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2009年5月

映画雑誌『FLIX』の成功パターンに学ぶ

先日、ビジネス社の編集長さんが
私の事務所を訪れてくださいました。
それで下記の
長澤まさみさんが表紙の
『FLIX SCRIPT』
という雑誌を
持ってきてくださったんです。

これは本当に嬉しい贈り物。
だってページをめくると、
長澤まさみさん、上戸彩さん、北川景子さん、
多部美華子さん、吉高由里子さん、上原多香子さん、
古瀬美智子さん、黒木メイサさん、
そして堀北真希さん……と。
人気女優さんのオンパレードです。
皆さんの素晴らしい表情の写真が
満載されています。
いいねえ!(笑)

けれども基本的には、
『FLIX』は映画雑誌です。
だからグラビアと違って、
中身は演技や各女優さんに聞いた
お仕事の話。
ある意味で、とっても充実しています。

ちなみに
『SCRIPT』というのは別冊のようで、
広告を見ると
『FLIX』とその延長の
『FLIX JAPAN』がメーン。
広告を見ると、こちらは各号1人の特集で
妻夫木聡さん、桜井翔さん、
小栗旬さん、水嶋ヒロさん……と。

本雑誌のほうは、
男性俳優さんがメーンなんですね。

で、じつは最近、
『映画雑誌』というのは、
あまり活況を呈してはおりません。
昨年には、
たしか私も高校生時代によく見ていた
『ロードショー』という雑誌が
休刊になってしまいました。
まあインターネットもありますから、
雑誌で映画の情報を見る人なんて
少なくなってしまったんでしょう。

けれども、この比較的新しい
『FLIX』だけは、大好調。
どうしてかっていえば、
もう答えは出ています。
そう「日本人俳優」に
特化したわけです。

そうすると、読者は
「映画ファン」というより、
各個人のファンになるかもしれません。
けれども通常のグラビアでは見られない、
仕事に対する俳優さんの考え方や、
演技論のようなものを知ることができる……。
それはとても価値がありますよね。

逆にそういうコンセプトですから、
「仕事のことを聞いてくれる」という点で、
俳優さんにもなぜか取材が喜ばれるとか。
たしかに、そうでしょうね。

考えてみれば、この『FLIX』
「俳優に俳優業のことを聞く」
と、
きわめて真っ当なことをやったわけです。
ところが、それが隙間をつく。
たぶん
「映画ファン」と「役者ファン」を
逆転させたところに成功の要因があったんでしょう。
そういう思考法は、
私たちも応用できるかもしれません。


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映画に学ぶ……「レンタルビデオ店」が大繁盛してしまう理由

レンタルDVDで見た映画を一本、
紹介します。
これは間違いなく
「仕事に役立つ映画」ですね。
ジャック・ブラック主演のコメディ

『僕らのミライへ逆回転』
という映画です。

ジャック・ブラックは、
まあ「頭の変なヤツ」なんですが、
その友人が店員をしている
小さな町のレンタルDVDならぬ
“レンタルビデオ”店が舞台。
この店は
有名なジャズミュージシャンの生家、
とのことですが、
マンション計画で立ち退きを迫られています。

で、ある日「世界を変える」と、
発電所を爆破しようとしたジャックが、
逆に感電して、
磁気を帯びた体になってしまう。
それで友人のレンタルビデオ店に来るのですが、
磁気のせいで、
全部ビデオがダメになってしまう……。

ただでさえ経営難のお店です。
「『ゴーストバスターズ』を貸してほしい」
という常連のお客さんは来ている。
「一体どうしてくれるんだ!」
ということになります。

そこで画期的な秘策!
この二人は防護服のようなものを手づくりして、
背中に掃除機なんかを背負い、
ビデオカメラを持って出かけるわけです。

「これから二人で
 ゴーストバスターズを撮りに行くぞ!」
……と。
そんなバカな(笑)

けれどもこの調子で、
二人はまったく行き当たりばったりで、
『ラッシュアワー』だの
『ドライビング・ミス・デイジー』だの、
はてはアニメの『ライオンキング』まで。
おバカな即席映画をつくり続けます。

ところが、このおバカな映画が、
お客さんには大好評。
注文は殺到し、
「人手が足りない」
ということになったら、
観たいと言ってきたお客さんを
「じゃあ、あなたも出ますか?」
と、巻き込んでしまうわけです。
もう、
これはまったく別の形の
ビジネスモデルですよね。

けれどもその背景には、
自分を大切に育てくれた店長のお店を
潰したくないという
店員さんの情熱がある。
一方で、
「自分たちの町文化を守りたい」
という、お客さんの気持ちも、
通じ合っています。
だから最後は、
ちょっと感動する展開になるんですね。

「仕事の目的とは何か?」
「どうすれば現状を打開する、
 新しいアイデアを生み出せるのか?」
それを教えてくれる映画かもしれません。

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「ちょっと親切にすること」の大きな効果

先日の朝、実家で寝ていたら、
ガンガンガン!
という大きな音で目が覚めました。

何事かといえば、
家の前にバンが泊まっていて、
隣の家がシートにくるまっている。
どうやらリフォーム作業が
始まったようですね。

「しばらく、
こんなうるさい朝が続くのかな……」
なんてユウウツになる私。
まあ、もっと早起きすればいいんでしょうけど、
どうも作家は朝がツラい。
いや自分だけか(笑)

で、
家にいる母親もイライラしているかな、
と思いきや、
意外にホクホク顔。
何やら嬉しそうです。
一体なぜ?

「いや、隣の若いリフォーム業者の人たち、
親切なのよ!
『狭いところで車を入れるのが邪魔ね。
本当は、植え込みの木を切らなきゃいけないんだけど、
伸び放題に伸びちゃって』
と言ったら、
『じゃあ、私たちが切ってあげましょうか?』
だって……。
関係ないうちの家の植え込みを、
全部、切りそろえてくれたのよ!」

玄関を見ると、いつのまにか
サッパリしています。
思い出しました。
頼まれていたのは私でしたね……(苦笑)

でも、近所の家の雑務をやってあげることで、
このリフォーム業者さんは、
隣家の
「うるさくてイヤだな」
という不快感を、
一掃してしまったわけです。
たぶんそこまでは計算していないでしょうが、
なかなか見事なものと思います。

そういえば、とある建設業者さんは、
工事が入ると、その現場だけでなく、
関係のない周辺の掃除を、
毎朝行なうとか。
それで「あそこはいいね」なんて話になり、
地域からの注文が
どんどん来るとのこと。
「ちょっとした親切」が、
何倍もの評判になることもあるわけです。

「面倒くさい!」
「それは業務と関係ない!」
なんて言っているより、
できることであれば、
積極的にやってあげる……。
それが「できる人」の心得かもしれません。

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FCバルセロナ、やっぱり強い!……その秘密は?

本日は、お昼と夜と、
打合せを抱えている身……なのですが、
少々眠い。
といって別に
徹夜で仕事をしていたわけではありません。
昨日の夜、
サッカーを見ていたからでございます(笑)

日本代表のチリ戦ではありませんよ。
3時半ころからやっていた、
ヨーロッパ・チャンピオンズカップの決勝。
「マンチェスター・ユナイテッドVS
 FCバルセロナ」
私は欧州サッカーが、
大好きな人なんですね。

そして見事に、
バルセロナが優勝しました。
まあ圧勝でしたから、本当に今シーズンは
強いなんてもんじゃないですよね。
パス回しとか、スゴ過ぎます……。

軽く説明をすると、Jリーグと同様に
ヨーロッパにはイタリアの「セリエA」とか、
ドイツの「ブンデスリーガ」など、
各国の国内リーグがあります。
その中の優勝チームや準優勝チームが、
ヨーロッパナンバーワンを決める戦いをするわけです。
ちなみに優勝すると日本に来て、
南米やアジアの王者なども含め、
さらにトップを目指しますね。
(といって、レベルは欧州内のほうが高いわけですが)

とくに今回は、
前回優勝で今年もイングランドで優勝した
マンチェスターに、
スペインで優勝したバルセロナです。

しかも
「いま世界で一番うまいサッカープレイヤーは?」
と聞かれたら、
間違いなく二人のうちのどっちか。

クリスチャーノ・ロナウド(マンチェスター・ポルトガル代表)

