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あのブレイク企業の壮大な誕生秘話

[私、夏川賀央は、ビジネス書作家です。
 ふつうビジネス書作家であれば、

「仕事に役立つ本」を紹介していくのが筋だろうとは思います。
 けれども、夏川は“逆転発想”をテーマとして、いままで本を書いてきました。
 だから私の書評では、仕事に役立つかどうかを別にして、

「思考の土台を根本的に変えるきっかけになりそうな本」を選んでいきます。
 いったいどんなものが集まるか……それはわかりません。
 ただ集めておけば、自分に役立つかも、ということで、

 きわめて個人的な読書ノートをつくっていきます]

そこで今回、
紹介する本は、

『IKEA 超巨大小売業、成功の秘訣』
(リュディガー・ユングブルート、
日本経済新聞社)

という本。

このブログでも、何度か紹介しました。
あのスウェーデンの家具メーカー、
「IKEA」
の、軌跡を描いた本ですね。

先日、美術の専門家の方と
お話をしたときにも、
IKEAって、面白いですよね。
という話は出ました。
店舗自体が
エンターテイメント施設
のような雰囲気ですし、
家具や安くて、お洒落。
いまは日本でも、
大ブレイクしていますよね。

でも、その
「IKEA」って、
一体、何の略だか、
ご存知でしょうか?

舌を噛みそうになりますが、
「イングヴァル・カンプラード・
エルムタリッド・アグナリッド」
の略。

イングヴァル・カンプラード
というのは、
ご存知のように、
この会社の有名な創業者。
そして、次は、
「アグナリッド村のエルムタリッド農場」
ということだそうなんですね。

実はほぼ戦中、
スウェーデンの田舎の農場で、
自宅の物置小屋を使って、
通信販売を始めたのが、
イケアの発端です。
それが世界的企業に
成長したんですね。

どうしてそうなったかといえば、
ほとんどそれは、
イングヴァル・カンプラードさん
の類いまれなる力によるものが
大きそうです。

今でも世界のベストテンに
ランキングするような
超お金持ちでありながら、
飛行機はエコノミー、
七〇代にしてボルボを運転して会社に来る
という変わり者。

ですが、本書を見ると
戦前のヒットラーの影響を受けた時期
から、
現在の福祉国家に成長するまでの
スウェーデンという一国の歴史と、
その軌跡や考え方は、
非常に関わっていることがわかります。

まるで一つの壮大な物語
を読んでいるような気になりますね。

ビジネスで成功するのはどんな人か。
成功する会社とはどんな会社なのか。
あらためて考えさせられる一冊
だと思います!

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