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「好きな仕事」をやろうとするのでなく、「好きなこと」を仕事にする

お世話になっている編集者、
ナナ・コーポレーションのTさんから、
「いま売れているんですよ」
と本を送っていただきました。

それが、写真のこれ。

『それでも仕事は「好き!」で選べ』
(田中和彦著)
というもの。
実に魅力的なタイトルですよね!

著者の田中さんは、
もともとはリクルート発行
「週刊B-ing」の編集長です。
それが映画業界に転身したあと、
現在は人材コンサルタントなど、
さまざまな分野で活躍している。

「そりゃあ『B-ing』編集長が出発なら、
何でもできるだろう」
と思われそうですが、
最初にギャガ・コミュニケーションズに
転身したのは、
普通に公募で応募したとのこと。
「映画の業界で仕事をしたい」
という夢を、
ずっと持っていたわけですね。

けれども、単純に
「映画業界を選んだから、
好きな仕事ができたんだ」
ということではないと私は思うんです。

よく「好きな仕事をやれ」
とは言われますが、
本当は
「『好きなこと』を『仕事』にしろ」
が正しいんだと私は思うのです。
この二つは、まったくの別モンですよ。

田中さんは、こんな例を紹介しています。
海外に行っては、
雑貨を買ってくるのが大好きな女性がいた。
「夢を叶える」といって、
彼女は輸入雑貨店を始める。
ところが雑貨を買ってくるのはいいけれど、
自分の好きなものばかり仕入れて、
まったくそれが売れない。
店員さんを使うのイヤ、
在庫管理や経理もまったくイヤ……で、
「二度とこんなことやるか!」
と挫折してしまったとか。

「好きなこと」を選ぶのと、
それを「仕事にする」のとは違うんですね。

じゃあ、
「何が自分の好きな仕事なんだ」って、
それを決めるのは難しいんです。

そもそもやってみたこともないことで、
「これが好き」「あれが好き」もありません。
仕事っていうのは相手ありきですから、
やり方も、手法も、考え方も、
実は非常に流動的なものなんです。

だから私がよく言うのは、
「いま自分がやっていること」
の中から、
「自分がやっていて楽しいこと」
を磨き上げていき、
それを仕事として確立するには、
どうすればいいか追求しよう
……ということ。
それが
「好きなことを仕事にする」
の真意なんですね。

明日はそんな事例を、
一つ紹介しましょう。

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効率無視の仕事術」カテゴリの記事

コメント

最近めっきり人前、(ブログ上)に顔を出さなくなってしまいましたが、やはり担当した書籍が取り上げられていると、思わずコメントしたくなってしまいます。

そんな訳で、ご紹介くださいましてありがとうございます!

次は私の車で出かけましょう!(意味が分からない方、すみませ~ん)

投稿: 担当T | 2009年8月26日 (水) 00時50分

ワタシのクルマもいいわよ~ん(^^ゞ

ワタクシ、今日、就職の相談を受けた浪人さんに、「『好きなこと』を『仕事』にしろ」と檄を飛ばして迷惑がられました(^O^)/
てか、好きならどんな状況になったって馬力が出るぢゃないですか、と思うんだけど。

投稿: マーくん | 2009年8月27日 (木) 22時57分

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