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引退した偉大なサッカー選手に学ぶ

昨日の夜は、
ワールドカップ最終予選がありました。
ウズベキスタンを破った日本代表、
見事に南アのワールドカップ出場、
いちばん乗り。
「よくやった!」という感じですね。

ただ残念ながら、試合内容は、
お世辞にもいいとは言えませんでした。
何よりボールを支配できず、
イラシラしたのか、後半は反則を乱発。
あげく退場者まで出してしまいました。
この辺はいただけませんでした……。

私の知人に、
「サッカーは嫌い」と言う人がいます。
どうしてかっていうと、
「暴力的だ」と言うんですね。
まあ、古い話になるんですが、
キャプテン翼の若林君は、
「サッカーは格闘技だ」
と言っていました。
確かにそういう側面はあるんでしょう。

けれどもサッカーにだって、
素晴らしいスポーツマンシップは多くあります。
まあワールドカップ出場を決める試合と
単純に比較はできませんが、
ちょうど1週間前の5月31日に、
こんな試合があったんです。

それはイタリアで行なわれた
セリエAの最終戦、
「フィオレンティーナ対ACミラン」
の試合でした。

最終戦とはいえ、
決して消化試合ではありません。
3位か、4位かを決める一戦だったのですが、
勝てばチャピオンズリーグのシード権が
手に入ります。
4位であり、ホームで負けていたフィオレンティーナは、
たぶん反則をしてでも、
勝ちたい心情ではあったでしょう。

けれども残り時間がわずかになったとき、
フィオレンティーナのチームは
突然、
ボールを外に蹴り出しました。
「もう闘う意思はありません」
という意思表示。
サッカーではとても珍しいことです。

どうしてかといえば、
ちょうどこの試合は、
ACミランの
「マルディーニ」という選手が、
25年の選手生活に幕を閉じる
最後の試合だったわけです。
わざわざ彼のために、
敵のチームが
「花道」をつくったわけですね。
当然、
ミラノから離れたフィレンツェ。
客席を埋めるのは相手側のサポーター。
にもかかわらず、
スタジオはマルディーニ選手を讃える
大歓声に包まれました。

まあ、普通の選手だったらこうはなりません。
このマルディーニという選手、
ACミランで数々の功績を残してきただけでなく、
「人格が立派」
ということで大変な尊敬を集めてきました。

「相手を尊敬できない限り、
 自分が尊敬されることはない」

彼はそんな言葉を残していますが、
フェアプレーに徹し、
チームキャプテン、代表キャプテンとして、
選手たちも思いやった。
サッカーを通じた不正行為にも、容赦なく抗議し、
そのため一部の関係者と対立することもありました。

けれどもそんな真っ正直な姿勢が、
敵味方を問わず、
多くのサッカー選手やファンたちから、
支持を集めることになったんですね。

そんな真摯な姿勢、
どんな対立する立場でも、それを讃える寛大さ。
私たちは、こういう部分をこそ
見習わなければいけません。

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夏川が出会った「デキる人」たち」カテゴリの記事

コメント

いやー、すばらしいお話ですねえ。

「相手を尊敬できない限り、自分が尊敬されることはない」
ワタシの珠玉のコトバ集にスグ入れました!

投稿: マーくん | 2009年6月 8日 (月) 11時03分

コメントありがとうございました!
これからも「いい言葉」は、
どんどん紹介していきたいですね。

投稿: 夏川賀央 | 2009年6月 8日 (月) 13時13分

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