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2009年6月

ファラ・フォーセットさんに捧ぐ

先日、マイケル・ジャクソンさんが亡くなり、
このブログでも、
ちょっとした思い出を書きました。

世間的にも、
そっちがあまりに大々的に報道されたから、
こちらの「死」は、
小さな扱いになってしまいました。
でも、どちらかといえば、
私にとっては、
ずっとショックだったんです。

写真を見て、
わかる人は、わかる。
ファラ・フォーセットさんですね。

『チャーリーズ・エンジェル』
といえば、
ほとんどの人にとっては、
かのキャメロン・ディアスらが出た
映画なんでしょう。

でも、私が小学生のころか、
中学生のころか、
本シリーズがテレビでずっと
放映されていたんですね。
このときから生意気に
「海外作品好き」
になっていったのかもしれません。

ファラ・フォーセットさんといえば、
「永遠のセックス・シンボル」
なんん言われた人ですが、
私が中学くらいから
「映画」を観るようになったころ。
「女優と言えばファラ・フォーセット」
なんていう印象がありました。
ええ、本当に。

そうやって調べると、
「チャーリーズ・エンジェル」
だけでなく、
『キャノンボール』とか、
『スペース・サタン』とか、
「いかにも中高生が観そうな映画」
に数多く出ていたんですね。
懐かしい……。

知ってのとおり、
最近のフォーセットさんは、
「ガンの闘病生活」を
テレビ公開して話題になっていました。
内容には、
かなりショッキングな映像も多かったようです。

けれども、
そこまで「生」にしがみつく自分
をさらけだすことで、
同じ苦しみを持つ人に
勇気を与えたかった……。
「いま自分にできること」を。
一生懸命に模索した末での
チャレンジだったのだと思います。

ある意味、
「自分の死」まで「ネタ」にしようとする。
根っからの女優さんだったのでしょうね。

これも懐かしい名前ですが、
ずっと彼女を支えてきた元夫で、
往年の俳優、ライアン・オニールさんとの
再婚も伝えられたばかり。
予期されたことではあったのですが、
残念に思います。

若き日にいただいた「いい思い出」に
感謝するとともに、
安らかなご冥福をお祈りします。

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脳を活性化する「5色ボールペン」の力

前に「お誕生会をしていただいた」
という話をしたのですが
写真のペンは、
そのとき頂いたものの一つです。

見てのとおり、スゴいですよね。
これは「合体前!?」
ですが、
5色のボールペン。
赤、青、緑、紫、黒と
チョイスしていただきました。

これは三菱uniの
「STYLE FIT」
という商品だそうで、
じつは結構、
巷では流行っているとか。

5色のほか、3色のホルダーもあり、
色も数多くの種類の中から選べます。
しかもボールペンだけでなく、
サインペンやシャープペンも
組み合わせの中に入れられるそうです。

まさに一本あれば、
筆箱ひとつ分、全部揃ってしまいますよね。
手帳にぶらさげとけば、
かなり便利に使えます。

有名なトニー・ブザンの
「マインドマップ」
(『人生に奇跡を起こすノート術』きこ書房)
では、
ノートをビジュアルにすればするほど、
頭には入りやすくなる、
なんて書いてありました。

かつて現役東大生の女性と
『東大生が教える超暗記術』
(徳田和嘉子著、ダイヤモンド社)
という本をつくったときも、
やはりノートをカラフルに使うことが
提唱されていました。
こういうペンがあれば、
かなり有効に使えるかもしれません。

とはいえ、問題はこれを
「どういうふうに使うか?」
なんでしょうね。

かつて
「3色ボールペン術」
が流行ったときも、
真ん中の青の選択がわかりにくくて、
断念してしまった気がします。
ましてや5色もあると、
色をどうやって使い分けるか
難しいような……。

けれども、あんまり難しく考えず、
気分で色を駆使してみるのも
面白いのかもしれません。
試していけば、そのうち最善の
「色分け術」
が見えてくるかもしれません。

数ヶ月後のメモ効果を、
ちょっと楽しみにしてみます!

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スターの思い出————MAN.IN.THE.MIRROR

ここ数日、報道番組は
マイケル・ジャクソンさん、
の話題で一杯でしたね。

しばらく音楽活動もしていなかったし、
だいたいここ数年は、
ひどいことしか言われていなかったわけです。
それでもお亡くなりになると、
これだけの追悼の意が贈られます。
やっぱり大スターだったんですね。

まあ、
「大スターだったんですね」
なんて私が言うのは、
世代的に変な話かもしれません。
中学か高校か、
ともかく
『THRILLER』
が爆発的ヒットをおさめていたのは、
ちょうど洋楽が大好きだったころ。
そういう意味では、
リアルタイムで全盛期を見ているわけです。

けれども洋楽ファンでありながら、
私はあまり
「マイケル・ジャクソンの曲」
というのを、
積極的には聴きませんでした。
ようは、好みでなかった……、
ということなんですね。
まあ、
聴かなくても耳には入ってきてましたが。

ところが昨日、テレビを見ていて、
ふと
「そういえば、あの曲!」
と思い出したんです。
それは
『man in the mirror』
という曲だったのですが、
ここ数日の追悼番組では、
あまり使われてない気がします。

うる憶えなんですが、
かつてマイケル・ジャクソンが来日したとき、
日本で幼児殺害事件が
あったことがありました。
被害者の男の子が大ファンだったとのことで、
この曲が捧げられたかと思います。

そのときこの曲は、
私に衝撃を与えました。
なんせ、その歌詞。

「鏡の中に映っている自分を変えていこう……」

という感じだったと思いますが、
よく考えてください。
殺人事件の被害者に捧げられた曲。
その曲は、
平和を説くものでもなく、
鎮魂のメッサージでもない。
聴く当人に
「お前がまず変われ!」

訴えるものだったのです。
それは、他人事にテレビを見て
「可哀想だ」とか
「ひどい犯人だな」とか
ブツブツ言っている私に、
一抹の衝撃を与えました。

マイケルさん、
「私にどうしろっていうの?」
でも、
本当は一人ひとりが考えていかなきゃ、
世の中は何も変わらないんですよね……。

you tubeでこの曲は聴けますが、
ビデオクリップを観ると、
社会的なメッセージ性がかなりあるようです。
いずれにしろ、
それから長い歳月が経つ。
私は「作家」として、
ある種のメッセージを発信できる立場になる。
そしてスターはいなくなる……。

いまはただ、ご冥福をお祈りします!

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京極夏彦さんの描く「仕事のできる男」

[私、夏川賀央は、ビジネス書作家です。
 ふつうビジネス書作家であれば、

「仕事に役立つ本」を紹介していくのが筋だろうとは思います。
 けれども、夏川は“逆転発想”をテーマとして、いままで本を書いてきました。
 だから私の書評では、仕事に役立つかどうかを別にして、

「思考の土台を根本的に変えるきっかけになりそうな本」を選んでいきます。
 いったいどんなものが集まるか……それはわかりません。
 ただ集めておけば、自分に役立つかも、ということで、

 きわめて個人的な読書ノートをつくっていきます]

そこで、今回紹介するのは、

『前巷説百物語』
(中央公論社)
という本。

推理小説作家であり、
「妖怪」を題材にして
作品を描くことでも知られる、
京極夏彦さんの時代物シリーズ。
ノベル版の最新作ですね。

時代物というからには、舞台は江戸。
「小股潜りの又市」
という人物が活躍します。

この「小股くぐり」
というのは、
「口先八丁で言いくるめられる人」
ということのようですが、
まあ、今で言う
「詐欺師」に近いんですかね。

けれども、この又市さん、
普通の詐欺師とは違います。
あらゆる問題を、
すべて「化け物」のせいにして、
コトをおさめてしまうわけです。

たとえるなら、そう、
夏川が締め切りになっても、
原稿が上がらない。
「なぜ?」
と問われると、
「ちょっと宇宙人に攫われまして」
ということにするわけです。

「なのウソでしょう?」
と思いきや、
恵比寿の事務所前には
巨大な円盤の着陸跡ができているし、
周辺の人も「光る物体を見た!」
なんてことを言っている。
そして私の腕には、
なんと正体不明の金属が埋め込まれていて、
取り出したお医者さんは、
「これは地球上の元素ではない!」
なんて言っている。

ならば、ひょっとして……と。

こんなふうに「小股くぐりの又市」は、
あらゆるスペシャリストを活用して、
「すべては化け物のせい」
という大がかりな仕掛けを
つくってしまうわけです。
その手腕たるや見事なもの。

けれども、
どうしてそんな面倒なことをするかといえば、
「犠牲者を出さない」とか、
「すべての人が遺恨を残さないように」
という、
彼なりに考えを尽くした結果です。
解決する問題は
人の生死にかかわる深刻な問題ばかりで、
決して怠けた作家のために働いたりなどしません。

その辺の、彼なりの「考え方」も、
ビジネスパーソンにとって
非常に参考になるものかもしれませんね。

とても面白い小説ですよ!

