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KUURAKUという会社で聞いた、心温まるエピソード

もうすぐ大和出版さんから
福原裕一さんの著書
『「ありがとう力」で会社が変わる』
という本が発売になります。

この本に編集協力させていただいた関係で、
昨日は、
その福原さんが社長を務める企業
「KUURAKUグループ」
の創業10周年パーティに
招待されて行ってまいりました。

KUURAKU=「くふ楽」
というのは、
じつは「焼き鳥屋さん」のチェーンです。
でも会場は、新しく経営を始めた
お洒落なレストラン。
場所は海浜幕張だったのですが、
映像をふんだんに使って、
楽しいパーティが催されました。

じつをいうと、
「会社の社長さんの本」をやる場合、
いつもその会社の広報さんには、
非常にお世話になります。
今回もMさん、
という人にお世話になったのですが、
まだ入社数年の二十代女性でありながら、
なかなかのやり手、
肩書きもついています。

「スゴいなあ……」
と思ったのですが、
じつは彼女はもともと店舗のほうにいて、
「頑張っているんだけど、
自分にどうも自信が持てなくて……」
という状況だったとか。

そんな彼女に、お店にいた上司が、
ある「命令」を出します。
何かというと

「実家に戻って、自分の生まれたときのことを聞き、
それをレポートにまとめてきなさい」

というものだったんですね。
福原社長が提唱している方法論の一つです。

そこで振り返ると、
じつは彼女には
「自分が生まれたことで両親に迷惑をかけた」
という思いがあったそうなのです。
経済的に親に負担をかけた……と。
でも実家で話を聞くと、
その状況はまったく違う。
「お金が大変だったけど、あなたが生まれたから、
 私たちは『もう一度、頑張ろう』って決めたのよ」
そう母親に、しっかり言われたとか。

で、これを機に彼女は
「そんな自分なんだから、しっかりしなきゃ」
と、
仕事に真摯に取り組むようにした。
その姿勢がいつのまにか上層部の目に留まり、
本社の広報役に抜擢された……、
ということなんです。

過去に立ち返って自信を取り戻させる……。
なかなかスゴいことをしますよね。
でも、
「人を育てる」っていうのは、
本当はそういうことなのかもしれません。
単に「仕事を教えればいい」ってわけじゃ
ないんですね。

KUURAKUのこういうエピソードは、
私たちに大切なことを教えてくれます。
福原社長の本も、
ぜひ楽しみにしてください。

なお、関係ないのですが、
写真は幕張の本社のあるビルの展望ラウンジから、
千葉ロッテ・マリンスタジアムの
方向を撮ったもの。
こんなふうに見えるんですね。
キレイな場所です。

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夏川が出会った「デキる人」たち」カテゴリの記事

コメント

いい話ですね~clover

映画でもドラマでも親子ものに弱く
年々涙もろくなる今日この頃ですcrying

投稿: たにぐち | 2009年6月 9日 (火) 20時21分

そうですね。
親子関係の絆を確かめるということは、
本来、「自分自身をしっかりさせる」ために
大切なのかもしれません。
生まれてくることそれ自体で、
誰でも十分、自慢できる成功体験を
持っているものなんでしょうね。

投稿: 夏川 | 2009年6月 9日 (火) 20時47分

成穂堂!これ、知り合いの会社の名前なんですが(^^ゞ
いやー、なるほどなるほど!
「実家で自分の生まれたときのことを聞き、それをレポートにまとめる」
これ、ロータスでもカリキュラムに入れたいですね。

投稿: マーくん | 2009年6月10日 (水) 11時28分

成穂堂、という会社は
何の会社なんですか?
そういう意味でつけたのでしたら、面白いですよね。
別のある方は
「先祖をたどってみる」
ということの意義を言っていました。
つまり「自分が存在している、ただそのことの価値」を知ることが、
「何の取り柄もない」と感じている自分を再評価する
自信につながるんでしょうね。

投稿: 夏川 | 2009年6月10日 (水) 20時17分

先日はパーティーへお越し頂きありがとうございました!

またこちらでご紹介もいただきありがとうございます。

生まれたときの話を聴くことで、

自分を無条件で大切に想ってくれる人がいるということがわかり

それが何よりの自信につながります。

これはおすすめです!

投稿: 広報M | 2009年6月11日 (木) 11時14分

Mさん、わざわざ有り難うございます!
また、当日は大変お世話になりました。
ご覧のように反響もたくさんいただいています。
社長の本も、多く読まれるといいですね。

投稿: 夏川賀央 | 2009年6月11日 (木) 12時26分

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