったでしょう。

けれども、
「捕虜待遇のまま」
しかも
「あとで殺される」
なんてことだと、
誰も真剣には働きませんよね。
ましてや芸術的な一級の仕事など、
できるわけがない。

そのことをよくわかっていたのが、
作戦を任せられたSS将校、
クルーガーという人。
だから彼は、捕虜を対等に扱う、
異例の非差別チームをつくり、
彼らに最高の仕事をさせる
“掟破りの環境”を
整えるわけです。
なんと、ベルリンの施設内では、
ユダヤ労働者により、
「半ナチの劇芝居」まで
行なわれていたとか。

ドイツ将校でありながら、
信頼をつかみ、
人の動かす術を、
よく知っていたんですね。

「社員にやる気を与える」
ということで、
お悩みの管理職、経営者は
いらっしゃるでしょう。
この本を読むとつくづく
「恐怖を与えても、
偉大な仕事は達成できない」
と、感じます。

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「来世」をイメージして、「いま」を変える

(※「できる人研究所」は、こちらの「賀央会サイト」が公式です)

[私、夏川賀央は、ビジネス書作家です。
 ふつうビジネス書作家であれば、

「仕事に役立つ本」を紹介していくのが筋だろうとは思います。
 けれども、夏川は“逆転発想”をテーマとして、いままで本を書いてきました。
 だから私の書評では、仕事に役立つかどうかを別にして、

「思考の土台を根本的に変えるきっかけになりそうな本」を選んでいきます。
 いったいどんなものが集まるか……それはわかりません。
 ただ集めておけば、自分に役立つかも、ということで、

 きわめて個人的な読書ノートをつくっていきます]

そこで今回、
紹介する本は、

来世ノート
(流音弥著、ビジネス社)

という本です。

まあ私のブログで紹介するには、
かなり違和感があるように
思えるでしょう?

実際、
「来世を信じますか?」
なんて聞かれたら、
私は真っ先に
「信じない!」と答えます(笑)

まあ、
スピリチュアルよりも、
どちらかといえなサイエンスな人で、
仕方ないんですが、
だから本屋さんにあっても、
普通なら手にとらないでしょう。

でも今回は、
「何も言わず、読んでみてください」
と、
知人のビジネス社編集長が、
送ってくださったわけです。

で、この本を見ると、
面白いんです。

というのも、実はあんまり
「来世を信じるか」
というのは、関係ない。
実は「来世」を意識することで、
「現世の可能性」を
追求するためのツールなんですね。
このノート。

著者の流さんは、言います。

「『来世、どうありたいか』
と聞かれると、
『現世』がどうであろうと関係なく、
自分の本当の希望を答えるものです。
つまりこの来世ノートは、
『来世の希望』を聞くことを通じて、
あなたの『本当の希望』を
知ることにつながるノートと
言えるでしょう」

考えてみれば、
「来世」という発想が生まれたのも、
それを意識することで、
「現世」の迷いをなくし、
正しい生き方を
目指すためなのでしょう。

だとしたら、この本の趣旨は、
非常に理に適っている……
のかもしれませんね。

本書は100ページ程度の本
ですが、
その大半は、
書き込み式のノートです。

どう生かすかは、
まさに自分次第!
……という本でしょう。

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「成功」と「失敗」がどこで決まるか?

[私、夏川賀央は、ビジネス書作家です。
 ふつうビジネス書作家であれば、

「仕事に役立つ本」を紹介していくのが筋だろうとは思います。
 けれども、夏川は“逆転発想”をテーマとして、いままで本を書いてきました。
 だから私の書評では、仕事に役立つかどうかを別にして、

「思考の土台を根本的に変えるきっかけになりそうな本」を選んでいきます。
 いったいどんなものが集まるか……それはわかりません。
 ただ集めておけば、自分に役立つかも、ということで、

 きわめて個人的な読書ノートをつくっていきます]

そこで今回、紹介する本は

『失敗の教科書』
(宮下裕介著、扶桑社)

