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沖縄流の「ウェルカム」と「グッドバイ」

時間を少し巻き戻して、
沖縄へ出張したときの話です。

沖縄へは
Dr.こと佐藤富雄先生の主催する
「作家養成講座」
の講師役で
行かせていただいたわけです。

で、写真は最後の夜の日の風景。

沖縄料理店で宴会をしたのですが、
まずは先生のお知り合いの紹介という、
当地の三味線弾きの方が登場。
沖縄の歌を何曲か披露した後で、
最後は
地元のダンス仲間の人たちが乱入。
やんややんやと、みんなで
『ハイサイおじさん』の
大舞踏会?(笑)
になってしまったわけです。

生徒さんも踊る。
ドクターも踊る。
もちろん私も踊る……。
だって、仕方ないですもんね。
まさに沖縄っぽい……。

そこでこの
『ハイサイおじさん』ですが、
どうも私には、志村けんさんの
「変なお〜じさん」の
イメージしかありません。

そうではなく、
もともとはこの曲、
沖縄が返還されて間もない70年代に
喜納昌吉さん
という地元の歌手が歌い
大ヒットした曲なんですね。
なんでもヒットしたとき、
喜納さんは
刑務所で服役していたとか。
詳しい話は
『すべての人の心に花を』
という、
そのご著書を参照ください。

で、じつは
『ハイサイおじさん』は
喜納さんが子どものころに、
勝手に歌っていた歌だとか。

それもモデルがあります。
悲惨な戦争を体験したあとで、
娘を惨殺されて、
酒におぼれた男性がいた。
その人に向けて
「こんにちは、おじさん」と
揶揄したような歌だというのです。

それがどうして、
「踊りたくなってしまうような歌」
になってしまうのでしょう?

つまり、人生には
「哀しいこと」も「嬉しいこと」もある。
「出会い」があれば「別れ」もある。
いろいろあるけれど、
まあともかく、踊ってしまいましょうよ……
ということ。
沖縄独特の
問題解決法なんでしょうね。

「哀しみ」も「喜び」も、
ひとまとめにして、
とにかく踊ってしまう。
あらゆる思いを
“踊る”という形の中で
消化してしまう。

沖縄の方々はそんな場を催して、
「ウェルカム」と「グッドバイ」を
同時に私たちに
伝えてくれたのかもしれません。

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