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「自分らしくある」って、どういうことだろう?

[私、夏川賀央は、ビジネス書作家です。
 ふつうビジネス書作家であれば、

「仕事に役立つ本」を紹介していくのが筋だろうとは思います。
 けれども、夏川は“逆転発想”をテーマとして、いままで本を書いてきました。
 だから私の書評では、仕事に役立つかどうかを別にして、

「思考の土台を根本的に変えるきっかけになりそうな本」を選んでいきます。
 いったいどんなものが集まるか……それはわかりません。
 ただ集めておけば、自分に役立つかも、ということで、

 きわめて個人的な読書ノートをつくっていきます]

そこで今回、紹介するのは、

『自分らしい成功をつかむ2日間のレッスン』
(リチャード・H・モリタ著、
 イーハトーブフロンティア)

という本です。

こういった、
いわゆる「成功本」を紹介するのは、
このブログでは珍しいかもしれません。
2007年の出版とありますが、
「12万部越えのベストセラー」と
オビにありますから、
それなりに
長く読まれている本なのでしょう。

じつはまったく別の
「自分らしさ」
というテーマの本を編集していたときに、
この本を参考に読みました。
それで、
「ちょっと他の本と違うな」
と、
何となく感じたんです。

内容は物語形式で、
主人公はやり手の営業マン。
けれども、結論から言えば、
最終的には文章を書くような、
もっと不確実性の高い仕事へ
踏み出していく。

その選択の過程には、
自分の過去を振り返ってみたり、
コンプレックスを見つめてみたり、
周囲の人間関係を見直してみたりと、
さまざまなことをやります。

その中で、
「何がいちばん、
自分のやりたいことなのかな」
と、
考えていくような内容なんですね。

この本のカバーのソデには、
作家エマーソンの
こんな言葉が紹介されています。

「一生のうちに真の自己を発見する者は、
極めて希少である。

「真の自己」
なんていうと難しいのですが、
昨日の「ナナフシの戦略」で述べたように、
「こういう仕事をしたい」とか、
「こういう人生をつくりたい」とか、
本当はもっと人それぞれでいいと思うんです。
他人が決めるものではありませんよね。

そんなことを言うと、
一つのモデルを提示する
ビジネス書や自己啓発書は、
非常にやりにくくなってしまう。
けれども、そんな
「個々人に適した成功の見つけ方」
として、
本書の試みは面白いかなあ……と
思ったわけです。

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