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「任せられる力」が人を育てる

(※「できる人研究所」は、こちらの「賀央会サイト」が公式です)

どうもこの時期、
オリンピックネタが多くなります。
それは申し訳ない……のですが、
実際アスリートたちの話、
仕事に学べるものが多いんです。

そりゃあそうですよね。
みんな極めた人たちばかり、
なんですから。

で、今日は何といっても、
高橋大輔さんです。

4回転は失敗で、銅メダル。
しかも金はプルシェンコでなく、
ただ一人、
4回転を避けたアメリカ選手。

まあ、その結果だけだと
少々、残念……
でもあるのですが、
男子フィギアで初のメダル。
しかも怪我から、
奇跡のカムバックをした高橋大輔。
見事だったと思います。

高橋選手には、
もともと安藤さんや織田さんも指導している、
モロゾフコーチが
付いていたんですよね。

けれども、
ライバルと同じコーチじゃ〜な
ということで、
高橋はそれを契約破棄。
代わりにコーチになったのは、
中学の頃からの恩師、
長光歌子さんです。

メダルを狙うレベル……では、
珍しいことかもしれませんね。

でも、
その後に彼は、大ケガ。
過酷なリハビリが続き、
逃げたくもなることが
何度もあったとか。
(実際、一度逃げもしたとか)

そのときコーチは
何と言ったか?

「辛かったら、
いつでも辞めていいんだよ。
私にとって、あなたが
『高橋大輔』であることに
変わりはないんだから」

本人を信じ、
その選択をすべて任せたんですね。
だからこそ
彼は自分を素直に見つめ、
スケートへの思いを再確認し、
カムバックすることができました。

強制されたって、
人は動きません。
仮に動き、
結果を出したとしても、
それが自分にとって本当にベストなこと
になるとは限らない。

「相手に最善のものを選ばせること」
こそ、
本当は相手のことを思い、
最終的には相手を育てる、
いちばん重要な要素なんでしょうね。

誰かが言うことを聞いてくれない、
そういうときこそ、
自分は、このときの
長光コーチのような心境に
立っているか。
考えてみる必要があるかもしれません。

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効率無視の仕事術」カテゴリの記事

コメント

高橋選手、感動しました!
自分が信じたコーチと掴んだメダル(成功)は最高だと思います。

なんと言っても、決して諦めなかった事が自分にも勇気をいただきました。
諦めずに努力すれば必ず成功は待ってる。

はじめまして!

去年から自分でも何かしてみようと、あるきっかけから個人事業を始めました。
まだ22歳ですが若さ故に、悪戦苦闘しております。

夏川さんの「すごい会社のすごい考え方」を読んで、すごく興味を持ちました。

高卒で学歴がない身ですが、わかりやすくとても参考になる本だったのでよく周りの人にもお勧めしています。

是非これからのご活躍期待しています。

投稿: 若林 一樹 | 2010年2月20日 (土) 23時10分

若林さん
ありがとうございます!

いいのではないですか。
悪戦苦闘。
22歳でそれができるのは、
本当に素晴らしいことですよ。

いずれにしろ
意識をもって頑張っていらっしゃる若林さんに
読んでもらえてとても嬉しいです!

今後とも宜しくお願いします。

投稿: 夏川賀央 | 2010年2月22日 (月) 01時14分

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