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スティーブン・キング的「親子の絆」の映画

私が好きな作家さんに、
スティーブン・キング
という人がいます。

ええ、ご存知
「ホラー」
の大作家さんですね。
『シャイニング』や
『キャリー』をはじめ、
最近では
『MIST』など、
数多くの“怖い”作品が
映画化されています。

けれども様々な状況のなかで、
懸命に問題を乗り換えようとする人間を
“やさしく”
描く作家さんでもあります。
だから
『ショーシャンクの空に』
とか
『グリーンマイル』
のような感動作も生まれているわけです。

そんなキング原作の映画に
“地味”なんですが、
とても「美しい」映画があります。
それがこの

『黙秘』

という映画。
原題は
「ドロレス・クレイボーン」
というタイトルですね。

言ってしまえば、この映画
「親子の物語」です。

新聞社で働くキャリアウーマンの記者に、
「母親が逮捕された」
という連絡が入ってくる。
家政婦として働いていた女主人を
殺したのではないか、
という疑いです。

その母の名が
ドロレス・クレイボーンなのですが、
娘は何年も前に、
家出同然で
故郷を飛び出してきた身。
じつは
「父を母が殺したのではないか」
という
疑いをもっているわけです。

そんな母娘が再会する。

真実を語ろうとしない母と、
幼いころに抱えたトラウマに、
いまも苦しむ娘。
でも、
“隠されていた真実”が
明るみに出ていくにつれ、
お互いの絆が蘇ってくる……。

現在、仕事をさせていただいている
KUURAKUという会社の社長、
福原裕一さんは、
社員たちに
「自分が生まれてきたときのことを聞いてくる」
という課題を出しています。
そうすることによって、
何より「生まれてきてよかった」という、
“自己容認”ができるわけですね。

この映画も、
母と娘の対立が
“自己容認”に
変わっていくまでを描いた映画です。
もう名女優
キャシー・ベイツさんの
「表情の変化」に
すべてが凝縮されています。
さすが……。

もうすぐの「母の日」には、
相応しい映画かもしれません。

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