« 「雰囲気」をつくることの大切さ | トップページ | とにかく壮大で美しい、すごい映画です! »

失敗からも、成功からも、多くを学ぶ

[私、夏川賀央は、ビジネス書作家です。
 ふつうビジネス書作家であれば、

「仕事に役立つ本」を紹介していくのが筋だろうとは思います。
 けれども、夏川は“逆転発想”をテーマとして、いままで本を書いてきました。
 だから私の書評では、仕事に役立つかどうかを別にして、

「思考の土台を根本的に変えるきっかけになりそうな本」を選んでいきます。
 いったいどんなものが集まるか……それはわかりません。
 ただ集めておけば、自分に役立つかも、ということで、

 きわめて個人的な読書ノートをつくっていきます]

そこで今回、
紹介する本は、

『私はこうして
 受付からCEOになった』
(ダイヤモンド社)

という本。

著者の
カーリー・フィオリーナさんは、
数年前には一斉を風靡しました、
女性であり、哲学科卒で
ビジネスの出発は受付。
なのに最後には
ヒューレット・パッカード社の
CEOにまで登りつめた
……という
異例の成功を勝ちとった女性ですね。

ところが、
ヒューレット・パッカードでの
成績が、なかなか出なかった。
コンパックとの合併問題などもあり、
やがては解任されてしまいます。

だからビジネス書によっては
彼女のことを
ボロクソに書いていたりも
するんですね。

けれども本書のいいところは、
フィオリーナさん自身が、
そんな「失敗体験」をしたあとで、
極めて冷静に自分を見つめ、
自己の半生を
ありのままに書いていること。

成功も失敗も含めて
非常にクールに
自分を語っているんですね。
だから学べることの
非常に多いビジネス書だと思います。

とくに米国でも
大きな企業はやっぱり
男性中心社会です。
そんななかで、
あるときには
「女性である」
という特殊性を打ち出し、
別なときには
「男性顔負け」
という演出をする。

この巧みな自己演出力は
男性でも参考になるでしょう。
やっぱり
「修羅場」を多くくぐってきた人には
かないませんよね。

フィオリーナさんの
最もすごいところは、
何より
「普通の女性が出発だった」
ということ。
本書を読むと、
どんな立場、
どんな個性からであっても、
大きな仕事を成し遂げることは
できる……と、
強く確信できます!

41pbuynf7l_ss400_

|

« 「雰囲気」をつくることの大切さ | トップページ | とにかく壮大で美しい、すごい映画です! »

常識転換の読書術」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1136908/32933798

この記事へのトラックバック一覧です: 失敗からも、成功からも、多くを学ぶ:

« 「雰囲気」をつくることの大切さ | トップページ | とにかく壮大で美しい、すごい映画です! »