リオネル・メッシ(バルセロナ・アルゼンチン代表)。

この二人の戦いも実現しているわけです。
そりゃ3時半に起きてでも、見ますよね。

で、バルセロナが勝った。
メッシも1得点をあげたのですが、
このチームのスゴいところは、
本当は「選手育成」なんです。

バルセロナのチームには、
「カンデラ」
という有名な下部組織があります。
ここでは学校教育を含めたすべての面倒を、
選手が子どものころから見てくれるわけです。
たとえば、先のメッシ
ですが、
彼は11歳のときに病気で
将来サッカー選手になる夢を断念しようとします。
ところが入団テストに合格すると、
「治療まで含めて面倒見るよ」
ということで、
家族まで含めて引き取ってしまう。
そんな才能が、
いま10年経って開花している……
ということなんですね。

ほかキャプテンのプジョルに、
中盤でゲームの立役者、
シャビとイニエスタなどなど。
スペイン代表の選手陣も
「バルセロナに育てられた」
という人ばかり。
もちろんそうでない選手もいますが、
「自主育成」に
こだわっているのはダントツ。

ただでさえビジネス界も含め、
世は
「即戦力をどっかから求める」
という組織ばかり。
そんななかでバルセロナの考え方は、
とても大切なことを
教えてくれているような気がします。
(写真はYomiuri On-Lineから)

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心理学の大先生がおっしゃっていたこと

先日、仕事の取材で、
立正大学に行って参りました。

お会いしたのは、
写真のナツメ社さんのシリーズをはじめ、
心理関係で何冊もの著書を執筆なさっている、

齋藤勇先生

です。

私もこれまで、
何冊もの本を読ませていただきました。
いまや心理学部の学部長、
ということですが、
やっぱりこの仕事をしていると、
有名な「できる方」に
お会いできます。
特権ですねえ……(笑)

心理を研究する立場として、
やっぱり深刻なのは、
日本人の
「満足度の低さ」
だということ。
「子どもたちの幸福を感じる度合い」
なんてものはかなり低いし、
「幸福度ランキング」
というものを調べると、
日本は世界で九〇位といいます。

まあ、データの取り方には
さまざま問題もあるようですが……。

けれども
「満足度が上がらない」
一方には、
「いまの自分を変えることを恐れる心理」
が存在しています。

たとえば、
家に引きこもりがちな人がいたとする。
「誰か仲間がいたらなあ……」
とは心の底で思っています。
けれども、
「じゃあ、どこかサークルなどに入ろう」
と思ったら、
「いまの家にこもっている生活習慣」
を変えなくてはいけません。
そこには“楽しいネット”もあるし、
テレビゲームのような娯楽もある。
その生活を崩すことには抵抗が出てきます。
一方で
「どこかサークルなどに入ろう」
なんていうことは、
本当に楽しいかどうかなんて、
経験したことのないことだから、
わからないわけです。

片方に
「いままで知り尽くした、それなりの満足」
がある。
もう片方に
「ひょっとしたら手に入るかもしれない、新しい満足」
がある。
天秤にかけると、
まあ、リスクを冒すことはないか……と。

人がなかなか習慣を変えられないのは、
ここに理由があるようです。
それで
「習慣を変えないでも、やっていける」
から、
なおさらマンネリな生活が固定化してしまいます。
で、
「踏み出せない新しい世界」への
渇望だけが蓄積してしまう……。
堂々巡りですね、こりゃ。

そんな自分を変えるには、
ある程度、勇気をもって
自分を追い込んでみる必要がある
……とのこと。
いまの私たちに必要な「心理テクニック」とは、
「癒し」よりも、
本当は
「喝!」
なのかもしれませんね。

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「ラーメン博物館」の発想術

写真のこの場所、
どこだかご存知でしょうか?

「ALWAYS・三丁目の夕日」
ではありません。
新横浜の
「ラーメン博物館」
です。

1994年のオープン
とありますから、
もう15年もやっているんですね……。

館内は、
いかにも“戦後、高度成長期の町並み”
という感じ。
円谷監督の怪獣映画の看板、
探偵事務所やらが並ぶ、怪しいビル。
その中に、
いくつものラーメン店が並んでいます。

でも、
当時それほど「ラーメン」って、
流行っていたんだろうか?

……まあ雰囲気ですよね。雰囲気。

駄菓子屋さんもあれば、
紙芝居のおじさんも来る。
「わさび味」やら「たこ焼き味」の、
不可思議なラムネも飲めます。
(意外に飲めますよ。これ)
けっこう、楽しめる施設なんです。

けれども、
一番面白いのは、
この施設の発想だと思います。
全国の美味しいけれど、
あまり知られていないラーメン屋さんが、
まずこの施設で出店。
そうして評判になり、
人気が出ると
全国展開していく。
で、メジャーになったら、
新しい別の店が入れ替わっていく……と。

店にとっては、
知名度を上げるチャンス。
そして博物館は、
プラットフォームを提供することで、
人を呼び込むことができる。
コラボレーションが
見事に成立しているわけです。

なんでも前例がないため、
この施設のオープンには、
かなり反対意見が強かったようです。
けれども15年もの間、
人気を集め続いている。
やはり地元も、全国のお店も、
お客さんも幸せになる……という発想が、
よかったんでしょうね。

面白いアイデアを発信してみる。
そうして賛同者が集まれば、
何かができる……。
そういうことなのだと思います。

ちなみに私が先日食した限りでは、
「龍上海」
という山形のお店の
味噌ラーメンが絶品でしたよ!


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新刊、『仕事ができる人は、仕事ができる人を真似ていく』が発売です!

いよいよ新刊、

『仕事ができる人は、
仕事ができる人を真似ていく』

(講談社、本体価格1300円)

が発売になります。

けれども、
発行日=配本日のようで、
書店さんに並ぶのは、
もう1、2日あと、だそうです。
私は間違って、2つの本屋さんを
一生懸命に探してしまいました(笑)。
もうしばし、お待ちください……。

さて、今回の本。
「真似をノウハウ化したビジネス書」
という意味では、
あまり類を見ないものではないかと思います。

いや、もちろん
「発想やアイデアはすべて真似からだ」
とか、
「入った会社では、
まず上司のワザを盗め」
なんてことはよく言われます。

「そんなこと言ったって、
真似なんてしたくないよ」
……そういう人も多いことでしょう。

けれども、仮にも
「非効率」「公私混同」などなど、
“逆転発想”
を売りにしてきた私です。
そんなありきたりな話をする本など、
出せるわけもありません。

そもそも私は、
ビジネスパーソンの日常で
「どうすれば新しいことができるようになるのか」
とか
「どうすれば、いつのまにか
新しい考え方ができるようになっているのか」

ということを模索してみたんです。

そうすると、
こういう原則があることがわかります。

1.人は「頭の中に情報としてないこと」を、
  考えたり、実行したりすることはできない
2.しかもそれらは、
  自分の問題を考えてみたり、
  自分にとって重要な何かをしてみることでしか、
  自分の思考や技術になってくれない
 (つまり、アウトプットしなければ、何も身につかない)

まあ、当然のことですよね。

で、この1と2を
「システムとして自然に行なっていること」が、
じつは
“真似する”ことなんです。

だから、できる人たちを見ていると、
「この人の真似をしなきゃ」
なんて、
別に武道入門者のようなことを
しているわけではありません。
周囲の人でも、本からの知識でも、
「これはいいな!」
と思った瞬間から、
「真似して吸収する自己発展システム」が
動き出しているわけです。
子どもが真似して成長するのと、
ある意味で似ているのかもしれませんね。

本書は
「そんなシステムを、どのようにつくるか」
ということを考えていきます。
でなければ、
誰に会っても、何を知っても、
私たちは本当の意味で成長できません。
だから、
「逆転発想の自己開発術」
のような内容と、
私は思っているんです。

実際、
「真似をする対象」など、
周囲にいくらでもあります。
だって、
このブログを見てくださる皆さまは、
よくご承知でしょう。

「できる人」は、
それこそ近所の喫茶店にも、
レストランにも、駐車場にも、
たまたま通りがかった人でも、
いくらでもいるわけです。
マンガを読んでも出てくるし、
映画を観ても出てくるし、
「いかにも見本らしい見本」だけが、
私たちを成長させてくれる「真似の対象」
ではありません。

「真似して吸収する自己発展システム」
とは、
そういったありとあらゆる
「いいな!」
を拾い続け、
自分をつねに新しくしていく体質なのです。
これが出来上がると……、
かなり面白いことになるのではないでしょうか。

ちなみに本の装丁は、
こんな感じ。
いや、さすが野中英次先生。
インパクトありすぎですって……!

