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実戦に「公私混同の人脈」を生かす

[私、夏川賀央は、ビジネス書作家です。
 ふつうビジネス書作家であれば、

「仕事に役立つ本」を紹介していくのが筋だろうとは思います。
 けれども、夏川は“逆転発想”をテーマとして、いままで本を書いてきました。
 だから私の書評では、仕事に役立つかどうかを別にして、

「思考の土台を根本的に変えるきっかけになりそうな本」を選んでいきます。
 いったいどんなものが集まるか……それはわかりません。
 ただ集めておけば、自分に役立つかも、ということで、

 きわめて個人的な読書ノートをつくっていきます]

で、今回紹介するのは、

『ヒットを生み出す
 最強チーム術』

(平凡社新書)

という本。

著者は、佐藤章さん
という方で、
コーヒーの「FIRE」、
お茶の「生茶」、
スポーツ飲料の「アミノサプリ」
などを繰り出した
キリンの現役、
マーケィング部長の方。

経営者ならともかく、
一線の部長職の方が本を書く
というのは珍しいのですよね。

で、この本には情報収集や、
発想法、プレゼン術など、
さまざまなビジネスノウハウが
紹介されています。

ただ、面白いのは、
商品開発をするに当たって、
外部の方をどんどん会議に招いて、
社員と一緒に討論して、
自由に意見交換をするんですね。

まあ、言ってしまっては失礼
かもしれませんが、
私が
『成功しちゃう「人脈」は、
じつは公私混同ばかり』

(ナナ・ブックス)
で言っているようなことを
会社の中で実行してしまっているわけです。

佐藤さんは本の中で
「カマス」
の話をしています。

カマスという魚は貪欲らしく、
小魚を入れれば、
すぐに食いついてしまう。
けれども、
小魚との間に間仕切りをすると、
何度も体当たりをしても、
エサにありつけない。
この状態で間仕切りをとっても、
もうカマスは攻撃意欲をなくし、
小魚を食べようとしなくなるそうです。

組織の中で起こっているのは、
このカマスに近いこと。
間仕切りがされた閉鎖的な環境で、
知らず知らずに意欲がなくなっている。
だから「外部の人」を
流動的に入れることで、
刺激し合える環境をつくっているんですね。

会社の中でもやりようによっては、
“公私混同的な関係”
はつくれる……ってことです!

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