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ウィン−ウィンよりもウィン−ルーズで持続する関係

(※「できる人研究所」は、こちらの「賀央会サイト」が公式です)

先週末になりますが、
昔からお付き合いのある編集長さんと、
打合せをしました。

仕事の相談なのですが、
私が独立する前の
さらに前の編集者時代からの
お友だち。
長い付き合いで、有り難いですよねえ。

実は私が独立したばかりのころ、
こんなことがありました。
とある先生の原稿を
私が編集作業で
ブラッシュアップする、
ということをしたんですね。

はじめて本を出す専門家だったのですが、
学者肌の方で
文章が難解すぎたわけです。
編集時代の経験で、
それを読みやすいものにしました。

でもその後、
編集者さんの彼から
電話があったのです。

「夏川さん、今日は大激怒しちゃったよ。
ごめん! あの仕事、
なくなっちゃった!」
「えっ? どういうことよ?」
「いや、あの先生。夏川さんの原稿を
ボロクソに言うんだもの!
何、言っているんだ!
せっかく難しいものを、
読みやすくしてくれのに
……なんて。
先生に激しく
お説教しちゃって……」

私は、エッ? と思います。
いや彼が怒るのは
そりゃ嬉しい。
でも実際、
そういうことはありますから、
こちらも折り込みずみです。

「でも、言ってくれれば書き直すし、
仕事がなくなるんじゃ、
もったいなくない?」
「あっ! そっか!
あんまり夏川さんの原稿を悪く言うから、
つい感情的になっちゃって……。
困ったよねえ……」

聞いているうちに、
私は吹き出してしまいました。
「まあ、しょうがないか……」

もちろん、お仕事でしたから、
少額のギャラはいただきました。
その先生の本が、
最終的に出版されたかどうかは知りません。

まあ、この仕事、
失敗といえば
失敗だったのですが、
それでも何か嬉しいですよね!

それにこういう失敗を超えていく関係
だったなら、
いつか一緒に大きな仕事が
達成できそうな気持ちもしてきます。

よく私が言う
ウィン−ウィンよりも、
ウィン−ルーズで
長続きできる関係のほうが、
本当は理想なんだということ。

成功しちゃう「人脈」は、
じつは公私混同ばかり

(ナナ・ブックス刊、写真)
で述べていることですが、
そんな関係だから
大切にしたくなりますよね。

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