まあ、
今回も物議を生みそうですが、
お役に立てることを願っております。

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私が「作家」になったきっかけ

明日に私、夏川賀央の
新刊が発売されるわけですが、
その発端は
一本の電話でした。

「夏川さん、講談社さんですよ!
興味を持ってくださってるんですが、
やりますか?」
「いや、もちろん。
やれるものなら、
やらせていただきますが……」
「じゃあ、話をまとめておきますね!」

「あの、真似の本。できそうです」
と、再び連絡があったのは、
その1時間後くらい。
まるで魔術のようなワザを使うわけですが、
これがデビュー以来、
私がずっとお世話になっているエージェント。
アップルシード・エージェンシーの
鬼塚忠社長の
交渉力なんです。

もう、その交渉もすごいです。

「これ、ゼッタイいいですよ! 
とてもいいんですよ!」

こんな感じで、
理論も何もありません。
ところが不思議にそう言われると、
うまくいくような気になってくる……。
純粋さと一途さの力なんでしょうが、
端から見ると、
まさに「魔法」なんですね。

じつは私が作家になったのも、
そんなマジックに似た力でした。
当時、私は某出版社にいて、
一編集者として、
鬼塚さんと関わっていたわけです。

それが会社を辞めることになり、
外部編集などをするつもりでしたから、
その旨を退職前にお伝えします。
「仕事ください」
なんてつもりだったのですが、
返ってきた答えは
「夏川さん、作家になりませんか?」
というもの。

「えっ? 僕が?」
「できますよ! ゼッタイ!
試しに企画書をつくってみてくださいよ!」

で、大きな声では言えませんが、
退職前から、
すでに営業活動が始まったり……(笑)

それがとうとう15冊目になりました。
しかもメモリアルは、かの講談社。
なんだか本当に、
このとき見いだされた
お陰さまだったんですね。

鬼塚さんは、
もともとは翻訳エージェント会社にいた方。
それが日本初の、
著者エージェントの会社をつくりました。
HP(http://www.appleseed.co.jp)を見るとわかるのですが、
いまや、その契約作家さんには、
著名な方々が何人もいます。
私は運よく、
その創業のころから関わることができました。
お互いに発展できたこと、
何よりも嬉しいですね。

写真は鬼塚さん自身が作家として書いた、
映画化もされたベストセラー
『Little D.J』(ポプラ社)
です。
最後は思わずホロリとしてしまう、
美しい作品ですよ。

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夏川の新刊予告キーワード3————「古手梨花」

5月25日に発売される
夏川賀央の新刊、

『仕事ができる人は
仕事ができる人を真似ていく』

その特徴を、
3つのキーワードで紹介しています。

で、最後の三つ目は、
かなり勝手に選んだ、
画像のこの人。
古手梨花、という人です。

……いきなり萌え系?
まあ…。

とはいえ、
小学生の外見でありながら、
この人は100年以上の歳月を生きている
大変な人。
知っている人はよくご存知でしょうが、
同人ゲームに生まれ、
マンガ、アニメ、映画…と。
あらゆるメディアを席巻した
『ひぐらしのなく頃に』
(竜騎士07・作)
の登場人物です。

もっとも私は、
残念ながらゲームもアニメも見てないんです。
この物語を知ったのは、
『講談社BOX』
の小説を通して。
小説とはいえ、やはりホラーの世界、
残酷描写あり、
一方でアニメチックな世界観あり、と。
それで最後まで話を理解するには、
計17冊を読むことが必要になる。
なので読むには覚悟もいるのですが、
よくもここまで緻密に計算された、
複雑なストーリーをつくれるなあと、
感心しました。
ブームにもなるわけですな。

あんまり書くとネタバレになるんでしょうが、
そのなかで、
この古手梨花という少女は、
目を背けたくなるほどの過酷な運命に対し、
ひたすら可能性を信じて、
抗い続ける強い人物です。
そりゃもう、
かつての『おしん』の
比ではありません。

で、それが私の本と、
どう関係するのか?

つまり、
「真似できる」
……ということなんです。

たとえば私などは、
どうしても書けない原稿があって、
苦しみもがいているとき。
いや、絶対に何か打開策があるはずだと、
懸命に試行錯誤してみる。

「こんな苦悩など、
 古手梨花の比ではない」なんて……。

アホですか?

なんのなんの。
私たちはこのようにして、
立場も、年齢も、性別も、
あるいは次元さえも異なる対象の
「フリをする」
ということによって、
思考のワクを取っ払って、
自分を成長させていくことができるんです。

社長のフリ、お客さんのフリ、
パートナーのフリ、
お子さんのフリ、
007のフリ、アンパンマンのフリ、
何だってアリでしょう。

『自由とはシミュレーションのツールである』

これは進化論学者ダニエル・C・デネットの
『自由は進化する』(NTT出版)
という本を一言で要約した、
訳者の山形浩生さんの言葉。

シミュレーションとは、
「なったフリ」
ですが、
そういう想像の飛躍によって、
私たちの思考は
あらゆる“自由な進化”を
遂げることができます。
これが仕事を、
限りなく発展させたりするんです……。

拙著では、
こんな思考発展を
ビジネスに生かす方法までを考えていきます。
あとは、本書をぜひ、お楽しみに!

それにしても、
キーワード3つはすべて
講談社さんから出ている著作物で
私が目を通したものを選んでみました。
これができるのも、
さすが大出版社ですね。

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夏川の新刊予告キーワード2————「世阿弥」

来週5月25日に、
夏川賀央の新刊

『仕事ができる人は、
 仕事ができる人を真似ていく』

が、講談社さんから
発売になります。

そこで3つのキーワードから、
本書の特徴を述べていく、
と言いました。
二番目のキーワードは、
「世阿弥」
です。

能楽の確立者とも呼べる
歴史的人物ですね。


「まず仕事の型を身に付けよ」
なんてことが言われるとき、
「守・破・離」
という言葉を聞いたことがあると思います。
これは世阿弥の言葉
とされているもの。

守……指導者の教えを徹底的に見習っていく
破……その型を破って、オリジナリティをつくっていく
離……指導者の模倣から離れて、一人前になっていく

ということですね。
だから、まず入門段階では、
「真似することが大切だ」
ということになるわけです。

でも、もともと世阿弥の発想は、
「能」という、
「対象物になりきって演技すること」を
目指す世界で成り立ったものです。

たとえば
『風姿花伝』
(写真……講談社版)
という有名な本を見ると、
そこには
公家や武家、女性に、老人に、
さらには神から鬼にいたるまで、
「どうすれば徹底的に真似られるか」
という心得が書いてあります。
それは、
ただ忠実に真似ればいい……
という単純なことではない。
対象に成りきったつもりで、
「その物にまことになり入る」
という境地を
目指しているわけです。

「まことになり入った」
つもりになれば、
私たちはそのノウハウを、
「自分のもの」
にできます。

そうするとビジネスの世界では、
とにかく
「成りきる対象」
を探し、
見つけたら、とにかく
「それが自分にできないか」
と、
対象と自分を同一視する気持ちになる。
あくまで主体的に、
「そのノウハウを自分に当てはめて行使してみる」
ということが必要になるわけです。
それが限りなく自分を
成長させてくれます。

真似探し→自分への適応

結局、「成長する」ということは、
その繰り返し……。
というより、
それ以外に
「人が成長できる方法」
なんて
あるわけがないんです。
だって、
なんのネタも情報も手本もない状態で、
人は「新しいこと」を
身につけることはできないのですから。

問題はそういう循環を、
どうやって自分のスキルアップの方法として、
組み込んでいくか
……ということなんですね。

私の新刊では、
その方法論を考えていきます。

けれども、
この「真似する見本」にも、
さまざまな臨機応変が
可能でもあります。
その辺は次のキーワードで、
ちょっと変わったところから
述べてみましょう。

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夏川の新刊予告キーワード1————「クロマティ高校」

来週、5月25日。
待望の夏川賀央の新刊が、
講談社さん
から発売になります!