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東京の象徴は、意外に「気持ちのいい応対」を体感できる場所

写真の場所、
まあ、あえて
「どこでしょう?」
なんて聞く必要もないと思います。

ご存知、
「東京タワー」
ですよね。

昨年末に、
この東京タワーは
50周年を迎えました。
それで今年から
リニューアルされて公開されております。

本日機会あって、
久々ここを訪れたんです。
で、
そのリニューアルの一環かどうか。
よくわからないのですが、
真っ先に感じたのが、

「ここの人たち、
こんなに丁寧だったかな?」

ということ。

なんせ入場すると
エレベーターガールの皆さんが、
こぞって歓迎してくれます。

で、展望台へ行くエレベーターに乗り、
空くと、その場所にも
きちんと出迎える人たちがいる。
やっぱり丁寧な挨拶。

さらに、お客さんが少なければ、
「こっちです」と
臨機応変に案内してくれるし、
たとえば相手が子どもだったら、
それなりに楽しく対応もしている。

決してマニュアルっぽいわけでなく、
それなりに気持ちいい感じなんですね。

エレベーターだけではありません。
「展望台のカフェ」
では、
「どら焼き+コーヒー」のメニューを、
「どら焼き」単体で売ってくれたよう……
(たぶん……ですが)
ですし。

売店街で間違ったレジに品物を持って行くと、
「これは向こうですね。こっちです!」
と。
わざわざ自分で商品を持って、
そっちに連れてってくれました。

まあ考えてみれば、
ここは世界中からお客さんの来る、
東京の観光名所です。
一流の応対ができるのは、
当たり前なのかもしれませんね。

まあ、機会があったら、
のぞく価値のある場所ではないでしょうか。

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「ウェブマガジン」をナメてはいけません

翔泳社さんの
「CAREERZINE」
というウェブマガで3回にわたって
『手っ取り早くデキる人になる
「真似」の極意』
という連載をさせていただきました。

今日はその最終回。
「『真似』の積み重ねが、
究極の『オリジナリティ』を作りあげる」
という内容が
アップされています。
詳しくはこちらをどうぞ。
http://careerzine.jp/article/detail/646

こちらの連載、
『仕事ができる人は
 仕事ができる人を真似ていく』

(講談社、写真)
という本の紹介も兼ねて、
やらせていただいたわけです。

最終的に書かせていただいたのは、
こういうこと。

「真似するという方法は、
『自分の外側の世界にあるもの』
を参考にしながら、
『本当に自分が望んでいる姿』
に近づいていくという、
『なりたい自分』になるための、
とても効率的な方法である」

そんなふうに考えれば、
たとえば毎朝、会社に行くときも、
「今日、何か自分が真似できるものに
出会えるかな?」
なんて
ワクワクして1日をスタートできるんです。
それだけで楽しいではありませんか。

まあ、そういう思いをこめて
連載していたのですが、
一つ勉強になったことがあります。

私はウェブマガジンの編集というのは、
やったことがありません。
だから具体的な技術はわからないのですが、
それでも文章を書いて、
サイトに載せるんですから、
いろんなワザが必要ですよねえ。

今回、翔泳社のWさん、
という編集者にお世話になったのですが、
なんせ仕事が速いんです。

夜の9時くらいに原稿を出すと、
すぐに
「ありがとうございます!」
という返事がきて、
その1時間後くらいに、
「校正用のページをアップしました!」
なんてメールが来ます。

「一体いつまで仕事してんのよ?」

そんなふうにも思うんですが、
即時性の求められるネット媒体の世界、
私たち紙媒体の人間より、
かなりスピード感覚には
長けていると思います。
この辺りは見習わなきゃいけませんねえ……。

Wさん、ありがとうございました!

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ジョン・コナーに学ぶ「上に立つ人の心得」

ジョン・コナーといえば、
ご存知の方はご存知でしょう。
映画『ターミネーター』で、
「人類の未来のカギを握る」
とされていた人物でした。

昨日は、時間の合間をぬって、
話題の最新作、
『ターミネーター4』
を観てきました。

さすがに第4作目ですから、
あまり期待はしなかったのですが、
なんのなんの。
結論としてこの映画、非常に
「面白い」です。

というのも、
ストーリーは踏襲しているものの
「いままでとはまったく別の映画」
になっているんですね。

考えていれば、
いつのまにか「ターミネーター」
というのは、
「シュワちゃんが、悪者ロボットと大格闘する映画」
になっていました。

でも、もとはといえば、
シュワちゃんは
「ジョン・コナーの誕生を阻む」
ために
未来から母親を狙ってやってきた、
抹殺兵器だったわけです。
当然背景には、未来における
「人間vs機械」の
壮絶な戦いがあるはず。
今作は、もうそっちの物語に
展開しているわけですね。

ということは、この作品、
ある意味でジョン・コナーによる
「第二の建国物語」
の一端なんでしょう。
アメリカでは不評だったようですが、
大河ドラマ好きの日本人には、
案外と好まれそう……。

で、主役のジョン・コナーです。
前作の頼りない感じとはうってかわって、
今回はクリスチャン・ベールが
渋く演じています。
(同一人物とは思えませんが…笑)

そこで彼がいかにして
「人類の指導者」になるか、
ということなんですが、
この映画で彼が考えるのは、
「いったい人類とは何だろう?」
ということ。

「そりゃ機械とは違うだろう?」
と思いきや、
今回の物語の重要人物として、
サイボーグに改造された元死刑囚が出てきます。
彼は過去の罪を悔い、
自分が与えられた命を
何とか意味あるものにしようともがく。
演じるサム・ワーシントンという俳優、
これが格好いいんですが、
彼は一体「人間」と呼べるのか?

一方で人類政府の人たちは、
犠牲者を何人出してでも、
勝利をつかもうとする。
これは果たして
「人間らしい」行為なのか。

「人類らしさ」が追求できたとき、
はじめて人類をたばねることができる。
大げさですが、
「人類」を
「会社」や「仕事」に置き換えたとき、
上に立つ人の考えねばならないことが
見えてくるかもしれません。

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「面白いお店」を知っておくと便利かも……

もう結構、時間が経っているのですが、
じつは夏川、
数週間前に
「誕生日」というものを
向かえています。

もう一人、
5月の末に誕生日を向かえた方もいて、
どこで知ったのか
「合同の誕生会をやりましょう」
ということで、
「人生作家倶楽部」や
「作家養成講座」の生徒の皆さんが、
今日は
「お誕生会」
を開いてくれたわけです。

もうずっと前のことなのに、
プレゼントも、たくさん
いただきました。
本当に皆様、
どうもありがとうございました!

で、
この場所というのが、
またスゴかったんです。

東京は世田谷区の
「新代田」という場所なのですが、
「中級ユーラシア料理」
という変な看板が出ています。

で、入っていくと、
じつにここが不思議。
それこそ中近東のような
やたら天井の高い部屋。
壁にはヨーロッパ中世の宗教画や、
怪しい民族衣装のようなものが
かかっています。

それと何故か、
かの「Kiss」のソフト人形も……。
一体なぜ?

まあ、そんな場所で、
出てきたのが、
写真のような料理。

これは
「ターメイヤ」
という
豆を使ったエジプト風の
コロッケなのですが、
本当に久々に食べました。

学生のころ、現地にいたとき、
毎朝これを食べていた気がします。
でも、こちらはトマトソースでアレンジされ、
じつに美味。
その他、店は怪しいけれど
出てくる料理は流石。
こういうお店を知っていると、
一風変わったおもてなしもできて、
便利ですよね……。

こんお店は、
ブログでもよくコメントをくださる
「マーくん」さんの
セレクトです。
「昔、この近くに住んでいた」
とのことでしたが、
近所に面白い店があれば、
ぜひ押さえておくと、
重宝するかもしれません!

