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リクルートは、女性たちの力で動かされてきた!

[私、夏川賀央は、ビジネス書作家です。
 ふつうビジネス書作家であれば、

「仕事に役立つ本」を紹介していくのが筋だろうとは思います。
 けれども、夏川は“逆転発想”をテーマとして、いままで本を書いてきました。
 だから私の書評では、仕事に役立つかどうかを別にして、

「思考の土台を根本的に変えるきっかけになりそうな本」を選んでいきます。
 いったいどんなものが集まるか……それはわかりません。
 ただ集めておけば、自分に役立つかも、ということで、

 きわめて個人的な読書ノートをつくっていきます]

そこで今回、
紹介する本は、

リクルートの女性力

という本。
そう、
賀央会」にも
来ていただきました。

ナナ・コーポレート・コミュニケーション社長
福西七重さん
の書いた本ですね。
本はナナ・ブックスではなく、
朝日新聞出版より
発行されています。

実はリクルートという会社、
男女雇用機会均等法ができる
ずっと前から
「男女平等」の採用や
人事を行なってきたそうなんですね。

ここには創業者、
江副浩正さんの
真の実力で人を判断する
発想があったんでしょう。
福西社長も
リクルート初期のころのメンバー
でありますが、
そんな女性たちの活躍があったから、
この会社がメキメキと
現在の巨大企業に
成長していったわけです。

本書では何人もの
リクルート女性に
スポットを当てていますが、
福西社長の仕事はといえば、
「かもめ」
と命名されたリクルート社内報です。

現在もナナという会社は、
各社の社内報の編集で
実績を出しています。
会社でやってきたことの延長が、
いま独立した会社の
基礎になっているんですね。

けれども創業者、江副さん
といえば、
ご存知のように、
かのリクルート事件で
失脚します。

社員がパニックになり、
一体どうすればいいんだ……
という揺れる状況のなか、
社内報「かもめ」は、
会社を弁護するわけでもなく、
かといって批判するでもなく、
「特集号」を組んでまで
事実をありのままに
社員に伝え続けたそうです。

そんな姿勢があったから、
事件があった後ですら、
「この会社の社員であることを
誇りにする」
という人たちが、
多かったとか……。

そう考えると、
社内環境づくりの中で
「社内報」の力って、
案外とあなどれませんよね、

女性に勇気を与えるだけでなく、
チームをどうまとめるか、
という問題にも、
本書は深い示唆を与えてくれる本です。

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