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「成功」と「失敗」がどこで決まるか?

[私、夏川賀央は、ビジネス書作家です。
 ふつうビジネス書作家であれば、

「仕事に役立つ本」を紹介していくのが筋だろうとは思います。
 けれども、夏川は“逆転発想”をテーマとして、いままで本を書いてきました。
 だから私の書評では、仕事に役立つかどうかを別にして、

「思考の土台を根本的に変えるきっかけになりそうな本」を選んでいきます。
 いったいどんなものが集まるか……それはわかりません。
 ただ集めておけば、自分に役立つかも、ということで、

 きわめて個人的な読書ノートをつくっていきます]

そこで今回、紹介する本は

『失敗の教科書』
(宮下裕介著、扶桑社)

という本。
「失敗の仕方」を学ぶ「教科書」
とは、
面白いですよね。

「失敗」というのは、
本人がそこから何かを学ぶなら、
たぶん
「失敗」ではないんでしょう。

よく言いますよね。
エジソンが電球を発明するとき。
9999回も
実験の失敗を繰り返したことを問われ
「いや、
あれは失敗したんじゃなくて、
電球ができない方法を
9999個、
知ったということなんですよ」
と答えたとか。

まあ言い回しや回数は
本によって違ったりするのですが(笑)
とにかく、
そこから学ぶ限り、
失敗は一つのプロセスであって、
成功するために必要な要素になる
……ということなんですね。

本書は、17人の
「大失敗」を紹介しているのですが、
そのなかには
「プロセス」になったものもあるし、
そうならなかったものもある。

たとえばオバマ大統領。
彼も実は一度、
選挙で大惨敗をしているんですね。
どうしてかといえば、
白人と黒人のハーフだった彼は、
どちらでもなく、
「エリートの賢い人間に見えるように」
と、
意識し過ぎてしまった。
これに反省し、
以後彼は
「アフリカン」としての自分を、
「持ち味」として
出すようになっていきます。

もう一人、誰でも知っている
大発明をした人。
彼の発明は世界を変えますが、
その話はかつて
「偉人伝」で私も読みました。

でも、実はその後、
特許裁判のようなことだけで、
一生を費やしてしまっているんですね。
その結果、
彼がつくった会社など、
世に残ってはいません。

まあ「いい例」「悪い例」を知れば、
つくづく問題は
「失敗すること」でなく、
「そのあとどうするか」なんだ
……と思いますね。

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