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ネガティブな環境だからこそ、「明るい人」が光る

私の母親が
「目の手術」をした関係で、
渋々ですが月に1回くらい、
母を病院に車で連れていきます。
まあ、検査で目が不自由になるし、
「作家は自由がきく」
ということ。
仕方ありませんよね。

けれども、この病院。
あまり積極的に
「行きたい場所」
ではありません。
日本の医師会の問題を浮き彫りにしている、
のかもしれませんが、
とにかく
「待たされる」んです。

なんせフロアは患者さんで一杯。
半日くらい待たされると、
さすがに誰もがギスギスするのでしょう。
ちょっとイヤ〜な空気が
ただよっています。

けれども、
そんなネガティブな場所だからこそ、
逆に輝く人もいるんですね。

まず写真は病院に付属する
「薬局」ですが、
入っていくと受付の若い女性が、
わざわざ番号票を持って
迎えにきてくれます。

「今日はありがとうございます!
込み入っているため、30分くらい
時間がかかると思います。
どうぞ腰をかけて、お待ちください!
何かあったら、
気軽に私に声をおかけくださいね!」

そういう言葉。
話し方も、とても明るいんですね。
ならば、
「まあ、待ちますか」
という気持ちになります。

もう一つは隣の駐車場。
こちらも狭いスペースに、
車がすし詰め状態で、
あまり嬉しくありません。
けれども先とはうってかわって、
今度は70代くらいのお爺ちゃん警備員が、
やっぱり出迎えに来てくれる。

「おう、いい車だな!
ご苦労さん。オレが清算してきてやるから、
準備しな」と。

やはり元気いっぱいです。
しかもお釣りを出すときは、
「ハイ、300万円」とか。
ちょっと、お茶目(笑)

で、車を出そうとすると
「狭いからオレが誘導するよ。
バ〜ック! オーーライ! オ〜〜ラーイーー!」

もう近所中に聞こえるくらい、
声がデカいんです。
まあ「不快モード」は、
一気に吹っ飛びますわ……。

どんな環境でも、
「気持ちよく」
相手に接すれば、
その気持ちは受けとめられるんです。
明るい2人に、
まざまざとそのことを
教えていただきました。


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思いつきで「古墳」を見に行ってみる

たまに気まぐれで、
気分転換をはかる私です。
先日の晴れた日、
なんとなく愛車プジョーに乗り込み
その場で思いついたのが
「古墳」の二文字。

えっ?
ですがそれから数時間。
写真は埼玉県の
「さきたま古墳公園」
にある
「稲荷山古墳」です。
いわゆる
「前方後円墳」
というやつですが、
文字が彫ってある鉄剣が見つかって
有名になったところですね。

本には何度か書いているのですが、
じつは夏川、
大学時代は「考古学」という
いまのビジネス作家と
まったく関係のない勉強をしていました。

ですから「古墳」にも、
一定の知識はあるのですが、
とはいえエジプトを学んでいた私とは
専門外。
「さきたま古墳群」
があることが知られるこの地も
訪れるのは初めてでした。

まあ長年、
来たかった場所ではあったんですね。

そして来てみれば、
大きなだだっ広い平原に、
いくつもボコッボコッと、
古墳が突き出している。
この光景を見ると、
まったく非現実な世界に
迷い込んだ気持ちにはなります。
まあ、ギザのピラミッド……
とまではいかなくても、

古代の日本人、
なかなかやるじゃん!

という気持ちにはなりますわな。
この感覚を味わうだけでも、
行ってみる甲斐はあるかもしれません。

ただ過去の豪族の象徴たる墓も、
いまや地元の学生が足腰を鍛える、
ちょうどいい
「運動場」
になっておりました。
なるほどねえ。

けれども、この学生たちが、
観光客を見ると、
「こんにちは!」
と声をかける。
実に気持ちいいんですね。
これはこれで一つの発見でした(笑)

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男性必見の、自信をつける法則!?

再び、編集協力した本が
発売になりましたので、
紹介させていただきます。

といって、「ゆるす」とか
「ありがとう」という流れの中で
一気にオチ(笑)
のようで申し訳ないのですが、
こういう本です。

『ポケット版
 モテる男になる魔法の力』

(かんき出版 本体952円)

著者はこのブログではお馴染み、
「口ぐせ博士」こと
佐藤富雄先生ですね。

編集協力した、といっても、
それは随分、昔の話。
というのも「ポケット版」とあるように、
本書は2005年に
単行本として出たものなんです。
それが新書サイズになって
再発行されたんですね。

こういう場合、編集協力者でも、
印税がちょっとだけ入ってきます。
なんとも美味しい仕事ですよね(笑)

そこで内容なんですが、
完全にこの本は、男性向けです。
オビにあるのは、
こんな言葉。

「仕事に女性に自信がつく!」

仕事ができるようになって
女の子にモテモテ、
男性にとってこれほど理想なことは
ございません。

けれども本書は、
単なるモテ本ではない。
ドクター佐藤の本ですから、
やっぱり科学的な見地から見た
自己啓発書になっています。

異論のある方もいるかもしれませんが、
やはり男性は、
進化の中で、
「獲物をとる存在」
として進化してきた。
だから狩猟能力のある男性が、
「優秀」とされ、
当然、女性にもモテる。
それ以上に
「自分にその能力がある」
と自信を持てる人が
成功のきっかけをつかんできたわけです。

かつての「狩猟」が、
現在は「ビジネス」になった。
その中でどれくらい
「自分を自信の持てる存在」
にできるかが、
男性の成長を大きく左右してきます。

ただでさえ最近は
「草食系」
なんていって
男性パワーが落ち込んでいる世の中。
「男性よファイト!」
ということで、
ぜひ読んでいただきたい一冊です。

……でも、
じつは最初に本が出たとき、
「いい男」
を見分けるために
女性のほうが多く読んでいる……
なんて話もあったりして(笑)


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「ゆるす」ことで、人は自由になれる?

[私、夏川賀央は、ビジネス書作家です。
 ふつうビジネス書作家であれば、

「仕事に役立つ本」を紹介していくのが筋だろうとは思います。
 けれども、夏川は“逆転発想”をテーマとして、いままで本を書いてきました。
 だから私の書評では、仕事に役立つかどうかを別にして、

「思考の土台を根本的に変えるきっかけになりそうな本」を選んでいきます。
 いったいどんなものが集まるか……それはわかりません。
 ただ集めておけば、自分に役立つかも、ということで、

 きわめて個人的な読書ノートをつくっていきます]

そこで今回、紹介するのは、

『ゆるすということ』
(サンマーク文庫)
という本。

精神医学者の
ジェラルド・G・ジャンポルスキー
という人が書いた
「ゆるす」ための方法論ですね。

なぜ、この本を紹介したかといえば、
先日『アイシテル』
というドラマの最終回を見たんです。

小さな子どもを殺してしまった少年の母親が、
ついに被害者の母親に出会う。
必死に頭を下げ、涙する少年の母親に、
被害者の母親は言う。

「もう止めてください。
あなたがどんなに苦しんでも、
それで私たちの心が
癒されることはないんですよ……」

印象的なシーンでした。

最近は、こういう事件も
つくりごとではないですよね。

今日の朝、テレビを見ていると、
ホームで人を突き落とした少年の遺族が、
「最高刑は出たんだけれど、
少年法による判決では軽すぎる」
と、
理不尽を訴えていました。
もし自分だったらと思うと、
極刑すら要求するのかもしれません。
気持ちはよくわかる気もします。

けれども、そうなれば、
納得して心が満たされるのか?
亡くなった人は帰ってこないのです。
そんなに簡単ではありません。

かつては人間社会、
「殺されたら殺しかえす」が。
やはりルールだったようです。
けれども、それでは心も満たされないから、
「一家全員を皆殺しだ」
といって、
復讐をエスカレートさせる。
やられたほうもたまらないから、
「報復戦だ!」
となる。
それじゃあキリがないから、
命一つには、命一つ。
目には目を……と決めたのが、
歴史上最初の法典、
「ハンムラビ法典」
の原型だったそうです。

