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一人で考えるより「みんな」で考えよう!

[私、夏川賀央は、ビジネス書作家です。
 ふつうビジネス書作家であれば、

「仕事に役立つ本」を紹介していくのが筋だろうとは思います。
 けれども、夏川は“逆転発想”をテーマとして、いままで本を書いてきました。
 だから私の書評では、仕事に役立つかどうかを別にして、

「思考の土台を根本的に変えるきっかけになりそうな本」を選んでいきます。
 いったいどんなものが集まるか……それはわかりません。
 ただ集めておけば、自分に役立つかも、ということで、

 きわめて個人的な読書ノートをつくっていきます]

そこで今回、紹介するのは

『凡才の集団は孤高の天才に勝る』
(キース・ソーヤー著 ダイヤモンド社)

という本です。
限りなく凡才である私は、
タイトルを見るだけで
ワクワクしてしまいますよね。

本書は「コラボレーションの力」
について書かれた本です。

たとえば
「テレビを発明した人」って
誰だかご存知ですか?

パッと思いつかない。
それもそのはずで、
これは天才が一人で生み出したものではなく、
あるアイデアに誰かが別のアイデアを重ねて、
それを誰かが応用して……と、
まさに
「コラボレーション(共同作業)」で、
生まれたものだからなんです。

著者は普通の人であっても、
「協力し合うことによって、
自分の持つ力の何倍もの成果を出せる」
と説きます。
考えてみれば
エジソンとかアインシュタインとか
天才たちが活躍したのは、
過去の時代。
現代は
「孤高の天才」より
「誰かと協力できる凡人」のほうが
大きな結果を出せる時代なのかもしれません。

本書はそんな事例に溢れています。
たとえば、
『ロード・オブ・ザ・リング』と
『ナルニア国物語』は、
作家同士の意見交換の結果、
両方とも世に誕生したとか。

あるいは、
就業規則なし、上下関係なしで、
「会社の意思決定は、全社員の投票にする」
という無茶苦茶なやり方で
ブラジルナンバーワンになった企業とか。

「発想力」とか
「仕事力」に対する常識も、
ちょっと本書で変わってくるかもしれませんね。

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常識転換の読書術」カテゴリの記事

コメント

面白そうな本ですね。ご紹介ありがとうございます。
「三人寄れば文殊の知恵」というわけですね。

投稿: SHU | 2009年5月 2日 (土) 22時39分

そう「三人寄れば文殊の知恵」って、
まさに最初から“当たり前のこと”
であるはずなんですよね。
それなのに、
どうして一人で問題を解決しようとするのか
その辺が問題なんでしょうね。

投稿: 夏川賀央 | 2009年5月 3日 (日) 11時58分

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