という本。
「失敗の仕方」を学ぶ「教科書」
とは、
面白いですよね。

「失敗」というのは、
本人がそこから何かを学ぶなら、
たぶん
「失敗」ではないんでしょう。

よく言いますよね。
エジソンが電球を発明するとき。
9999回も
実験の失敗を繰り返したことを問われ
「いや、
あれは失敗したんじゃなくて、
電球ができない方法を
9999個、
知ったということなんですよ」
と答えたとか。

まあ言い回しや回数は
本によって違ったりするのですが(笑)
とにかく、
そこから学ぶ限り、
失敗は一つのプロセスであって、
成功するために必要な要素になる
……ということなんですね。

本書は、17人の
「大失敗」を紹介しているのですが、
そのなかには
「プロセス」になったものもあるし、
そうならなかったものもある。

たとえばオバマ大統領。
彼も実は一度、
選挙で大惨敗をしているんですね。
どうしてかといえば、
白人と黒人のハーフだった彼は、
どちらでもなく、
「エリートの賢い人間に見えるように」
と、
意識し過ぎてしまった。
これに反省し、
以後彼は
「アフリカン」としての自分を、
「持ち味」として
出すようになっていきます。

もう一人、誰でも知っている
大発明をした人。
彼の発明は世界を変えますが、
その話はかつて
「偉人伝」で私も読みました。

でも、実はその後、
特許裁判のようなことだけで、
一生を費やしてしまっているんですね。
その結果、
彼がつくった会社など、
世に残ってはいません。

まあ「いい例」「悪い例」を知れば、
つくづく問題は
「失敗すること」でなく、
「そのあとどうするか」なんだ
……と思いますね。

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失敗からも、成功からも、多くを学ぶ

[私、夏川賀央は、ビジネス書作家です。
 ふつうビジネス書作家であれば、

「仕事に役立つ本」を紹介していくのが筋だろうとは思います。
 けれども、夏川は“逆転発想”をテーマとして、いままで本を書いてきました。
 だから私の書評では、仕事に役立つかどうかを別にして、

「思考の土台を根本的に変えるきっかけになりそうな本」を選んでいきます。
 いったいどんなものが集まるか……それはわかりません。
 ただ集めておけば、自分に役立つかも、ということで、

 きわめて個人的な読書ノートをつくっていきます]

そこで今回、
紹介する本は、

『私はこうして
 受付からCEOになった』
(ダイヤモンド社)

という本。

著者の
カーリー・フィオリーナさんは、
数年前には一斉を風靡しました、
女性であり、哲学科卒で
ビジネスの出発は受付。
なのに最後には
ヒューレット・パッカード社の
CEOにまで登りつめた
……という
異例の成功を勝ちとった女性ですね。

ところが、
ヒューレット・パッカードでの
成績が、なかなか出なかった。
コンパックとの合併問題などもあり、
やがては解任されてしまいます。

だからビジネス書によっては
彼女のことを
ボロクソに書いていたりも
するんですね。

けれども本書のいいところは、
フィオリーナさん自身が、
そんな「失敗体験」をしたあとで、
極めて冷静に自分を見つめ、
自己の半生を
ありのままに書いていること。

成功も失敗も含めて
非常にクールに
自分を語っているんですね。
だから学べることの
非常に多いビジネス書だと思います。

とくに米国でも
大きな企業はやっぱり
男性中心社会です。
そんななかで、
あるときには
「女性である」
という特殊性を打ち出し、
別なときには
「男性顔負け」
という演出をする。

この巧みな自己演出力は
男性でも参考になるでしょう。
やっぱり
「修羅場」を多くくぐってきた人には
かないませんよね。

フィオリーナさんの
最もすごいところは、
何より
「普通の女性が出発だった」
ということ。
本書を読むと、
どんな立場、
どんな個性からであっても、
大きな仕事を成し遂げることは
できる……と、
強く確信できます!