結局は、
刑に刑をでは何も解決にならない。
だから本当に必要なのは
「重罰化より、被害者ケアではないか」
と、
いまお仕事をさせていただいている
司法試験のカリスマ、
伊藤真先生も
おっしゃっていました。

『ゆるすということ』の中で
ジャンポルスキーは、
「ゆるすことで過去から解放され、
いまこの瞬間を100パーセント生きる
喜びを味わえる」
と言います。
それは殺人事件などでなく、
私たちが過去において体験した、
「ゆるせないこと」
についても、
全部そうなのでしょう。

『アイシテル』のドラマの中で
被害者の父親役である佐野史郎さんは、
「憎むべき相手は、結局のところ
自分たちの心の中にしかいない」
と言っていました。

難しいことですが、
私たちが「未来」と向き合うために
「ゆるすノウハウ」は、
必要なのかもしれませんね。


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「行列のできるラーメン屋さん」で学べること

先日は某所にある
「行列のできるラーメン屋さん」
に行ってきました。

まあ、有名なお店ですから
知っている人は知っている場所。
イベントに参加するような気持ちで、
私も十五分かそこらですが、
列に並ばせてもらったわけです。

でも、見ていると面白いんです。
たとえば、一つの席が開いた。
一人のお客さんを入れるのかな?
と思えば、放りっぱなし。
あれ? と思うと、
すぐに隣のカップルの席が空く。
そこに、
次に待っていた家族三人のお客さんが、
ピッタリ入る……。

普通なら、
カウンター席だけなんですから、
バラバラになりそうですよね。
けれども、そうならない。
あらかじめ人数を確認し、
「お客さんの配置の仕方」を
ちゃんと計算しているわけです。

そうやって見てみると、
ラーメン屋さんのスタッフは、
たったの四人。
けれども見事な分業体制が出来ています。
つくる人、盛りつける人、運ぶ人……と、
ときおりフォローしたりしながら、
連携がじつにいい。

そして肝心の
「お客さんの配置の仕方」
ですが、
ちゃんと一人の女の子が
その仕事を担当していました。
しかも机の上にボードのようなものがあって、
何やら色分けしたコマ配置が
巧みに動かされている……。
その様子は、
まるで日本代表の岡田監督(笑)
見事な采配でありました。

「ラーメン屋さん」
といえば、
普通は「つくる人」だけ優秀なら、
「それでいいんじゃないか」
と思ってしまいます。
でも、
たとえばカップル二人でお店に来て、
バラバラの席で食べたりしたら、
あまりお店にいい印象は持ちませんよね。
また、
いくら人気があるからといっても、
並ばされ過ぎなのはどうかと思います。

ですから、この辺の
「人さばき」にも
プロフェッショナルを置く……。
味だけでなく、
こういうところにも気を遣っているから、
長く人気店でいられるのかもしれませんね。

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究極のビジネススキル……「ありがとう」力

編集協力させていただいた本が
発売されましたので、
紹介いたします!

数日前のブログでも
20周年パーティのことを述べましたね。
その株式会社KURUUKUグループの
創業者であり代表取締役社長。
福原裕一さんの

『「ありがとう力」で会社は変わる』
(大和出版 本体1400円)

という本です。

KURUUKU(くふ楽)
というのは焼き鳥屋さんのチェーン店ですが、
その他に別業態の外食産業をいくつか。
さらにコンサルタント事業や
学習塾の運営も
グループでは行なっています。
その他、福原さんは
ラジオ番組でパーソナリティを務めたり。
またNPO法人
「HAPPY&THANKS」も立ち上げて
「ありがとうの輪を広げる」
という
活動をしていらっしゃいます。

大変な方なんですね。

でも、
この「ありがとう力」って、
一体、何なのか?
「お客さんに感謝する」
といった単純な話ではありません。

本ではその能力を、
こんなふうに定義しています。

「個人にとっては、
仕事全体を本当に楽しく、
価値のあるものに進化させる」

「経営者にとっては、
会社の売上をただ上げるだけでなく、
いつまでも持続可能である
強固な組織をつくりあげる」

前者は
「個人のモチベーションの源が
『感謝』である」
ということ。
後者は
「会社の理念の根底が、
『感謝』である」
ということでしょう。

だからこの会社では、
ほとんどの社員の口ぐせが
「ありがとう」
とくに上の人になればなるほど、
その言葉が自然に出てきます。

私も何度か本社を訪れましたが
「みんなが楽しそう」
というのが、その特徴です。
第一、入れ替わりの激しい飲食産業で、
3年間の離職率が
5パーセントというんです。
ほとんど社員が辞めていかない会社。
これは珍しいでしょうね。

けれども、
「ありがとうの空気」
をつくるには、
それなりの「仕掛け」が必要になります。
本書はそのためのノウハウを、
惜しみなく公開しているんですね。
ビジネスパーソン個人にも、
経営者や管理職の方にも、
かなりお勧めの本です!

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いかにバカバカしくても、生きることには価値がある?

久々、レンタルで見た映画を
紹介してみましょう。

コメディなんですが、
ちょっとブラックな作品。

『ダーウィン・アワード』

というものです。

この映画のテーマである、
「ダーウィン賞」
って、
聞いたことがあるでしょうか?

何でもウィキペディアによると、
80年代から
「そういう賞が密かにある」という
都市伝説があったとのこと。
いまや正式にそれを認定するサイトも、
多くできているとか。

で、どんな賞かといえば、
「世界で最もバカバカしい死に方をした人」
に与えられる賞だとか。

たとえば映画に出てくるのは、
「強化ガラスの強度を試すために、
高層ビルの窓ガラスに突進して落ちた人」
とか
「自動販売機のカンを下から取り出すこと」
に生きがいを感じていた人が、
「腕が抜けなくなって、もがいているうちに
下敷きになった」とか。
まあ、笑うに笑えない……。

ちなみに皮肉っぽいのですが、
「バカな遺伝子を自ら消去し、
そのぶん人類に貢献した」
ということで
「ダーウィン賞」だとのことです。

で、この映画の主人公は、
そんな哀しい運命をたどった人を研究し
「生きるってどういうことなんだろう?」
と、真面目に考えてしまうわけです。
そして、
FBIの心理捜査官から
保険の調査員となり、
「変な死に方をした人の生きざま」
を追求していく。
「ああ、なんてこいつら、
素晴らしいヤツらだったんだ……」と。

何だそりゃ?
……って感じですが。
とにかく不謹慎な言い方ながら、
「アホな死に方」
をしたとしても、
「やっぱり人生は素晴らしいんだ」
と言うことができるか?
その不条理な疑問を
コメディタッチで描いた作品なわけです。
ある意味、
ダーウィン賞の皮肉に対する
アンチテーゼなのかもしれません。

生きる意味をバカバカしくも
考えてみたくなる……、
ちょっと不思議な作品ですね。

またこの映画、
ジョセフ・ファインズの「ボケ」と、
ウィノラ・ライダーの「ツッコミ」が、
じつに見事なんです。
とくに血を見て気絶するファインズは、
往年のコントを見ているような……。
そこだけで
「一見の価値あり」かもです。

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なんでも「組み合わせて」発想してみると……

先日、ある方に
「整髪料」のような感じの
ビンをいただいたんです。

何だろうなこれ……と、
キャップを外そうとすると、
それが伸びる。
で、ビンの部分を取ると、
あら不思議。
これが「折り畳み傘」なんですね。

面白いものがあるものです。
それを見つけるセンスもなかなか。
感謝感激でした。

まあ、この傘のように
「組み合わせてみる」ことで、
アイデアが広がることはあります。

写真は我が甥っ子が
滑り台を滑ろうとしているところですが、
滑る部分がガラス張りのようになっているの、
わかるでしょうか?