で、これがタイトル。

『仕事ができる人は、
 仕事ができる人を真似ていく』

はたして一体、どんな本なのか?

ちょっと今回、3回に分けて
3つの「勝手なキーワード」から
本書を紹介しよう。
……なんてことを思ったわけです。

そこで最初のキーワードなんですが、
『魁!! クロマティ高校』
というもの。

えっ、いきなりマンガ?
そうマンガですよ。

このマンガ、非常に面白いんです。
真面目な主人公は、
ひょんなことから
不良少年ばかりの高校に入学してしまう。
で、
「真面目に不良をやろう」
と決意するわけです。
その辺のギャップは、あまりにも笑えてしまいます。

さらにいえば、
同級生には本物のゴリラがいたり、
出来損ないのようなロボットがいたり……と。
ちょっとシュールなギャグマンガですね。

ところで、これが、どう
私の本とつながるのか?

いや
「周りの不良を真似よう」
ということで、
主人公は学校の中心人物になってしまう。
「真面目に真似をすること」が
いかに大きな力になるか、
ちゃんと内容は関連していますよ……(笑)

ただ、それよりも
今回なんと、このマンガの作者である
野中英次先生が、
本のカバーイラストを
描いてくださることになったんです!

さすが、天下の講談社さんですよね。
人気漫画家さんのイラスト、
というのは、
ふつうのビジネス書でも
なかなかないことですから。

そんなわけで今回の新刊。
カバーは大変インパクトあるものになっています。
本当に野中先生、
ありがとうございました。

なので、
まだ見せられないのが、残念……。
ぜひ発売を、お楽しみにしてくださいませ!

明日はもっと中身のほうに、
踏み込んでまいりましょう

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なんとなく「恐竜」を見に行ってみる

昨日は、
なんとなく思い立って
上野の国立科学博物館で催されている
『大恐竜展』
を見に行ってまいりました。

何のために?
いや、深い理由はないんですが、
「大恐竜」
ですよ。
その響きだけで、
なんか見たくなるじゃないですか。

で、行ってみると
やっぱり刺激になります。

だいたい私のこれまでの知識では
「恐竜」
といえば、
ティラノサウルスとか
トリケラトプスとか。

けれども今回は、
かつてアフリカと南米がくっついていたころの
「ゴンドワナ大陸」
で生息していたという
比較的新しく見つかったヤツら。
展示数は決して多くないのですが、
聞いたこともないような種類ばかりでした。

そのなかでも、極めつけは
写真の
「マプサウルス」
というやつ。
最大の肉食恐竜ということで、
体長は13メートル。
しかも群れで行動していたというんです。
出会った日には、
ティラノサウルスも真っ青ですよね。

けれども、それ以上に面白いのは、
映画『ジェラシックパーク』にも出てた
30センチくらいの小さな恐竜とか、
あるいはプテラノドンのような
「翼竜」
の類いでした。

最近は
「恐竜は滅亡した」
というのは間違い。
進化の過程でコンパクト化し、
爬虫類よりむしろ
「鳥」
になっていったと言われます。

そう言われると、
小さなヤツは
「ちょっと逞しいニワトリ」
という感じですし、
翼竜はなんとなく
ペリカンを彷彿させます。
見ると納得しますね。

まあ過去において学んだ知識は、
最新の研究を経て、
どんどん更新されているわけです。
たまにはヴァージョンアップさせる必要も、
あるのかもしれません。

ちなみに『大恐竜展』は
6月までやっているようです。
気分転換にいかがでしょうか。

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関根勤さんに学ぶ「明るく時代を乗り切る」方法

[私、夏川賀央は、ビジネス書作家です。
 ふつうビジネス書作家であれば、

「仕事に役立つ本」を紹介していくのが筋だろうとは思います。
 けれども、夏川は“逆転発想”をテーマとして、いままで本を書いてきました。
 だから私の書評では、仕事に役立つかどうかを別にして、

「思考の土台を根本的に変えるきっかけになりそうな本」を選んでいきます。
 いったいどんなものが集まるか……それはわかりません。
 ただ集めておけば、自分に役立つかも、ということで、

 きわめて個人的な読書ノートをつくっていきます]

そこで今回紹介するのは、

『バカポジティブ』
(ヴィレッジブックス新書)

というタイトルの本。
タレントの関根勤さんが
書いた本ですね。

私は何をかくそう、
この関根勤さんというタレントが
大好きだったりします。

理由はいくつかあるんです。
じつは関根さんは、東京生まれですが、
私と出身地が同じ。
小学校の先輩だったりします。

それから私が受験のころ、
『コサキン』
というラジオ番組があり、
欠かさず深夜に聞いていたことがあります。
(じつは社会に出て、たいてい
「私も聞いてました」という人とは
 気が合ったりする……)

それと、もう一つ、
テレビで初めて見たときは、
子どもごころに
“バカなことをやっているタレント”
と感じていました。
けれども、一歩一歩、
目立たないながらも自分の独自性を出し、
いまや
「この人しかいない」
という、
まったくオリジナルなタレントになった。
そんな変遷を
リアルタイムで見てきたからでしょう。

本書を見ると、その背景には、
独特な「前向き思考」が
あったことがわかります。
自分に起こることを
極力、明るくとらえ、

「皆が楽しいように」
「自分が楽しくなるように」

と考えてきたから、
「人に使ってもらえる人」
になっていくことができたんでしょうね。

たとえば居酒屋に入ったとき、
「とりあえずビール」
なんて言う。
これもちょっと変えれば、
「皆が楽しくなるんだ」
ということを関根さんは言います。

「すみません、いの一番にビールください!」
「僕ののどがビールを熱望しております!」
「ビール酵母バンザイ! ビールのシュワ〜! 最高!」

確かに……(笑)

まあ、経済不況に、政治不信に、
インフルエンザに……と。
あまり明るくない世の中です。
ちょっと言葉からでも変えていき、
明るく乗り切っていきたいですね。

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発見! 踊る警備員さん

先日、
とある郊外のショッピングセンターに
車で行ったときの話です。

入り口のところに行くと、
ちょっと小ぶとりした
50代くらいの警備員さんに
「待ってね」
という感じで
車を止められます。

その仕草も、
足を揃えて、両手をまっすぐつきだし、
ちょっとジャンプする……と。
このときから、
「何か変わった警備員さんだなあ」
とは思ったのです。

で、詰まっていた前の車が行った。
すると両手を突き出したまま、
丁寧に深くお辞儀。
続いて体をクルッと一回転させ、
右手をまっすぐ伸ばし、
進行方向を指差す。
左手も右のほうに曲げ、
仮面ライダーのようなポーズで、
同じように右を指差す。
これがピタッと決まる……。

で、車が動き出すと、手を揃え、
軽くジャンプしたあとで
再び一礼……と。

何それ? 踊っているの?

