« 結婚式に出席してきました! | トップページ | 自分をわかりやすくアピールする手段 »

「展示されない歴史の重み」を考えてみる

「千手観音」
ってありますよね。

正しくは
「十一面千手観音」だそうで、
顔が11個、
手が1000ある観音さまですね。

とはいえ、
顔が11はいいとしても、
手が1000個の象はあまりない。
そりゃそうですよね。
描くならともかく、
仏像に手を千本くっつけるのは、
物理的にはかなり困難な気がします。

でも、
ちゃんとあるんですね。
写真はその一つ。
本当はちょっと足りないようですが、
まあ、黄金の象に、
周りはずらーっと「手」です。
これは気合い入っていますよねえ(笑)

まあ、
気合いが入るのも当然で、
こちらは仏教の聖地、
チベットでつくられたもの。

現在、上野の森美術館で
「聖地チベット展」
が開催されていますが、
その中の展示物なんですね。

こちら長い歴史をかけて、
チベット仏教の総本山、
ポタラ宮が保存してきた
仏教美術品が多数、
出展されています。

先日、私も見にいってきたのですが、
やはり素晴らしい伝統の品々。
神聖さには心打たれました。

でも、何かが足りない……。
そう、チベットの歴史的価値はわかる。
でも、
「現在のチベットの問題」
について、
美術展では何も語られていないんですね。

実は今回のチベット展。
支配国である中国の意向に対し、
チベットの団体は抗議を申し出ています。
中止するか、
次の3つについて、
ちゃんと言及してほしいということ。

1 何世紀にもわたり
 歴代ダライ・ラマの居城であった
 ポタラ宮殿についての説明
2 現在のダライ・ラマ14世が亡命を余儀なくされた
 近年のチベットの歴史
3 現在のチベットと中国の問題、
 弾圧政策についての説明

私の手元には
この美術展の図録がありますが、
年表はなぜか、
「1935年 ダライ・ラマ14世、生まれる」
という項目で終わっています。

美術品を「美しいなあ」と
鑑賞するのもいいのですが、
「展示されていない歴史がある」
ということも、
よく知って
観に行くべきなのでしょうね。

東京では来年まで、
「チベット展」は開催されています!

931_2

|

« 結婚式に出席してきました! | トップページ | 自分をわかりやすくアピールする手段 »

公私混同の時間」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1136908/31950502

この記事へのトラックバック一覧です: 「展示されない歴史の重み」を考えてみる:

« 結婚式に出席してきました! | トップページ | 自分をわかりやすくアピールする手段 »