じつはこれ、
「水槽」
にもなっているんです。
中ではちゃんと熱帯魚が
泳いでいたりする。
まあ、魚がどう思っているかは知りませんが、
「お魚と遊ぼう」
という
コンセプトなんですね。

この施設は横浜中華街の中にある
「よしもとおもしろ水族館」
に付属した
「さかなの赤ちゃん水族館」
の中にあります。

魚やカメなどの
「赤ちゃん」が集められていたり、
かのクリオネもいたりと、
それなりに珍しいものはいるのですが、
それ以上に
「さすが吉本興行」という
組み合わせの妙が
ここでは面白かったりします。

たとえば水槽の中に
「お寿司やさん」
がつくられていて、
そこでヒラメや鯛などの
「寿司ネタ」
になる魚が泳いでいたり……とか。

よく言われる話ですが、
「ポストイット」
というのも、
「貼ってそのあとで剥がせる糊」
をつくったけれど、
用途が不明でボツになってしまった。
ところが趣味で聖歌を歌っている人が、
「紙を栞のように貼っておくと便利!」
なんて気づいて、
それが大ヒットに結びついたとか。
こういう
「組み合わせのアイデアによるヒット」
は、
よくあることなんですね。

この水族館、吉本らしい
「かなり強引な発想」
に溢れてますので、
ちょっとした思考訓練に訪れるのも
面白いかもしれませんよ。

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まず「人にできること」を考えてみる

私の知人に、
「ジー・トライ」
という
「刺繍」を扱っている会社の社長、
合田さん、
という人がいます。

まだ四十代前半の若手ですが、
この社長さんが実に面白い方。
お仕事のかたわら、
三味線を習ったり、
セスナの免許を取りに行ったり。
人脈も非常に豊富に持っている方です。
私はいくつかのセミナーなどで、
ご一緒させていただきました。

で、先日、数人で
飲みに行ったときのことです。
「人脈はどうしたらできるんですかね」
なんて話になりました。

そのとき合田さんは、
「タライの話を知っていますか?」
と、言ってたんですね。

タライでも、洗面器でもいいのですが、
その中に入っている水を、
自分のほうへ持って来ようとしてみてください。
一生懸命に水を掻いても、
あんまりうまくはいきません。

でも、
逆に向こうへ水を、
送ってやるようにしてみるんです。
すると、どうなるか?
向こうへ行った水が
あっち側の水を押し流し、
タライの両側から
グルリと水が返ってきます。

「人脈っていうのは、
こういうふうに、
まず自分が何かを送っていることが
重要なんだよ」

ということなんですね。

でも、具体的にじゃあ何をするんだ?
と思います。

そこで、
写真を見ていただきたいんです。
これは合田さんの会社でつくっている、
「刺繍グッズ」の山。
変わったワンペンとか、
おかしなキャラクターグッズが
一杯あります。

「こんな面白いものがあるんですよ。
どうぞ受け取ってください!」
と、
相手を喜ばせるために、
これだけの「用意」を
ちゃんとしているんですね。

もちろん、それをやるのは、
合田さんが「刺繍」の専門家だから。
「自分ができることで、
相手を喜ばせることは何か?」
を考えているわけです。
それで
「刺繍と言ったら、合田さん」
というイメージができれば、
ちゃんと「返ってくるもの」だって
大きくなるのでしょう。

『成功しちゃう「人脈」は
じつは公私混同ばかり』
(ナナ・ブックス)
にも書いたことですが、
こんなふうに
「自分が相手に役立てること」
を考えることが重要なんですね。

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「ドーナッツプラント」の“お釣りの渡し方”に学ぶ

「ドーナッツプラント」
(DOUGHNUT PLANT)
というドーナツ屋さん、
皆さま、ご存知ですよね。

もともとは、
ニューヨークで生まれたドーナツ屋さん、
だとのこと。
東京を中心として、
いまや各地に広がっています。

で、このショップが
恵比寿の駅ビルの中にあるものですから、
打合せから戻ってきたときで、
小腹が空いたときなどに、
私もときどき
コーヒーとドーナツを買うことがあります。

そこで、たまたまこの前、
1万円札を出して購入したときです。
そのお店では、
こんな「お釣り」の渡した方をしてくれたんです。

九千いくらのお釣りです、
といって、お札を広げる。
そこで
「お願いします!」
と一言。
すると後ろの店員さんが、
持っているお札を読み上げます。
「1、2、3、4……9千円OKです!」
そうして
「お釣りです」と言って、
こちらに渡してくれます。

まあ、こんな感じですが、
「へえ」
と感心してしまったわけです。

これが、たまたまなのか。
全店で行なわれていることなのか。
それはよくわかりません。
ただ思い出したのは、
前に出版社にいたときのこと。
私は、
「ダブルチェック」
というのを義務づけていた
会社にいたことがあります。

これは「タイトル」とか
「著者名」などの、
「印刷するときに間違ってしまったらアウト」
の部分ですが、
それを校正するときに、
必ず自分と他の誰かにチェックしてもらう、
というもの。
チェックしたときはハンコを押してましたが、
2人分ない場合には、
原則として受け取ってもらえないわけです。

もちろん「間違いを防ぐため」ですが、
ここではお釣りを渡すときに、
お客さんの目の前で実践している……。
これだけで
「信頼できるところなんだな」
と、思ってしまいますよね。

しかもよくお客さんに、
「お釣りをご確認ください」と、
渡してくれるところはあります。
でも、
私などは面倒くさがって
「ああ、大丈夫でしょう」と、
そのままお財布に入れてしまう。

こんな渡し方をすることは、
お客さんの「面倒」も
取り除いてくれるわけです。
これは「思いやり」とも言えますよね。

ただ、仮に間違ったら、
お店の全責任になる。
お客さん任せにしておけば、
言い逃れはできる。
そこまでのリスクを
お店が背負うことで、
「信頼性」
を売ることができるわけです。
これは立派なサービスの
一つなのではないでしょうか。

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「自分らしく」することが、会社にとっても一番いい!

編集協力させていただいた本が
発売になりました!
ご覧のあたたかい感じのカバー。

船井総研のコンサルタント、
五十棲剛史さんの

『仕事でいちばん大切にしたい
たったひとつのこと』

(ビジネス社 本体1300円)

という本です。

この本の趣旨は、たった一つ。

どんなビジネスパーソンも
「自分らしさ」
を追求すべきだ!

ということです。
その理由は、簡単。

そのほうが
「自分」にとってだけでなく、
自分がかかわる「お客さん」にとっても、
さらに自分が所属している「会社」にとっても、
「一番いいこと」であるから、
なんですね。

でも、会社に入ったら、
その会社のカラーであるとか、
上司の考えであるとか、
その他諸々の面倒なしがらみにとらわれて、
徹底的に自分を抑えなければ、
いけないのではないか……?

まあ、ドロップアウトした私などは
ついそう思ってしまいます。

けれども、五十棲さんの言うことは違う。

もちろん会社の理念と合致することは前提だけど、
自分らしく仕事ができなければ、
本当に自分が貢献できる人に貢献できないし、
持てる最大の力も発揮できない。
だいいち楽しくないでしょう!
……ということなんです。

五十棲さん自身、
コンサルタント業界の草分けである
船井総研に入社し、
若くから独自の方針を貫いてきました。
それが「イソズミマジック」などと、
もてはやされたこともあります。

けれども、重要なことは、
それで、会社から飛び出し、独立して……
なんてことはやらなかったわけです。
「会社」という環境を
「自分にとって居心地のいい場所」
に変えていき、
「会社と自分、双方がともに発展していく」
というスタイルを貫いてきた。
現在は取締執行役員として、
マネジメントにも大きくかかわっています。

これはコンサルタントという特殊な仕事ではなく、
「個々の『自分らしさ』を
追求できる会社でなければ、
これからは生き残れない」
と、
五十棲さんは言います。

「会社」と「個人」の関係は、
これから大きく変わっていくのかもしれませんね。

それはすべてのビジネスパーソンにとって
「朗報」なんだと思いますよ!

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「CAREERzine」で私の短期連載が始まりました

翔泳社さんが発行している
転職&キャリアップのためのウェブマガ
『CAREERzine』で
今日から3週にわたり、
集中連載をさせていただくことになりました。

それが、こちらになります。
http://careerzine.jp/article/detail/618

まあ、見ていただけば一目瞭然、
なのですが、
内容は新刊
『仕事ができる人は、仕事ができる人を真似ていく』
(講談社)
の、ダイジェストになります。

テーマは、
『手っ取り早くデキる人になる「真似」の極意』
ということで、
ようは
「積極的に他の人を真似て、自分の実力をつけよう」
ということ。

ただ本を読んでくださった方はご承知のとおり、
真似を「成長」に結び付けるには、
ある種の「意識変革」や
「考え方の見直し」も必要になります。

真似する技術というのは、
イコール、
「他人がやっていること」を
「自分ができること」に
変換する技術なんですね。

今回の第1回は、
「真似できなくなっていませんか?
 成長は素直な真似から始まる」
という内容で、
まずは考え方についてのべています。

で、いまのところ予定しているのは、

第2回
「ビジネス書を読んでも成長できない!
『真似』を『勉強』につなげる方法」
で、「真似の手順」
のようなものを考え、
第3回
「真似とオリジナリティの話」
で、目指べきすところを
追求しようかと。

来週、さ来週と続きますので、
楽しみにしてください!