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「生きることの価値」を問いかける本

[私、夏川賀央は、ビジネス書作家です。
 ふつうビジネス書作家であれば、

「仕事に役立つ本」を紹介していくのが筋だろうとは思います。
 けれども、夏川は“逆転発想”をテーマとして、いままで本を書いてきました。
 だから私の書評では、仕事に役立つかどうかを別にして、

「思考の土台を根本的に変えるきっかけになりそうな本」を選んでいきます。
 いったいどんなものが集まるか……それはわかりません。
 ただ集めておけば、自分に役立つかも、ということで、

 きわめて個人的な読書ノートをつくっていきます]

そこで今年最初、
紹介する本は

大津秀一さんの
感動を与えて逝った
 12人の物語

(致知出版社)
という本。

ご存知のように
ベストセラーになった
『死ぬときに後悔すること25』
という本の
続編ですね。

ご存知のように大津先生は、
「緩和医療医」
として
終末期の患者さんを
専門に診ているお医者さん。

つねに「死」を見つめる立場から
私たち健康な一人ひとりが、
学ばなけらばならない
大切なことを問い続けています。

実は私のエージェントでもある
アップルシードエージェンシーが
力を入れている作家さん、
でもあります。
今回も
「紹介してね」と
本を渡されたのですが、
前の本に並ぶ素晴らしい本でした。

正月からテーマが
重いんじゃないの?
そう思う方もいるでしょう。

大津先生は冒頭で、
こんなことを言っています。

「生きるのに疲れた人に、
 生きることを諦めないでほしい、
 そう思ってこの本を書く。
 パンドラの箱と同じように、
 最後に残っているのは、
 いつでも希望なんだ」

本書で紹介される方々は、
いずれも残り少なかった人生を
最後まで悔いのないように
力一杯、
全うした人たちばかり。

最後まで仕事を続けようとした人。
自分を診ている医師に、
最後まで何かを教えようとした人。

その生き方は、
哀しいというより、
むしろ私たちが
力づけられるものです。

ですから
1年間を乗り切るために、
ぜひ読んでほしい1冊……
と思うんですね。

人間ってやっぱいいなあ
……と、
感じさせてくれる本ですよ!


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ふつうに仕事をする私たちが忘れてしまっていること

[私、夏川賀央は、ビジネス書作家です。
 ふつうビジネス書作家であれば、

「仕事に役立つ本」を紹介していくのが筋だろうとは思います。
 けれども、夏川は“逆転発想”をテーマとして、いままで本を書いてきました。
 だから私の書評では、仕事に役立つかどうかを別にして、

「思考の土台を根本的に変えるきっかけになりそうな本」を選んでいきます。
 いったいどんなものが集まるか……それはわかりません。
 ただ集めておけば、自分に役立つかも、ということで、

 きわめて個人的な読書ノートをつくっていきます]

そこで今回、紹介する本は、

『働く幸せ』
(WAVE出版)

という本。
最近、よくメディアで紹介される
「日本理化学工業」
という会社の会長さん、
大山康弘さんの
著書ですね。

この会社、
もともとは
「チョーク」
を作っていた会社です。
学校の黒板で使う、
あのチョークですね。

ただ、最近は
学校から“黒板”そのものが
なくなってきています。
ところがこの会社では、
チョークの技術を使って
「キットパス」
という、
“消せるクレヨン”
を開発しています。

これが優れもので、
この本を私に教えてくれた
幼児学習塾を運営している
小畑さんという方も、
学校の教材に導入していたりする。

そういうところから、
大ヒット商品になっているんですね。

でも、
もっと有名なのは、
こんな優良企業ですが、
「日本理化学工業」
の7割の社員は、
知的障害者たち。

彼らを差別することなく、
平等に接し、
「働く喜び」
を味わってもらうことで、
この会社は成り立っているんですね。

大山さんは、
むしろ社員から学んでいる、
と本書では述べています。

私たち健康な人間は、
ついつい働くときに、
「割に合わない」
だの、
「仕事がつまんない」
だの、
いろんな不満で、
仕事そのものの本質を見失ってしまう。

でも、
社会的に恵まれなかった彼ら彼女らは、
「人の役に立てる」
とか
「人から必要とされること」
で、
純粋に仕事の意味を見いだしていきます。
だからバリバリと
活躍してくれる。
とはいえ本当は、
誰もがその気持ちをもって、
目の前の仕事に臨ぶべきこと……
なんでしょうね。

ですから本書は
感動的な本として読むのでなく、
むしろビジネスパーソンの一人ひとりが、
「学ぼう」
という意欲をもって
読むべき1冊だと思います。

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リクルートは、女性たちの力で動かされてきた!

