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夏川の新刊予告キーワード2————「世阿弥」

来週5月25日に、
夏川賀央の新刊

『仕事ができる人は、
 仕事ができる人を真似ていく』

が、講談社さんから
発売になります。

そこで3つのキーワードから、
本書の特徴を述べていく、
と言いました。
二番目のキーワードは、
「世阿弥」
です。

能楽の確立者とも呼べる
歴史的人物ですね。


「まず仕事の型を身に付けよ」
なんてことが言われるとき、
「守・破・離」
という言葉を聞いたことがあると思います。
これは世阿弥の言葉
とされているもの。

守……指導者の教えを徹底的に見習っていく
破……その型を破って、オリジナリティをつくっていく
離……指導者の模倣から離れて、一人前になっていく

ということですね。
だから、まず入門段階では、
「真似することが大切だ」
ということになるわけです。

でも、もともと世阿弥の発想は、
「能」という、
「対象物になりきって演技すること」を
目指す世界で成り立ったものです。

たとえば
『風姿花伝』
(写真……講談社版)
という有名な本を見ると、
そこには
公家や武家、女性に、老人に、
さらには神から鬼にいたるまで、
「どうすれば徹底的に真似られるか」
という心得が書いてあります。
それは、
ただ忠実に真似ればいい……
という単純なことではない。
対象に成りきったつもりで、
「その物にまことになり入る」
という境地を
目指しているわけです。

「まことになり入った」
つもりになれば、
私たちはそのノウハウを、
「自分のもの」
にできます。

そうするとビジネスの世界では、
とにかく
「成りきる対象」
を探し、
見つけたら、とにかく
「それが自分にできないか」
と、
対象と自分を同一視する気持ちになる。
あくまで主体的に、
「そのノウハウを自分に当てはめて行使してみる」
ということが必要になるわけです。
それが限りなく自分を
成長させてくれます。

真似探し→自分への適応

結局、「成長する」ということは、
その繰り返し……。
というより、
それ以外に
「人が成長できる方法」
なんて
あるわけがないんです。
だって、
なんのネタも情報も手本もない状態で、
人は「新しいこと」を
身につけることはできないのですから。

問題はそういう循環を、
どうやって自分のスキルアップの方法として、
組み込んでいくか
……ということなんですね。

私の新刊では、
その方法論を考えていきます。

けれども、
この「真似する見本」にも、
さまざまな臨機応変が
可能でもあります。
その辺は次のキーワードで、
ちょっと変わったところから
述べてみましょう。

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