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実は人間って、とても“いいかげん”なもの!?

[私、夏川賀央は、ビジネス書作家です。
 ふつうビジネス書作家であれば、

「仕事に役立つ本」を紹介していくのが筋だろうとは思います。
 けれども、夏川は“逆転発想”をテーマとして、いままで本を書いてきました。
 だから私の書評では、仕事に役立つかどうかを別にして、

「思考の土台を根本的に変えるきっかけになりそうな本」を選んでいきます。
 いったいどんなものが集まるか……それはわかりません。
 ただ集めておけば、自分に役立つかも、ということで、

 きわめて個人的な読書ノートをつくっていきます]

そこで今回、
紹介する本は、

『脳はあり合わせの材料から生まれた』
(ゲアリー・マーカス著 早川書房)

という1冊。

著者はニューヨーク大学の
心理学教授の先生です。
その先生が、
「脳はあり合わせだ」
と言っているんです。
これは衝撃的ですよね。

本書の原題は、
「KLUGE」
というものですが、
その意味は
「エレガントにはほど遠く
無様であるにもかかわらず、
驚くほど効果的な
問題解決法」
ということだとか。

つまり私たちの脳は、
驚くほど
「無様」なんですね。

まあ、それは

思考のメカニズム、
学習のメカニズム、
コミュニケーションのメカニズム
……などなど。

どれをとっても、
「不合理」このうえなく、
まったく
「効率的」ではないとのこと。

たとえば、
「論理」です。

「すべての生物は水を必要とする」
「バラは水を必要とする」
「よってバラは生物である」

この「論理」、
すぐに“間違っている”
と見抜ける人は、
少ないでしょう。

まあ、「バラ」を
「バッテリー」か何かに
置き換えればすぐわかるんですが、
コンピュターの思考の仕方では、
こんな論理、
すぐエラーになります。

人間の不合理さを知ると、
私たちの
「合理的にやろう」とする努力は、
じつは
「最も似つかわしくないもの」
のように見えてきます。
でも、だからこそ、
人間は面白いんでしょうね。

「公私混同」「非効率」って、
案外、人間の真理に
迫っているのかも……。
なんて個人的には思ったりする。

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