[私、夏川賀央は、ビジネス書作家です。
 ふつうビジネス書作家であれば、

「仕事に役立つ本」を紹介していくのが筋だろうとは思います。
 けれども、夏川は“逆転発想”をテーマとして、いままで本を書いてきました。
 だから私の書評では、仕事に役立つかどうかを別にして、

「思考の土台を根本的に変えるきっかけになりそうな本」を選んでいきます。
 いったいどんなものが集まるか……それはわかりません。
 ただ集めておけば、自分に役立つかも、ということで、

 きわめて個人的な読書ノートをつくっていきます]

そこで今回、
紹介する本は、

リクルートの女性力

という本。
そう、
賀央会」にも
来ていただきました。

ナナ・コーポレート・コミュニケーション社長
福西七重さん
の書いた本ですね。
本はナナ・ブックスではなく、
朝日新聞出版より
発行されています。

実はリクルートという会社、
男女雇用機会均等法ができる
ずっと前から
「男女平等」の採用や
人事を行なってきたそうなんですね。

ここには創業者、
江副浩正さんの
真の実力で人を判断する
発想があったんでしょう。
福西社長も
リクルート初期のころのメンバー
でありますが、
そんな女性たちの活躍があったから、
この会社がメキメキと
現在の巨大企業に
成長していったわけです。

本書では何人もの
リクルート女性に
スポットを当てていますが、
福西社長の仕事はといえば、
「かもめ」
と命名されたリクルート社内報です。

現在もナナという会社は、
各社の社内報の編集で
実績を出しています。
会社でやってきたことの延長が、
いま独立した会社の
基礎になっているんですね。

けれども創業者、江副さん
といえば、
ご存知のように、
かのリクルート事件で
失脚します。

社員がパニックになり、
一体どうすればいいんだ……
という揺れる状況のなか、
社内報「かもめ」は、
会社を弁護するわけでもなく、
かといって批判するでもなく、
「特集号」を組んでまで
事実をありのままに
社員に伝え続けたそうです。

そんな姿勢があったから、
事件があった後ですら、
「この会社の社員であることを
誇りにする」
という人たちが、
多かったとか……。

そう考えると、
社内環境づくりの中で
「社内報」の力って、
案外とあなどれませんよね、

女性に勇気を与えるだけでなく、
チームをどうまとめるか、
という問題にも、
本書は深い示唆を与えてくれる本です。

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「おもちゃ事典」から見えてくる会社の理念

[私、夏川賀央は、ビジネス書作家です。
 ふつうビジネス書作家であれば、

「仕事に役立つ本」を紹介していくのが筋だろうとは思います。
 けれども、夏川は“逆転発想”をテーマとして、いままで本を書いてきました。
 だから私の書評では、仕事に役立つかどうかを別にして、

「思考の土台を根本的に変えるきっかけになりそうな本」を選んでいきます。
 いったいどんなものが集まるか……それはわかりません。
 ただ集めておけば、自分に役立つかも、ということで、

 きわめて個人的な読書ノートをつくっていきます]

そこで今回、紹介する本は、
ちょっと異色。

『レゴブックミュージアム』
(扶桑社)

という本。
手元にある一冊は、
「vol.1」とありますから、
いくつかラインナップが
揃っているのでしょうね。

「レゴ」というのは、
もちろん皆さま、
ご存知でしょう。

デンマーク生まれの、
あのブロック。
会社としては、
世界第六位という
玩具メーカーでもあります。

何でも全人類が所有するレゴの数は、
1人平均52個。
世界の子どもたちが
レゴで遊ぶ時間を合わせると、
年間50億時間だそうです。
それだけのスゴいブランドに
なっているんですね。

