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答えが見つかるまでは、何度も何度も扉を開いてみる

[私、夏川賀央は、ビジネス書作家です。
 ふつうビジネス書作家であれば、

「仕事に役立つ本」を紹介していくのが筋だろうとは思います。
 けれども、夏川は“逆転発想”をテーマとして、いままで本を書いてきました。
 だから私の書評では、仕事に役立つかどうかを別にして、

「思考の土台を根本的に変えるきっかけになりそうな本」を選んでいきます。
 いったいどんなものが集まるか……それはわかりません。
 ただ集めておけば、自分に役立つかも、ということで、

 きわめて個人的な読書ノートをつくっていきます]

そこで今回、紹介する本は、

『夏への扉』
(ハヤカワ文庫)

という本。
タイトルはいまにピッタリですね。

ただ、ご存知の方は、
よくご存知でしょう。
SFの世界では大御所中の大御所。
ロバート・A・ハインラインが書いた
有名な小説です。

じつは昨日、
ファミレスで食事をしていた帰りに、
1匹の猫に出会いまして。
で、その猫、
セミが目の前に飛んできたのに驚いて、
「近づこうかな、怖いかな」
なんて迷いながら
オドオドしていたんです。
それを見て、
なぜかこの小説を思い出しました。

有名な本書の冒頭です。

「ぼくの飼っている猫のピートは、
冬になると決まって
夏への扉を探し始める。
かれは数多いドアのなかの、
少なくともどれかひとつが、
夏に通じていると
堅く信じているのだ」

この小説、主人公は
恋人に裏切られ、
仕事を失い、
人生のどん底に陥ってしまいます。

その人生のどん底から逃れようと、
いまの時代でなく、
未来の別の世界に生きようと
「冷凍睡眠保険」
というものにひかれていく……。

けれども、
もちろん逃げた先に幸福がある
というわけではありません。
だから物語は、
どんどん様々な方向に転換していく。
結局、わたしたちは、
たくさんの扉を何度も何度も開き続け、
主人公が飼う猫と同様に
「夏への扉」
を探し続けるしかない……ということですね。

つまり、
SFを題材にしながらも
「困難を乗り越えるために何をすべきか?」
ということを
問いかけている小説なんです。

70年代に書かれた古い小説ですが、
一度読んでみるといいかもしれませんよ。

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