けれどもこのように
「一度書いたもの」を
再びダイジェストで書いてみると、
新しい発見がどんどん出てきますよね。
「書くたびに人は成長していくんだよ」
とはよく私も言うのですが
実際やってみると、
まさに体感できます。
これを新しいテーマにも、
どんどんつなげていきたいですね。

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佐藤・西田対談——あらためて「言葉の力」を考えてみる

毎度、私がお世話になっている
ドクター佐藤こと佐藤富雄先生が、
現在発売中の『致知』という雑誌の
「7月号」を送ってくださいました。

じつはこの中で、
佐藤先生は
西田文郎先生という方と、
対談をしております。
その西田先生も、
以前、仕事でお世話になった方。
私にとっては、
「ダブル師匠さま対談」(笑)
のような形であるわけです。
そりゃあ紹介しないわけには
いきませんよね。

ということで、あらためて考えますと、
「口ぐせ理論」の佐藤先生に、
「ツキ(No.1)理論」の西田先生。
その理論には共通するところがあります。

『致知』の冒頭には、
次のように記述されています。

「ともに人間の脳の働きに着目、
その活性化によって意識を変え、言動を変え、
人生を変えようと提唱する
佐藤富雄氏と西田文郎氏。
多くの人々の夢を実現へと導いたお二人に、
人生をひらくための法則をお話いただいた」

お二人とも、
「作家であり、できるビジネスマン」
ということでは共通するんでしょうが、
佐藤先生は、やはり「研究者」
という側面が強いものですから
アカデミーをつくったりして
「理論の普及」のほうに力を注いでいる。
一方で西田先生は、オリンピック日本代表の
女子ソフトボールチームを指導したことでも知られるように、
専門はメンタルコーチです。
ですから、
むしろ「個々人の能力開発」
のほうが主になるのでしょう。

そこで「指導」という立場から、
西田先生は「プラス思考」になることの
難しさを明かしています。
つまり「マイナス思考」の人がいくら本を読んでも、
すでにネガティブ解釈は、
個人の“確信”になっている。
なかなかうまくいかない……。
そこで「かも理論」というものを
現在、広めていこうとしているとか。

おそらく佐藤先生が「言葉」による
「口ぐせ」にこだわってきたのには、
まさにこういった意識の部分を
脳のメカニズムから
科学的に変えようとする試みだったのでしょう。

「いまの言語心理学や
大脳生理学のベースに照らしていえば、
言葉に出したものは自分の意識を形成して、
その意識があなたの人生をしていきます」

言葉から自分を変えていく……、
ということですね。

お二人とも面白いのは、
キリスト教や仏教のような宗教が、
人の意識を改革していく方法を
古くから活用していたと述べているところ。
案外とヒントは、
古人の知恵の中にありそうです。

『致知7月号』
は現在発売中のようですから、
ぜひ興味のある方は
ご覧になってみてはいかがでしょうか?

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KUURAKUという会社で聞いた、心温まるエピソード

もうすぐ大和出版さんから
福原裕一さんの著書
『「ありがとう力」で会社が変わる』
という本が発売になります。

この本に編集協力させていただいた関係で、
昨日は、
その福原さんが社長を務める企業
「KUURAKUグループ」
の創業10周年パーティに
招待されて行ってまいりました。

KUURAKU=「くふ楽」
というのは、
じつは「焼き鳥屋さん」のチェーンです。
でも会場は、新しく経営を始めた
お洒落なレストラン。
場所は海浜幕張だったのですが、
映像をふんだんに使って、
楽しいパーティが催されました。

じつをいうと、
「会社の社長さんの本」をやる場合、
いつもその会社の広報さんには、
非常にお世話になります。
今回もMさん、
という人にお世話になったのですが、
まだ入社数年の二十代女性でありながら、
なかなかのやり手、
肩書きもついています。

「スゴいなあ……」
と思ったのですが、
じつは彼女はもともと店舗のほうにいて、
「頑張っているんだけど、
自分にどうも自信が持てなくて……」
という状況だったとか。

そんな彼女に、お店にいた上司が、
ある「命令」を出します。
何かというと

「実家に戻って、自分の生まれたときのことを聞き、
それをレポートにまとめてきなさい」

というものだったんですね。
福原社長が提唱している方法論の一つです。

そこで振り返ると、
じつは彼女には
「自分が生まれたことで両親に迷惑をかけた」
という思いがあったそうなのです。
経済的に親に負担をかけた……と。
でも実家で話を聞くと、
その状況はまったく違う。
「お金が大変だったけど、あなたが生まれたから、
 私たちは『もう一度、頑張ろう』って決めたのよ」
そう母親に、しっかり言われたとか。

で、これを機に彼女は
「そんな自分なんだから、しっかりしなきゃ」
と、
仕事に真摯に取り組むようにした。
その姿勢がいつのまにか上層部の目に留まり、
本社の広報役に抜擢された……、
ということなんです。

過去に立ち返って自信を取り戻させる……。
なかなかスゴいことをしますよね。
でも、
「人を育てる」っていうのは、
本当はそういうことなのかもしれません。
単に「仕事を教えればいい」ってわけじゃ
ないんですね。

KUURAKUのこういうエピソードは、
私たちに大切なことを教えてくれます。
福原社長の本も、
ぜひ楽しみにしてください。

なお、関係ないのですが、
写真は幕張の本社のあるビルの展望ラウンジから、
千葉ロッテ・マリンスタジアムの
方向を撮ったもの。
こんなふうに見えるんですね。
キレイな場所です。

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人の行動を最も「シンプル」に考える方法論

[私、夏川賀央は、ビジネス書作家です。
 ふつうビジネス書作家であれば、

「仕事に役立つ本」を紹介していくのが筋だろうとは思います。
 けれども、夏川は“逆転発想”をテーマとして、いままで本を書いてきました。
 だから私の書評では、仕事に役立つかどうかを別にして、

「思考の土台を根本的に変えるきっかけになりそうな本」を選んでいきます。
 いったいどんなものが集まるか……それはわかりません。
 ただ集めておけば、自分に役立つかも、ということで、

 きわめて個人的な読書ノートをつくっていきます]

そこで今回紹介するのは、

『行動分析学入門』
(杉山尚子著・集英社新書)
という本。
著者はこの分野における、
大家の方であるようです。

「行動分析」って、
言葉では聞いたことはありますよね。
でも、
「心理学の一分野なんだろうな」
ということで、
その方法論は知らない方が大半と思います。
私もそうでしたが、
この本はまさに入門書と言えるものでしょう。

で、私が理解するところ、
その考え方は、
その「行動」から他人への対処を考える
いたってシンプルなもの……
ではないかと。
つまり、
考えてもキリのない
「相手の感情」をさておいて、
行動だけで解釈してみるんですね。

たとえば、
ときどき私の事務所には、
3歳になった甥っ子が遊びに来ます。
そうするとたまに、
机の上をかき回したりする。
なぜかっていえば、ようするに
「構ってほしい」「注目してほしい」
ということなんですね。

これを単純化すると、

「構ってもらえない」→「机の上をかき回す」→「構ってもらえる」

という行動の結果が、
彼のメリットになっている。
それだと叱っても、
あるいは無視しても、
根本的な解決にはなりません。
まあ、いちばんいいのは、
「最初から構ってあげなさい」
ということでしょうね(笑)

まあ、
相手の気持ちをいくら考えたって、
どうしていいかわからないことはあります。
そのとき「行動」だけを単純化してみれば、
少なくとも対処の仕方は
考えつくことがある。
「行動分析」という思考法では、
その辺の対処の仕方が明確になります。