なんか不思議な人形を見ているようで、
思わず笑ってしまいました。

まあ、運転している側には、
若干「わかりにくい」
という気持ちもあるのですが、
これも一つのパフォーマンスですよね。

むろん毎回同じようにやっているのかどうかは
よくわかりません。
たまたまなのかもしれないですね。

でも、こんな独特な案内をすることで、
「あそこには面白い警備員さんがいる」
ということになります。
来客を増やすことになるかもしれないし、
ひょっとしたら本人を
人気者にする可能性だって
あるわけです。

考えてみたら、
駐車場の警備員さんにとっては、
「いつもやっていること」
ではあるはず。
でも、
その「いつもやっていること」を
ちょっと楽しくアレンジすることで、
こんな人を楽しませる「ワザ」にまで
昇華させてしまうことも可能なんですね。

もし車に乗る機会があれば、
駐車場で案内してくれる人の仕草も、
観察すると案外、
面白いかもしれませんよ。

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わがオフィスにやってきた「新兵器」

昨日は
「母親の誕生日プレゼント」
の話をしたのですが、
じつは自分自身にも
ちょっとした自己投資を
させていただきました。

それが先日、
オフィスに届いたコイツです。

そう、キーボードですね。

なんだよ、
また仕事と関係ない
遊びグッズかよ……と、
お叱りを受けそうな気もします。

でも、ふと周囲を見ると、
なんだか私が関わっている
「できる人」には、
音楽をやっている方が
非常に多いんです。

私のエージェントである鬼塚さんはピアノ。
佐藤富雄先生はサックスを吹くし、
その秘書さんは和太鼓を叩く。
船井総研の五十棲さんもバンドをやっていたというし、
編集者にもギターを弾く人が何人か。
三味線を弾くビジネスマンを二人知っていますが、
そのうち一人は新内。
ドラムを叩くイラストレーターに、
アコースティックギターを習っている外資系企業の女性もいる。
その他、本当に音楽家である知人も何人かいます。

ざっと思いつくだけで、
これだけいるんです。
そういう環境だと、
「何か自分もやりたいな」
って気に
なりますよね……?

「音楽療法」
というものがあることでも知られるように、
音楽を体感することは、
ある程度、
脳の活性化にも影響するとか。
科学的にも
「仕事」と「音楽」の
関連性は
あるのかもしれません。

でも、それ以上に
たとえば
『恋愛小説家』
なんていう映画を見ると、
作家役であるジャック・ニコルソンは、
集中力を高めるため、
執筆の合間に
ちょこちょこピアノを弾いています。

私も作家でありますから、
そんなふうにできたらカッコいいかな……と(笑)

じつをいうと、
私は子どものころに
ピアノを習っていたことがあります。
で、
試しに……と、
オマケでついてきた楽譜を開き、
音を奏でてみる。

……全然、ついていけないじゃん!!

ジャック・ニコルソンになれるのは、
なかなか遠い道のりのようです。

でも、楽しみが一つ増えたかな!

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母の誕生日で「結局、そうなっちゃった」話

昨日は、前に「沖縄へ行きました」
ということで紹介した
「作家養成講座」
の研修がありました。

で、生徒さんに
『誕生日』
という題でエッセイを書く課題が
出たわけです。

まあ、私は講師役なんですが、
書いてもらっている間は暇です。
だから、
「じゃあ私も」と
書いてみました。
それはこんな感じ。

-------------------------------
今年65歳になる母が、誕生日を向かえた。
毎年、花をプレゼントする私に、
母は今年に限って「服を買ってほしい」
とせがむ。
歳とともにファッションを気にしなくなった母だが、
誕生日を向かえ「この日くらいは……」
という気持ちが芽生えたのだろう。
その光景は、ちょっと微笑ましい。

若いうちは誰でも「誕生日」といえば、
楽しみな日。けれどもいつしか誕生日は、
「オジサンになる」「オバサンになる」という
呪わしい日に変わる。

けれども誕生日は、自分がこの世に生まれでた、
記念すべき日なのだ。
しっかりと現在の自分を肯定し、
そんな自分が最も輝くイメージを育んでいきたい。
ちょうどそんな自分を生み出してくれた母が、
65歳にして確立したように……。

でも、あんまり高い服は勘弁してね。
-------------------------------

じつは本当に、数日前が
母の誕生日だったのです。
妹と二人で何かを贈るつもりだったのですが、
都合がつかず、
後伸ばしになっていた。
でも、
書いたらやっぱり気になりだしますよね。

そこで話をすると……。
まあ、
今日は母をお買い物に
連れていくことになってしまったわけです。
おまけに結構、高くついたりして(笑)

写真の拙著
『なぜ、ビジネス書を読んでも
「仕事ができる人」になれないのか?』
(アスペクト)
で書いたように、
文章を書くことは、一つのアウトプット。
だからこのような文を書いたことで、
私は「服を買ってあげる」というアイデアを、
意思決定していたわけですね。

まあ、
「おめでとうございます!」
ということで……。

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運命の人に出会う方法とは?

昨日はドクターこと
佐藤富雄先生の主催する
「銀河講座」
なるものを見学しに行ってきました。

「銀河講座」
すごいネーミングですよね。

その趣旨は
「出会いたい人に出会う」
というもの。
先生の最新作、写真の

『結婚の作法』(イーストプレス刊)

という本にちなんで
“婚活”というテーマに即したもの。
ですが、
「メンターに出会う」とか、
「ビジネスパートナーに出会う」
ということに関しても
ノウハウはすべて同じだとのことです。

でも本当に同じなの?

「大切なのはビジョンなのだ」
という話を、
先生はおっしゃっていました。
たとえば“婚活”であれば、
どうしてもパートナーとなる男性や女性に、
私たちはイメージを描きがちです。

「イケメンで、億の年収で、会話が面白く、
スポーツマンの男性に出会いたい!」
「アイドルの誰々のような、可愛い彼女がほしい!」

そんなこと言ってたって、
理想の相手は現れません。
ええ、たぶん(笑)

それよりも、
「理想の相手とめぐりあうことで、
自分の未来がどうなるか」
という将来ビジョンを描く。
そうすれば自然と、
「ビジョンに合致する人」が
目の前に現れるんだ……ということ。

40独身、
学ばねばならない部分は、
多々あるようです……うん(苦笑)。
むろん仕事に関してもね!

セミナーは当たり前ながら、
佐藤先生のもの。
非常に「科学的」で、
脳や自律神経系の話が
多くなっていました。

基本はすべて科学にある。
それをどう使用するかによって、
さまざまな目的が達成できるのですね。

まずビジョンか……よしよし。

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アイスクリームの付加価値進化

「Cold Stone」という、
アイスクリーム店 。
皆さんご存知ですよね。

文字どおり石の台の上で、
お姉さんたちが歌いながら、
数種類のアイスクリームを混ぜてくれる……。

味もさることながら、
いかにもアメリカ風の
エンタテイメント性を生かしてサービスする
アイスクリーム・ショップと
思います。

でも、
こちらが「動」であれば、
日本古来の
「静」のサービスを
してくれるアイスクリーム屋さんが
恵比寿にあります。
それが、

「OUCA」

というお店ですね。

じつはいままで
テイクアウトでは何度か買っていたのですが、
店内で食べることはなかったんです。
昨日、はじめて
店の中で食させていただきました。

こちら本当に
“和風”を
うたった店です。
それこそメニューを見れば、
抹茶はもちろん、胡麻やきな粉、
クッキーならぬ「かりんとう」
なんてものもあります。

で、
通常なら「シングル」とか、「ダブル」
というのがありますが、
こちらは一番安いメニューから、
自由に三種類、
選べるようになっています。
「少なくても、たくさんの味を食べたい」
というニーズに合う。
まさに日本人的ですよね。

それで店で食べると、
お茶がサービスされるどころか、
面白いことに
「塩コンブ」まで
無料でついてくるわけです。
“お口直しです”と言ってましたが、
これはシブいですよねえ……。

そういえば恵比寿では、
昔からあった
ハーゲンダッツのアイス屋さんが
いつのまにかなくなっていました。
競争が激しくなるなか、
こんなふうに
「他所にない魅力」を
限りなく出していった店が、
生き残っていくのかもしれません。
どんなビジネスも同じなのでしょう。

ということで、
ぜひ恵比寿にお越しの際は、
味わってみてはいかがでしょうか?

