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小説を書くのは、難しくありません!

昨日に続いて
今日は一冊の本を
紹介させていただきます。

鈴木信一さん、
という方の書いた

『文才がなくても書ける小説講座』
(ソフトバンク新書)

という本なのですが、
じつは
「逆転発想を標榜する夏川さんに
 ぜひ、読んでほしいんです」
と編集者さんが
わざわざ送ってくれた本なんです。

で、
その「逆転発想」で考えると、
普通ならハウツーやエッセイと違って、
小説なんて難しいなあ……
と思いますよね。
ところが本書の著者は、
小説こそ、素人でもとっつきやすい
文章表現だと言っているんです。

けれども小説で難しいのは、
いったい何を書くのかが難しいこと。
でも著者は、
「それでも構わないから、
書き始めてみたらどうか」
と提唱します。

というのも、
小説の場合、
「書くこと」それ自体が、
どんどん“情報の不足”を
埋めていく作業になるからです。
ということは、
書いていけば、だんだんと
「自分の思考の中にあるもの」
が抽出され、
それが一つの方向性を見いだしていく。
本当に
「筆の向くまま」で、
構わなくなるわけです。

確かに、私自身も実は、
『プラダを着なくなって悪魔!』
(阪急コミュニケーションズ)
という、
まあパロディーめいた
“人間関係ノウハウを学ぶ小説”
を書いたことがあります。
その経験から言えば、
小説って言うのは書きながらも
シーンで状況を創造するから、
次の展開が自分でも予測外になって
非常に楽しいんですね。
まあ、
暴走する危険もあるのですが……(笑)

けれども、ビジネス書好きの人たちを見ると、
「小説なんて役に立たないから
読みません」
という人も、案外といます。

著者の鈴木さんは、
小説は
「自分で自由に解釈できるもの」
としていますが、
「知識を学ぼう」
という読書だけだと、
「自分なりの論」
を組み立てることが、
おざなりになっていくような気もします。

村上春樹さんも
ベストセラーになっていることですし、
いま一度「小説」を
見直してみるのはいかがでしょうか?

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コメント

小説..わかるわかる、わかります。心が疲れている時、読みあさってますね〜わりと無意識に。
自由な思考の中で自分の気持ちを探してみたり、方向を確認してみたり、
心、気持ちよくさせてもらってるな〜
そして、賀央さんのブログも、同じ感じで毎日楽しみにしてますよ〜

投稿: マミ | 2009年9月12日 (土) 10時28分

ありがとうございます!
「自由な思考の中で自分の気持ちを探してみたり、
方向を確認してみたり」
という、
こちらが能動的に読めるのが、
小説のいいところなんでしょうね。
そういう読書も、大事にしたいですね。

投稿: 夏川賀央 | 2009年9月12日 (土) 19時31分

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