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チンパンジーと人間の違いとは?

[私、夏川賀央は、ビジネス書作家です。
 ふつうビジネス書作家であれば、

「仕事に役立つ本」を紹介していくのが筋だろうとは思います。
 けれども、夏川は“逆転発想”をテーマとして、いままで本を書いてきました。
 だから私の書評では、仕事に役立つかどうかを別にして、

「思考の土台を根本的に変えるきっかけになりそうな本」を選んでいきます。
 いったいどんなものが集まるか……それはわかりません。
 ただ集めておけば、自分に役立つかも、ということで、

 きわめて個人的な読書ノートをつくっていきます]

そこで今回、紹介する本は

『チンパンジー』
(中村美知夫、中公新書)

という1冊。
そう、その通り。
野性のチンパンジーについて
書かれた本ですね。
著者は京大の
「野生動物センター」に属する
専門家の方のようです。

なぜにチンパンジー?
と疑問に思う方もいるかもしれません。
でも、チンパンジーって
どういう動物だか、
皆さんご存知ですか?

よく知られているように、
遺伝子を比較すれば、
彼らと私たちは、
九八・七七パーセントまで共通。
それだけ「人間に近い」
ということが言えるわけです。

そこで本書を見れば、
愛情表現に、挨拶に、
娯楽に、複雑な社会構成に……と、
私たちが考える以上に、
「文化らしきもの」
を持っている。

さらに「人間だから」と
感じてしまうような、
「闇」の部分も持っています。

殺人というか「殺ザル」に、
競争、謀略、戦争……と。

著者は序文で、
こんなことを言っています。

「人間という存在については、
人間だけを見ているだけでは
なかなか分からないこともある。
チンパンジーを、
たんなる観察対象としてではなく、
他者として見ることによって、
改めて人間自身を相対化して
逆照射する試みをしてみたい」

人間の中にある
「良さ」や「悪さ」
を考えたとき、
その本質は、
自然の中で生きる
チンパンジーに育まれたものと
同様かもしれないわけです。

ということは、
「人間って何なんだろうか」
を考えてみるに、
絶好の本ではないか……と。

かなり「常識」を覆されますよ!

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