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78歳、イーストウッド監督のたどりついた、ある到達点

映画、というものは
ときに一つの人生を
思いきり凝縮して
私たちに見せてくれます。

そういう意味では
今回見たこの映画、
役者として、監督として、
長い映画人生を送ってきた一人の人間が、
78歳でたどり着いた思いを
見事に表現した作品なのかな……と。

ええ、評判どおり、
本当にいい映画でした。
クリント・イーストウッド監督、主演の
『グラントリノ』
ですね。

ストーリーは至って
シンプルなんです。
過去の戦争体験を引きずる
偏屈で孤独な老人が、
「モン族」という
アジア系移民の隣人姉弟と知り合い、
心の寄りどころを取り戻していく……。
そんな物語。

けれども物語の最初、
教会に来ることを薦める若い神父に
イーストウッドは、
「生と死がアンタにわかるのか?」
と問います。
この映画は、
まさにその難問を
問いかけてくるわけですね。

思い起こせば、
私が初めてイーストウッドの映画に出会った
子供のころ。
彼はダーティ・ハリーとして、
悪人に冷酷な死を与える
ヒーローだったわけです。

ところが、監督業が本職となり、
アカデミー賞を取った
『許されざる者』や
『ミリオンダラーベイビー』では一転。
「生」に疑問を抱きながら
苦しむ主人公が浮き上がります。

しかし
『グラントリノ』
で描かれるのは、
苦しみを乗り越える人間像。
つまり、たどり着くのは
「救い」
……ということか。

まあ、ここから先は、
ぜひ映画をご覧ください。

それにしても
映画を通じて
「動かないのかな……」
と思っていた
フォードの名車、グラントリノ。
最後の最後に
優雅な走りを見せてくれました。
あれはいいなあ…。

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もはやこれって、「電報」と言えるの?

先日、私の甥っ子が、
3歳のお誕生日を迎えました。

で、彼の最近のお気に入りは
「ドラえもん」
のようで、
はじめてフルコース歌えるようになった歌も、
そのテーマソング。
そういえば電話口で、
延々と大絶叫するのを
聞かされました……(笑)

で、
「そういえば!」
と思いついたのが、
「ドラえもん電報」
です。

なんだか昔、シャレで友人に
そんなのをもらった覚えがあります。
ドラえもんの人形に、
電報のメッセージが入っていたものです。
NTTのサイトを見ると、
今でもちゃんとあるみたい。
しかも当日でも可。

ならば……と、
メッセージを送ってあげたわけです。
4千円くらいで、
「結構、高いんだな」
と思いながら。

で、「届いたよ」と
画像を送ってもらえば、
なんとこの大きさです。
当人の頭以上のデカさではないか!
しかもピンクの
「子ドラえもん」の
オマケまでついています。
現在は、
ここまで進化していたんですね……。

でも、
これって電報って言うの?
ほとんど「ぬいぐるみ」を送ったのと
変わらないのではないか……?

まあ、考えてみれば、
当人にとってはまだ、
「誕生日、何それ?」
なわけです。
だとしたら、
これくらいあったほうが
本当に“おめでたい”感じで
いいのもしれませんね。

いい悪いは別として、
これは「電報」という形の
既成概念を破るアイデア
なのだと思います。

だいたい「電報」といえば、
もはや用途は通信用のものでなく、
お祝い事とか、弔辞など、
特別な気持ちを伝える場合に
限られてくる。
そういう発想に立ってみると、
さまざまなアイデアが、
考えられそうですよね。

ためしに、
「こんな電報をつくったらいいんじゃないか?」
なんて考えてみるのも
面白いのではないでしょうか?

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「やさしさ」は、生きるための本能?

[私、夏川賀央は、ビジネス書作家です。
 ふつうビジネス書作家であれば、

「仕事に役立つ本」を紹介していくのが筋だろうとは思います。
 けれども、夏川は“逆転発想”をテーマとして、いままで本を書いてきました。
 だから私の書評では、仕事に役立つかどうかを別にして、

「思考の土台を根本的に変えるきっかけになりそうな本」を選んでいきます。
 いったいどんなものが集まるか……それはわかりません。
 ただ集めておけば、自分に役立つかも、ということで、

 きわめて個人的な読書ノートをつくっていきます]

そこで今回、
紹介させていただくのは、

『吸血コウモリは
 恩を忘れない』
(リー・ドガキン著、草思社)

という本です。

吸血コウモリ……? 何だそれ?
いきなりトンチンカンですよね。
でも、結構この本、
私の考え方に深い影響を与えた
一冊なんです。

これが一体、どういう本かというと、
動物の「利他行動」
について書かれたものです。
吸血コウモリというのは、
その一例。

ご存知ですよね。
南米のジャングルなんかに住んでいて、
群れでダーッと飛び立って、
家畜なんかの血を吸うコウモリ。
まあ「人間を襲う」
ことは少ないようですが、
気持ちのいい存在ではありませんよね。

その吸血コウモリですが、
じつは
「家畜の血を吸う」のも、
案外と至難のワザ。
必ず失敗して、食いっぱぐれ、
お腹を好かせたまま戻ってくるヤツが
毎回、数匹いるようです。

すると、どうするか?
なんと

成功したコウモリが
自分の体をガブッと噛ませて、
その血を吸わせる……、

ということなんです。
見かけの割に、
優しい奴らではありませんか。
人間も見習うべきかもしれない……(笑)

けれどもこの“優しい”習性は、
「自分が万が一、失敗したときも
誰かから助けてもらえることができる」
という可能性を高くするもの。
そして
「そんな“優しい”関係があったほうが、
種としての生存可能性は高くなる」
という“生き残り戦略”として、
進化の過程で
生まれたものだそうです。

本書はこんな動物たちの
「利他行動」の例をあげ、
人間も例外ではないことを説きます。

つまり、
他人への「優しさ」や
「思いやり」は、
宗教が生んだものでも、
人間の道徳観が生んだものでもなく、
「そのほうが集団の中で、
うまくいく可能性が高くなる」
という、
生き残るための本能として、
生まれてきたもの……ではないか?

ということなんですね。

ということは、
人間関係の中で成功したい人が、何をすべきか?
きわめて答えは、
シンプルなのかもしれません。

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やろうと思えば、何でもできる!

夕暮れどきの熱海に
ポツンと私の車。
GW開けもあってか、
今日は東名も空いて
いました。

けれども私のほうは
ドクター佐藤先生の主宰する
NPOの授業の日。
猪狩大樹教授のレクチャーする
「脳進化論」
の講義を聴きに行ったわけです。

講義は生命の誕生から
人間の脳が生まれてくるまで。
まあ何十億年の進化を、
数時間で話してくださったのですが、
雑誌ニュートンを活用した
ヴィジュアルな資料。
大変わかりやすかったです。

それもそのはずで、
じつは猪狩さんは、
本職はテレビ局で働いている方。
それが多くの勉強の重ね、
いまや科学分野の講義もできる
スペシャリストに
なっているわけです。

というと、
ビジネスパーソン憧れの二足のわらじ……
なんてものでは、
じつはございません。

そのほかにも
アイスホッケーチームの選手であり、
三味線の新内であり、
さらにローラーブレイドの
スペシャリストだったりする……。

最近は、携帯メルマガ
『やっぱり! オンナもオトコも下半身!』
も発行しているとか。
いや、エッチなものでなくて、
「足腰を鍛える」という
純粋な健康論ですよ(笑)

私たちは
「時間がないから」
「忙しいから」
と多くのことを、
いつも
「やらずじまい」
にしてしまいます。

でも
「できるんだ」と
意欲的になれば、
このようにたくさんの活動が
可能になるんですね。

何か
「やりたいな」
ということがあったなら、
諦めてはいけません。
「どうすればできるのかな」
と、
まずは方法を考えてみることが
大切なんでしょうね。

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ヒットする「お土産」のつくり方

沖縄、宮崎の出張も、
いまやGW前の、
ずいぶん前のことになりました。

でも、今日は、
ちょっと
「お土産の話」を
させていただきたいのです。
というのも、
この両県には、
小さな店で売っていたお菓子が
「全国で大人気」
となったヒット商品があります。

一体どうして、
そんなヒットが生まれたのか?

