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心理学の大先生がおっしゃっていたこと

先日、仕事の取材で、
立正大学に行って参りました。

お会いしたのは、
写真のナツメ社さんのシリーズをはじめ、
心理関係で何冊もの著書を執筆なさっている、

齋藤勇先生

です。

私もこれまで、
何冊もの本を読ませていただきました。
いまや心理学部の学部長、
ということですが、
やっぱりこの仕事をしていると、
有名な「できる方」に
お会いできます。
特権ですねえ……(笑)

心理を研究する立場として、
やっぱり深刻なのは、
日本人の
「満足度の低さ」
だということ。
「子どもたちの幸福を感じる度合い」
なんてものはかなり低いし、
「幸福度ランキング」
というものを調べると、
日本は世界で九〇位といいます。

まあ、データの取り方には
さまざま問題もあるようですが……。

けれども
「満足度が上がらない」
一方には、
「いまの自分を変えることを恐れる心理」
が存在しています。

たとえば、
家に引きこもりがちな人がいたとする。
「誰か仲間がいたらなあ……」
とは心の底で思っています。
けれども、
「じゃあ、どこかサークルなどに入ろう」
と思ったら、
「いまの家にこもっている生活習慣」
を変えなくてはいけません。
そこには“楽しいネット”もあるし、
テレビゲームのような娯楽もある。
その生活を崩すことには抵抗が出てきます。
一方で
「どこかサークルなどに入ろう」
なんていうことは、
本当に楽しいかどうかなんて、
経験したことのないことだから、
わからないわけです。

片方に
「いままで知り尽くした、それなりの満足」
がある。
もう片方に
「ひょっとしたら手に入るかもしれない、新しい満足」
がある。
天秤にかけると、
まあ、リスクを冒すことはないか……と。

人がなかなか習慣を変えられないのは、
ここに理由があるようです。
それで
「習慣を変えないでも、やっていける」
から、
なおさらマンネリな生活が固定化してしまいます。
で、
「踏み出せない新しい世界」への
渇望だけが蓄積してしまう……。
堂々巡りですね、こりゃ。

そんな自分を変えるには、
ある程度、勇気をもって
自分を追い込んでみる必要がある
……とのこと。
いまの私たちに必要な「心理テクニック」とは、
「癒し」よりも、
本当は
「喝!」
なのかもしれませんね。

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