« いよいよ「賀央会」が発足されます! | トップページ | 新宿での講演、盛況でした! »

世の中は予測できない……だからすべきことは?

[私、夏川賀央は、ビジネス書作家です。
 ふつうビジネス書作家であれば、

「仕事に役立つ本」を紹介していくのが筋だろうとは思います。
 けれども、夏川は“逆転発想”をテーマとして、いままで本を書いてきました。
 だから私の書評では、仕事に役立つかどうかを別にして、

「思考の土台を根本的に変えるきっかけになりそうな本」を選んでいきます。
 いったいどんなものが集まるか……それはわかりません。
 ただ集めておけば、自分に役立つかも、ということで、

 きわめて個人的な読書ノートをつくっていきます]

そこで今回、紹介する本は

『ブラック・スワン』
(上下巻 ナシーム・ニコラス・タレブ著、
 ダイヤモンド社)

という本。

ご存知……かどうかはわかりませんが、
全世界でベストセラーになった1冊です。

まあ最近は、
「ビジネスの世界的なベストセラーが
あまり日本では読まれない」
という、芳しくない実情もあります。
そういう意味では、
本当は“必読”なのかもしれません。

ただ、この本、
あらかじめ言っておくと、
かなり「難解」です。
とくに金融のこと、科学のこと、
歴史のことなど、
「読者が知っていることを前提」
で語っている部分があるんですね。
まあ、
「そういう部分は軽くスルーすればいい」
のですが、
覚悟しておく必要はあるでしょう。

そもそも著者は、
レバノンでキリスト教徒として生まれ、
現在はアメリカに在住する
哲学者です。

その論旨は非常に明確で、
ようするに
「世の中のあらゆることは
予測できない」
ということ。

表題が象徴するように、
「白鳥」には、
ときどき黒いヤツがいたりする。
それだけで、
「白鳥は白い鳥だ」
という私たちの規定概念は
簡単に崩れてしまうわけです。

同じように、たとえば
「仕事はこのようにやるべきだ」
「こうすればうまくいく」
「自分はこうふうになりたい」
といったあらゆる設定は、
常に変動的であり、
予測外のことによって
崩れてしまうもの。

だから
「予測して行動する」
あるいは
「目標を設定して、ひた走る」
のではなく、
「さまざな状況に合わせて
柔軟に対処できるようになる」
ことが本当に大切ではないか
……ということなんですね。

そんな予測不可能な世界の中で、
タレブ氏は

「チャンスや、
 チャンスみたいに見えるものには、
 片っ端から手を出す」

ということを提唱します。

私の「非効率」ではありませんが、
「私のやるべきことはこれだ」

頭でっかちにワクをはめないことが、
うまくいくコツなのかもしれませんね。

だから昨日紹介した、
「賀央会」はいかがでしょう?
……ということでは、決してないのですが(笑)

51niojdssl_ss400_

|

« いよいよ「賀央会」が発足されます! | トップページ | 新宿での講演、盛況でした! »

常識転換の読書術」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1136908/31569486

この記事へのトラックバック一覧です: 世の中は予測できない……だからすべきことは?:

« いよいよ「賀央会」が発足されます! | トップページ | 新宿での講演、盛況でした! »