まず沖縄ですが、
こちらは
「お土産ランキング」で
全国ナンバーワンだとか。
あの北海道の牧場さんを
抜いたわけですね。
知っている方も多いでしょう。
「ポルシェ」
というお店の
『紫芋のタルト』
ですね。

何でも
「ポルシェ」
というのは、
その女性社長さんが車好きとのこと。
(ただ、乗っているのはプリウスだとか……)
決して甘すぎず……で、
お洒落なお菓子ですよね。

でも、味もさることながら、
ここが抜きん出てきたのには、
ネットや、雑誌等の
メディア媒体を
上手に利用したことがあるようです。
楽天でも人気店になっていたし、
ITマーケティングでも
賞を受賞していているみたい。

次に宮崎ですが、
「わらべ」
というお店が大人気だそうですが、
『チーズ饅頭』
というものがあります。

じつは私も、友人に
「お土産に買ってきてほしい」
と言われて、
はじめて知ったのです。
これは自分の中では大ヒットでしたね。
お饅頭の中に濃厚なチーズが入っていて、
じつに美味。
たちまちファンになりました。

このお菓子、
どういう経緯かといえば、
もともと客室乗務員の方々に大人気だったとか。
それが「口コミ」で
広がっていったわけです。

こんなふうに
「ネット」や「口コミ」を活用すれば、
地方の小さなお店の商品が、
「全国的な大ヒット」に
なることもあるんですね。
見習うところ大、かもしれません!

ところで目下、私の問題が一つ。
GWをはさんで、
せっかく買ったお土産品が、
渡せずじまい。

あれ、賞味期限は?
どうしましょう……(泣)

Okasi

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スティーブン・キング的「親子の絆」の映画

私が好きな作家さんに、
スティーブン・キング
という人がいます。

ええ、ご存知
「ホラー」
の大作家さんですね。
『シャイニング』や
『キャリー』をはじめ、
最近では
『MIST』など、
数多くの“怖い”作品が
映画化されています。

けれども様々な状況のなかで、
懸命に問題を乗り換えようとする人間を
“やさしく”
描く作家さんでもあります。
だから
『ショーシャンクの空に』
とか
『グリーンマイル』
のような感動作も生まれているわけです。

そんなキング原作の映画に
“地味”なんですが、
とても「美しい」映画があります。
それがこの

『黙秘』

という映画。
原題は
「ドロレス・クレイボーン」
というタイトルですね。

言ってしまえば、この映画
「親子の物語」です。

新聞社で働くキャリアウーマンの記者に、
「母親が逮捕された」
という連絡が入ってくる。
家政婦として働いていた女主人を
殺したのではないか、
という疑いです。

その母の名が
ドロレス・クレイボーンなのですが、
娘は何年も前に、
家出同然で
故郷を飛び出してきた身。
じつは
「父を母が殺したのではないか」
という
疑いをもっているわけです。

そんな母娘が再会する。

真実を語ろうとしない母と、
幼いころに抱えたトラウマに、
いまも苦しむ娘。
でも、
“隠されていた真実”が
明るみに出ていくにつれ、
お互いの絆が蘇ってくる……。

現在、仕事をさせていただいている
KUURAKUという会社の社長、
福原裕一さんは、
社員たちに
「自分が生まれてきたときのことを聞いてくる」
という課題を出しています。
そうすることによって、
何より「生まれてきてよかった」という、
“自己容認”ができるわけですね。

この映画も、
母と娘の対立が
“自己容認”に
変わっていくまでを描いた映画です。
もう名女優
キャシー・ベイツさんの
「表情の変化」に
すべてが凝縮されています。
さすが……。

もうすぐの「母の日」には、
相応しい映画かもしれません。

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粋な「オールド・ブレンド」を煎れるマスターさん

少々前の話になりますが、
東京、代々木のとある喫茶店で
編集者さんと打合せをする機会がありました。

で、まあコーヒーを飲もうと、
メニューを見る。
そこには
「ライト・ブレンド」とか
「マイルド・ブレンド」とか、
さまざまなコーヒーの種類が
並べてあるわけです。

「ライト・ブレンドってどんなのでしょう?」
編集者さんが聞く。
「そりゃあ、軽めの豆を
使っているんじゃないですか?」
「じゃあ、オールド・ブレンドは?」
「古い豆かな?」

「いえいえ、じじいが煎れるから
オールド・ブレンドなんですよ!」

急に横から声をかけてきたのは、
何やら雰囲気のある、歳とった男性。
このお店のマスターなのでしょう。

「美味しいんですか?」
と聞くと、
「そりゃあ、じじいが煎れるんですから
年季が入ってますよ」
という答え。
何か面白い方ですよね。

「では、僕はオールド・ブレンドを」

気づくと、
この“じじい”様。
テーブルのあっちこっちで、
お客さんと会話をしています。

冷静になって考えてみると、
この時間のひっそりしたお店にしては
お客さんも入っている模様。
ひょっとしたらみんな
このマスターさんの人柄に惹かれた
「常連さん」
が多いのかもしれません。

不況とされるいま、
それでも人気を集めている店。
そのキーワードは
「温かみ」にあることもあります。
このマスターは、
ビジネスの基本的なことを
体現しているのでしょうね。

ふとメニューを見ると、
デザートの「ババロア」の下に
「ジジロア」
なんてものもありました。
よっぽど“じじい”の響きが
好きなのかなあ……(笑)

まあ、代々木駅の
すぐそばにある店ですので、
お近くの方は探してみてはいかがでしょうか。

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「清正公」と呼ばれるお寺の秘密

昨日は、私の生まれ育った地元。
「清正公」
でお祭りがありました。

お祭りといっても縁日が出るくらい
なのですが、
まあ、年次行事ですから
オフォスに来る途中で、
お参りに行ったわけですね。

この「清正公」ですが、
正式には「覚林寺」という
お寺です。
かの加藤清正を祭ったということで、
すっかり「清正公」という呼び名が
有名になりました。
地元ですら、
覚林寺といっても
わかんない人が多いんじゃないだろうか……。

けれども、
じゃあこのお寺、
加藤清正とどういう関係があるかといったら、
よくわからないんです。

ネットで調べると、
清正が朝鮮出兵したときに
連れてきた王子が開いたとか。
それでも、清正本人とこの地は、
あんまり関係がなさそうですね……。

けれども
「清正さんのご利益あり」
ということで、
このお寺は
「願いが叶う神社」として
結構、人を集めています。
昨日もピンクの装束を着た女性たちが
「お守り隊」
といった感じで、
名物の“菖蒲に入った勝守守り”を
売っていました。

えっ、あんなこと毎年やっていたっけ?
いつから萌え系のお寺になったのよ?

まあ、そんなことを言っていると
清正さんに怒られます。
深く感謝し、
お守りも買う。
それで、
ますますの繁栄を願うとしましょう。

ちなみにお祭りは終わりましたが、
スピリチュアルプレイス
としても結構、有名なところだとか。
東京は南北線、
白金高輪駅のすぐそばですので、
気になる方は、
訪ねてみるといいのではないでしょうか。

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「ガッシュ君」に学ぶ仕事のヒント

今日は5月5日、
「子どもの日」です。

そんなわけでちょっと趣向を変え、
子どもが活躍する少年マンガから
仕事のヒントを学ぼう……と。

紹介するのは
雷句誠さん原作の

『金色のガッシュ!!』
(小学館)

という作品です。
すでに連載は終わっていますが、
アニメにもなり、
映画にもなりですから、
ご存知の方も多いとは思います。

でも、
ビジネスパーソンの方で、
ちゃんとこのマンガを読んだという人は、
少ないんではないでしょうか。

じつをいうと、
かつて私は
“子どもゴコロをビジネスに生かす”
という趣旨で
『大人のアタマで考えない。』
(ビジネス教育出版)
という本を書いています。
何をかくそう、
その本を思いついたのは、
このマンガを読んだことが
きっかけだったんですね。

あらすじをちょっと紹介すると、
主人公のガッシュ君は
“魔物の子ども”です。
何年に一度だかで
魔物の王様を決めるイベントがあり、
100匹の子どもたちが
人間界でバトルを繰り広げる……と。

それだけだと単純なんですが、
魔物の子の武器は「魔法」。
その魔法を発するには、
それぞれが持っている本に書かれた
呪文を唱えなければならない。
でも、それを読めるのは、
各魔物に一人の、選ばれた人間のみ。