本書で学べるのは、
「好子=その行動が好ましいからやる」
「嫌子=行動しない場合に起こることがイヤだからやる」
という二つから、
人間の行動を解釈する技術。

「相手への対処の仕方をシンプルに導き出す」
という点で、
ビジネスパーソンにも、結構、
役立つのではないでしょうか。

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引退した偉大なサッカー選手に学ぶ

昨日の夜は、
ワールドカップ最終予選がありました。
ウズベキスタンを破った日本代表、
見事に南アのワールドカップ出場、
いちばん乗り。
「よくやった!」という感じですね。

ただ残念ながら、試合内容は、
お世辞にもいいとは言えませんでした。
何よりボールを支配できず、
イラシラしたのか、後半は反則を乱発。
あげく退場者まで出してしまいました。
この辺はいただけませんでした……。

私の知人に、
「サッカーは嫌い」と言う人がいます。
どうしてかっていうと、
「暴力的だ」と言うんですね。
まあ、古い話になるんですが、
キャプテン翼の若林君は、
「サッカーは格闘技だ」
と言っていました。
確かにそういう側面はあるんでしょう。

けれどもサッカーにだって、
素晴らしいスポーツマンシップは多くあります。
まあワールドカップ出場を決める試合と
単純に比較はできませんが、
ちょうど1週間前の5月31日に、
こんな試合があったんです。

それはイタリアで行なわれた
セリエAの最終戦、
「フィオレンティーナ対ACミラン」
の試合でした。

最終戦とはいえ、
決して消化試合ではありません。
3位か、4位かを決める一戦だったのですが、
勝てばチャピオンズリーグのシード権が
手に入ります。
4位であり、ホームで負けていたフィオレンティーナは、
たぶん反則をしてでも、
勝ちたい心情ではあったでしょう。

けれども残り時間がわずかになったとき、
フィオレンティーナのチームは
突然、
ボールを外に蹴り出しました。
「もう闘う意思はありません」
という意思表示。
サッカーではとても珍しいことです。

どうしてかといえば、
ちょうどこの試合は、
ACミランの
「マルディーニ」という選手が、
25年の選手生活に幕を閉じる
最後の試合だったわけです。
わざわざ彼のために、
敵のチームが
「花道」をつくったわけですね。
当然、
ミラノから離れたフィレンツェ。
客席を埋めるのは相手側のサポーター。
にもかかわらず、
スタジオはマルディーニ選手を讃える
大歓声に包まれました。

まあ、普通の選手だったらこうはなりません。
このマルディーニという選手、
ACミランで数々の功績を残してきただけでなく、
「人格が立派」
ということで大変な尊敬を集めてきました。

「相手を尊敬できない限り、
 自分が尊敬されることはない」

彼はそんな言葉を残していますが、
フェアプレーに徹し、
チームキャプテン、代表キャプテンとして、
選手たちも思いやった。
サッカーを通じた不正行為にも、容赦なく抗議し、
そのため一部の関係者と対立することもありました。

けれどもそんな真っ正直な姿勢が、
敵味方を問わず、
多くのサッカー選手やファンたちから、
支持を集めることになったんですね。

そんな真摯な姿勢、
どんな対立する立場でも、それを讃える寛大さ。
私たちは、こういう部分をこそ
見習わなければいけません。

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開港150周年・イベントのある町に行ってみる

先日、
我が妹が誕生日だったこともあり、
「中華街で中華を食べてえ!」
というリクエストに応え、
仕方なくも、甥っ子もつれて
横浜の中華街に行く機会がありました。

で、中華街へ行き、
またいずれ紹介しようと思いますが、
吉本興行プロデュースの水族館に行き、
それから赤レンガ倉庫のほうに
行ったわけです。

すると何やら、
外国人の水兵さんが至る所にいる。
腕には「MEXICO」の文字。
メキシコ海軍? なぜ?

で、海のほうを見ると、
そこには黒い海上自衛隊の護衛官と、
対象的に
真っ白な「帆船」が停まっています。

そう、現在、横浜は
開港150年のイベント期間。
その間、入れ替わりで
各国の船舶が港にやってくるとのこと。
ちょうど停まっていたのは、
メキシコ海軍の練習船
「クワウテモック」
という船だったんですね。

で、
甥っ子が感激しているものですから、
「近づいてみよう」
と行ってみれば、
こちらの帆船は、
無料で見学OKになっていました。
そうして水兵さんが見守ってくれるなか、
貴重な「帆船経験」を
得ることができたわけです。
けっこう気持ちよかったですね。

それにしても、どこの国でも、
やっぱり兵隊さんというのは、
律儀なもの。
甥っ子がはしゃぎ回って大変だったのですが、
きちんと傍について、
体を支えたりしてくれます。
メキシコといえば、「治安の悪い国」
というイメージもあるのですが、
やっぱり軍人さんには
「弱気を守る」モチベーションが
しっかり出来ているんでしょうね。

開港150周年の横浜では、
そのほか「クモ」をモチーフにした
大型ロボットもガタガタ動いております。
運よくこれも見ることができましたが、
何人もで操縦する
なかなか気合いの入ったものでしたよ。

町の記念イベントなどは、
このように普段では味わえない
「非日常」
が転がっている場でもあります。
インフルエンザ騒ぎも収まってきましたし、
天気のいい日にはちょっと足を延ばしてみるのも、
いいのではないでしょうか。

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手塚治虫さんの人生に出会える場

「人間は虫よりも、魚よりも、
犬や猫や猿よりも長く生きるわ。
その一生の間に生きている喜びを見つけたなら、
それが幸福じゃない」

この言葉は手塚治虫さんが想像したキャラ、
永遠を生きる「火の鳥」が、
マンガの中で語っている言葉です。

そんな
「一生の間に見つけられる一つの幸福」
を漫画家という仕事を通して、
ただ一途に、
夢中になって追いかけていった人。
それが手塚治虫という人の
生き方だったような気がします。
現在、両国の江戸東京博物館で
その生誕80周年を記念した
「手塚治虫展」
が開催されています。
先日、見に行った私は、
そんな印象を感じました。

手塚さんの「治虫」という名前は、
「オサムシ」という
昆虫からとったそうです。
それが象徴するように、
子どもころから、
昆虫採集に夢中になり、
それから宝塚歌劇に夢中になり、
ディズニーに夢中になり
……といった形で、
手塚さんは
「夢中になる」を繰り返しているんですね。
そのたびに、描いた絵などの
大量の資料が残っていきます。

マンガ家になったあとも、
SFに、少女マンガに、歴史物に、青年マンガに、
ブラックジャックなどのヒューマニズム路線に
……と、
あらゆる
「新しいこと」に夢中になって、
日本の漫画界に
新しいジャンルを次々と開拓していくわけです。
このバイタリティさは、
常人レベルを
はるかに凌駕していたかもしれません。

けれども、そのバイタリティさが、
仇となることもある。
『手塚治虫』(桜井哲夫著・講談社現代新書)
という本を見ると、
決して手塚さんも順風満帆だったわけでなく、
たとえば
アニメ会社「虫プロ」では
大失敗したことが書かれています。
あまりに大量の仕事を低予算で受ける。
とにかく仕事のしっぱなし。
誰もそのやり方についていけない……
ということで
社長を下りることになるわけです。
ある意味、
致し方ありませんよね。

その手塚さんの人生最期の言葉は、
「頼むから仕事をさせてくれ」
だったとか。
そこまで夢中になれる仕事を、
私たちが見つけられるのか?
ちょっと考えさせられますよね。

「手塚治虫展」は、
6月21日までやっているようです。
ファンの方はもちろん、
仕事に悩んでいる方も、
のぞいてみてはいかがでしょうか?
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特別感を与える魔法、「メニューにはないのですが……」

5月末に出た私の新刊、
『仕事ができる人は、
 仕事ができる人を真似ていく』
(講談社)
では、たとえばお店などに入っても、
「これはいいな!」
と感じた場合は、
いくらでも真似の対象にしていいんだ……
という話をしています。

そこで先日、恵比寿の
「豚料理」
を出してくれる、
有名なお店で体験したスキル。
メニューを持ってきて、
お店の方が
「今日のお勧めは、これこれで……」
ということを説明してくださいます。
そのあと一言です。