で、この本は、
そんなレゴ商品の
カタログ的な写真集です。

海底基地や宇宙基地
あるいは、
あのスターウォーズのシリーズに、
後半のほうは、
建築家がつくった
「レゴアート」まで並んでいます。
見ているうちに、
何だか童心に返って、
創りたくなりますよね。
非常にワクワクする本です。

ただ、それだけでなく、
この本は
「レゴ」
という会社が考えていることを、
非常に熱く語っている本、
でもあるんです。

とくに前半を見ると、
「創造すること」
への考え方や、
「子どもの教育のあり方」
などへの提案が、
きちんと専門家の意見を踏まえ、
提唱されています。

「だからレゴっていいんだと」
ということですが、
つまりは本自体が
「ブランドづくり」

一環になっているわけです。

読者は子供もありでしょうし、
大人でもいいんでしょう。
ファンの心をつかむため、
こんなやり方もあるんです。
なかなか学べる要素は、
高いかもしれませんね。

ところで、最近、
「IKEA」とか
「スターバックス」とか、
“企業の本”の
紹介が増えているでしょう?

何か
「夏川が今書いている本」に、
関係しそうですよね……(笑)

詳細は、またいずれ、
報告します!


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あのブレイク企業の壮大な誕生秘話

[私、夏川賀央は、ビジネス書作家です。
 ふつうビジネス書作家であれば、

「仕事に役立つ本」を紹介していくのが筋だろうとは思います。
 けれども、夏川は“逆転発想”をテーマとして、いままで本を書いてきました。
 だから私の書評では、仕事に役立つかどうかを別にして、

「思考の土台を根本的に変えるきっかけになりそうな本」を選んでいきます。
 いったいどんなものが集まるか……それはわかりません。
 ただ集めておけば、自分に役立つかも、ということで、

 きわめて個人的な読書ノートをつくっていきます]

そこで今回、
紹介する本は、

『IKEA 超巨大小売業、成功の秘訣』
(リュディガー・ユングブルート、
日本経済新聞社)

という本。

このブログでも、何度か紹介しました。
あのスウェーデンの家具メーカー、
「IKEA」
の、軌跡を描いた本ですね。

先日、美術の専門家の方と
お話をしたときにも、
IKEAって、面白いですよね。
という話は出ました。
店舗自体が
エンターテイメント施設
のような雰囲気ですし、
家具や安くて、お洒落。
いまは日本でも、
大ブレイクしていますよね。

でも、その
「IKEA」って、
一体、何の略だか、
ご存知でしょうか?

舌を噛みそうになりますが、
「イングヴァル・カンプラード・
エルムタリッド・アグナリッド」
の略。

イングヴァル・カンプラード
というのは、
ご存知のように、
この会社の有名な創業者。
そして、次は、
「アグナリッド村のエルムタリッド農場」
ということだそうなんですね。

実はほぼ戦中、
スウェーデンの田舎の農場で、
自宅の物置小屋を使って、
通信販売を始めたのが、
イケアの発端です。
それが世界的企業に
成長したんですね。

どうしてそうなったかといえば、
ほとんどそれは、
イングヴァル・カンプラードさん
の類いまれなる力によるものが
大きそうです。

今でも世界のベストテンに
ランキングするような
超お金持ちでありながら、
飛行機はエコノミー、
七〇代にしてボルボを運転して会社に来る
という変わり者。

ですが、本書を見ると
戦前のヒットラーの影響を受けた時期
から、
現在の福祉国家に成長するまでの
スウェーデンという一国の歴史と、
その軌跡や考え方は、
非常に関わっていることがわかります。

まるで一つの壮大な物語
を読んでいるような気になりますね。

ビジネスで成功するのはどんな人か。
成功する会社とはどんな会社なのか。
あらためて考えさせられる一冊
だと思います!

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