「じつはメニューには紹介されてないんですけど、
 こういう料理もあるんですよ。
 良かったなら、お召し上がってください」

そう言われると、
「頼まなきゃ損」
という気持ちになりますよね。

それで思い出したのですが、
やはり地元のお蕎麦で有名なお店でも
同じ一言を使われました。
そのときは天ぷらだったのですが、
「メニューにはないんですけど、
 季節の○○という山菜が入ったんです。
 よかったらどうぞ」

単純な私ですから、
有無をいわず、注文してしまいました(笑)

デール・カーネギーの有名な
『人を動かす』(創元社)
という本に
「相手に重要感を与える」
ことの意義が述べられています。

「メニューにないんですが……」
と特別メニューを教えていただくと、
何となく重要なお客さんとして
扱われた気持ちがしてしまいます。
「みんなに言っているんだろうなあ」
とは思いつつも、
気持ちはいいですよね。

これを応用しようと思ったら、
いくらでもアリなのかもしれません。
たとえば出版社さんに
企画書をいくつか見てもらったあとで、
怪訝な顔をしている相手に
「じつは、まだどこにも見せてないんですけど、
こういうのも考えているんですよ……」
と、
実はいちばん売り込もうとしていた企画を
持ってくる……。

「ああ、これは面白いかもしれませんね!」
……なんて。
そういうの、ありえそうですよね!

こういうふうに、
「応用してみる」
ということで、
私たちの仕事はいくらでも進化させることが
できるのではないでしょうか。

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花とハチ、「当たり前のこと」の有り難さを認識しよう

[私、夏川賀央は、ビジネス書作家です。
 ふつうビジネス書作家であれば、

「仕事に役立つ本」を紹介していくのが筋だろうとは思います。
 けれども、夏川は“逆転発想”をテーマとして、いままで本を書いてきました。
 だから私の書評では、仕事に役立つかどうかを別にして、

「思考の土台を根本的に変えるきっかけになりそうな本」を選んでいきます。
 いったいどんなものが集まるか……それはわかりません。
 ただ集めておけば、自分に役立つかも、ということで、

 きわめて個人的な読書ノートをつくっていきます]

そこで今回紹介するのは、
いま非常に話題になっている本。

『ハチはなぜ大量死したのか』
(ローワン・ジェイコブセン著 文藝春秋)

というものです。

本日、通りを歩いていたら、
車道の植え込みの付近を
二、三匹のモンシロチョウが飛んでいました。
草木が花を咲かせ、
やがて実がなる……。
当たり前のように見えますが、
その背景には、
ハチやら蝶やら蛾やらアブやら……といった
昆虫の力があるんですね。

花のない世界とか、
果実のない世界なんて、
想像できるでしょうか?

植物に花が咲くのは当然と思いきや、
たとえば恐竜が栄えた時代なんていうのは、
シダのような植物ばかり。
花も実も。
存在していない世界だったようです。
どこかで「花」というシステムが生まれ、
花粉を媒体する昆虫などとともに
進化していったんですね。

で、
じつは「花が咲く」という
“当たり前”が
ひょっとしたら、ピンチになっているかもしれない。
それが本書のテーマ。
「ミツバチ大量死」なんですね。

ミツバチというのは、
知れば知るほど面白い。
おそらくは人間以上の
完成された社会を持っている生物でしょう。
けれども完成度が高いせいか、
ちょっと狂うと、
全体がおかしくなってしまう。

たとえば蜜探しに出かけたハチが、
「わたしは何をやっているんだろう?」
と悩み出し、
そのまま巣に戻らずに、
どこか遠くへ旅立ってしまうとか。

あるいは子育てを担当するハチが、突然、
「わたし、こんなことやるために
生まれてきたんじゃない!」
と職場放棄してしまうとか……。

まるで悩めるビジネスパーソンみたいですね。

でも冗談抜きで、
とくに米国などでは、
養蜂業が崩壊するような状況が起こっている。
いったい何が原因なのか?
本書ではさまざまな角度から追求しています。

ミツバチの歴史は、
蜂蜜を愛する人間とともに発展してきました。
だから花粉を媒体する昆虫でも、
主役中の主役。
だいたい
「ミツバチがいるから、作物が実っている」
と言ってもいいくらいだとのこと。
では、
ミツバチがいなくなったら……。
怖いですよね。

花が咲く、実がなる。
「当たり前のこと」
が起こるのには、
きちんとそれを支えるシステムが存在しているんです。
単に自然の問題だけでなく、
それは身の周りの「環境」すべてにわたって
同じでしょう。
会社もそう、家族もそう、日常の生活もそう……。
私たちは、
その「有り難さ」を
再認識すべきときにあるのかもしれません。

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「社員研修」というお仕事

昨日は私の事務所に
アリコジャパンの方が二人、
いらっしゃってくださいました。

って、保険に入るの?

そうではないんです。
じつは10月にアリコさんが、
社員研修の一環で行なう
「アリコFPフォーラム」
というセミナーで、
私が講演をさせていただけるようなのです。

夏川初の社員研修。
しかも200人〜300人かもしれない、
とのことですから、
これは有り難い話です。
(まあ、かなり緊張ものでしょうが……)
何でも社員さんに
私の本を読んでくださった方がいた、
ということでした。
嬉しいですよね。本当に。

テーマは、
やっぱり「人脈」とのこと。
やはり写真の
『成功しちゃう「人脈」は
じつは公私混同ばかり』

(ナナ・ブックス)
を出したことは
大きかったみたいですね。

今回、保険会社ということですが、
じつは私も、
成功した保険営業マンさんを
数人知っています。

一人は「あつしさん」という方なのですが、
「あつし会」
という飲み会を定期的に開き、
人と人を結びつけることで、
どんどん人の輪を広げていっています。

さらに地方の営業マンとネットワークをつくり、
ヨコに連携した合同会社のような組織を
つくっている方もいます。
それから勉強会などに多く参加し、
趣味的な活動を広くするなかで、
自分の会社を大きくしている方もいる。
前者は趣味で
「会報誌」をつくって成功しましたし、
後者はウォーキングなどの健康中心の活動で
人の輪を広げています。

こうしてみると、
けっこう「保険」のような堅い仕事でも、
「公私混同」が
カギになっているのかもしれません。
考えてみれば、いまの時代、
保険といえば
「大丈夫なの?」
という不安な人も多いことでしょう。
そんななかで
「この人は信頼できる!」
という
「仕事を越えた付き合いの深さ」
があれば、
任せてみたくなりますものね。

ともあれ研修は秋の話ですが、
私もそれまでに
できるだけバージョンアップして、
お役に立てるようにしたいものです。

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昔ながらの洋食屋さんに、昔ながらのマッチ

東京の外苑西通りから
恵比寿方向に向かう交差点近くに、
ずいぶん昔からある
洋食屋さんがあります。

そう書くと
「とても美味しい店」
みたいですが、
まあ、味は普通……かな。
別に特別なデミグラスソースがあるわけでもないし、
肉料理というより、
むしろ揚げ物がメーンです。

場所がら、最近は周囲に、
お洒落な店がたくさんできています。
けれども通勤してくる途中で、お昼頃だと、
なんとなく私は、
このお店に入ってしまうことがあります。
「昔ながら」ですからね。
なんか入りやすいんです。

もう一つこの洋食屋さんを選ぶ理由は、
喫煙OKなところ。
最近のお洒落なお店だと、
やっぱり「ランチタイムは禁煙」の
お店が多い。
むろん我慢するのは当然なんですが、
こういうお店があると
ホッとします。

で、先日もこのお店で食事をして
会計を済まそうとしたら、
その横に
写真のマッチが積み上げてあったわけです。

「パイプ印のマッチ」

まだあるんですね。
ちょっと驚きました。

「これ、もらっていいんですか?」
「どうぞ! どうぞ!」

何か得した気分!
ときどき喫煙者もお店に来る。
けれどもオリジナルマッチをつくるほどでもないし、
かといって邪見にするのも悪いしなあ……。
なんて配慮で、
このマッチを置いているんですかね。
どうしてこの
「パイプ印」
なのかはわかりませんが、
店の感じにもあっていて、
微笑ましい気持ちになりました。
(なんでもこのマッチ、
生まれたのは1904年だとか。
すごいですね)

まあ、こんなちょっとした心配りが、
長くお店を続けている
秘訣になっているのかもしれません。

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