ということで、
すべての闘いが
魔物の子と、協力するパートナーの
チーム戦術になってくるわけです。

さらに加えると、
成長する後半はともかく、
主人公のガッシュ君、
電撃のワザを使いますが、
じつはそれほど「強くない」んです。

しかも仲間といえば、
防御だけに優れていたり、
変身術を持っていたり、
スピードがやたら早かったりと、
なんだか一芸のみに秀でたヤツばっかり。
それで、いったいどうするのか……。

けれども、
「魔物+人間の頭脳」で戦略を組み立て、
弱い力の掛け合わせを
何倍もの威力に変え、
次々と強敵を破っていきます。
この辺の考え方は、
まさに
“何人も寄れば文殊の知恵”
を体現しているわけです。

それぞれの魔物と人間の関係性も、
非常に温かいんですよねえ。

そんなわけで
「チームで成果を出す」
という課題を抱える方々には、
ちょっと目を通してみると
役に立つマンガなのではないでしょうか。
(ただし33巻までありますけど……)

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沖縄流の「ウェルカム」と「グッドバイ」

時間を少し巻き戻して、
沖縄へ出張したときの話です。

沖縄へは
Dr.こと佐藤富雄先生の主催する
「作家養成講座」
の講師役で
行かせていただいたわけです。

で、写真は最後の夜の日の風景。

沖縄料理店で宴会をしたのですが、
まずは先生のお知り合いの紹介という、
当地の三味線弾きの方が登場。
沖縄の歌を何曲か披露した後で、
最後は
地元のダンス仲間の人たちが乱入。
やんややんやと、みんなで
『ハイサイおじさん』の
大舞踏会?(笑)
になってしまったわけです。

生徒さんも踊る。
ドクターも踊る。
もちろん私も踊る……。
だって、仕方ないですもんね。
まさに沖縄っぽい……。

そこでこの
『ハイサイおじさん』ですが、
どうも私には、志村けんさんの
「変なお〜じさん」の
イメージしかありません。

そうではなく、
もともとはこの曲、
沖縄が返還されて間もない70年代に
喜納昌吉さん
という地元の歌手が歌い
大ヒットした曲なんですね。
なんでもヒットしたとき、
喜納さんは
刑務所で服役していたとか。
詳しい話は
『すべての人の心に花を』
という、
そのご著書を参照ください。

で、じつは
『ハイサイおじさん』は
喜納さんが子どものころに、
勝手に歌っていた歌だとか。

それもモデルがあります。
悲惨な戦争を体験したあとで、
娘を惨殺されて、
酒におぼれた男性がいた。
その人に向けて
「こんにちは、おじさん」と
揶揄したような歌だというのです。

それがどうして、
「踊りたくなってしまうような歌」
になってしまうのでしょう?

つまり、人生には
「哀しいこと」も「嬉しいこと」もある。
「出会い」があれば「別れ」もある。
いろいろあるけれど、
まあともかく、踊ってしまいましょうよ……
ということ。
沖縄独特の
問題解決法なんでしょうね。

「哀しみ」も「喜び」も、
ひとまとめにして、
とにかく踊ってしまう。
あらゆる思いを
“踊る”という形の中で
消化してしまう。

沖縄の方々はそんな場を催して、
「ウェルカム」と「グッドバイ」を
同時に私たちに
伝えてくれたのかもしれません。

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創造力の根幹は“遊び力”

ゴールデンウィークは仕事に専念!

……なんて言っておきながら、
甥っ子を連れて
遊びに行ってしまう私。
出版社さんに見つかったら、
なんか怒られそうですね……(苦笑)

でも、
2歳の甥っ子と遊びに行くと、
いろんな発見があったりするんです。

で、
写真はとあるショッピングセンターにある、
有料の遊び施設内。
見ての通り、滑り台です。

でも、なんかおかしいですよね。
何で立っているの?
手に持っているのは何?

じつは最初は甥っ子も
普通に滑っていたはずなんです。
でも飽きてしまったのか、
途中で立って駆け下りだします。

それを見て
「面白そう」
と思ったのか、
別の子どもも、仲間入りしました。

でも、ただ駆け下りるんじゃ、
まだ生温い……のか?
いつのまにか

「ゲキレンジャーだかライダーだかの、
ソフト人形を持って駆け下りる」

と、遊びが進化。
さらにいつのまにか、

「片方の子が人形を落としてしまったら、
 もう一人がダッシュしてそれを拾い、
 落とした相手に届ける」

なんていう
“ルール”まで加えられているんです。

端から見ると、
「何やっているの?」
という感じですが(笑)、
二人は大笑いして遊んでいます。

考えてみれば、
それだけのわずかな時間に、
「面白くなるように」
ということで、新しい遊びが
創意工夫されているわけです。
この創造力は大したものですよね。
あなどれない……。

こんなふうに
「楽しくしよう」「面白くしよう」
という“遊び心”こそが、
アイデア力の根幹なのかもしれません。
そういう気持ちは、
大切にすべきかもしれませんね。

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一人で考えるより「みんな」で考えよう!

[私、夏川賀央は、ビジネス書作家です。
 ふつうビジネス書作家であれば、

「仕事に役立つ本」を紹介していくのが筋だろうとは思います。
 けれども、夏川は“逆転発想”をテーマとして、いままで本を書いてきました。
 だから私の書評では、仕事に役立つかどうかを別にして、

「思考の土台を根本的に変えるきっかけになりそうな本」を選んでいきます。
 いったいどんなものが集まるか……それはわかりません。
 ただ集めておけば、自分に役立つかも、ということで、

 きわめて個人的な読書ノートをつくっていきます]

そこで今回、紹介するのは

『凡才の集団は孤高の天才に勝る』
(キース・ソーヤー著 ダイヤモンド社)

という本です。
限りなく凡才である私は、
タイトルを見るだけで
ワクワクしてしまいますよね。

本書は「コラボレーションの力」
について書かれた本です。

たとえば
「テレビを発明した人」って
誰だかご存知ですか?

パッと思いつかない。
それもそのはずで、
これは天才が一人で生み出したものではなく、
あるアイデアに誰かが別のアイデアを重ねて、
それを誰かが応用して……と、
まさに
「コラボレーション(共同作業)」で、
生まれたものだからなんです。

著者は普通の人であっても、
「協力し合うことによって、
自分の持つ力の何倍もの成果を出せる」
と説きます。
考えてみれば
エジソンとかアインシュタインとか
天才たちが活躍したのは、
過去の時代。
現代は
「孤高の天才」より
「誰かと協力できる凡人」のほうが
大きな結果を出せる時代なのかもしれません。

本書はそんな事例に溢れています。
たとえば、
『ロード・オブ・ザ・リング』と
『ナルニア国物語』は、
作家同士の意見交換の結果、
両方とも世に誕生したとか。

あるいは、
就業規則なし、上下関係なしで、
「会社の意思決定は、全社員の投票にする」
という無茶苦茶なやり方で
ブラジルナンバーワンになった企業とか。

「発想力」とか
「仕事力」に対する常識も、
ちょっと本書で変わってくるかもしれませんね。

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「女神さま」たちに学ぶ問題解決力

世間では今日、明日から
ゴールデンウィーク。

そんな世の流れに反し、
遊びのような出張を終え、
やっといつもの仕事に戻っている私。
なんだかだんだん、
世間と遠くなっているような……(苦笑)

ともあれ、
昨日は宮崎で念願が叶い、
前から行きたかった
「日本神話発祥の地」
とも言われる場所に
行って参りました。
高千穂ですね。

伝承では、
乱暴なスサノオに腹を立てた
アマテラスオオミカミが、
「天岩戸」
に引きこもる。
アマテラスオオミカミは太陽の女神
ですから、
それによって世界は真っ暗闇になる。

どうしようかと神さまたちが
「天の安河原」
に集まり、相談の結果、
アメノウズメ
という女神が岩戸の前で
舞を踊るわけです。

「なんだなんだ」と
アマテラスさまが出てきて、
一件落着になったわけですね。

で、
その「天岩戸」と
「天の安河原」を
ここで見ることができるわけです。
「天岩戸」は神聖な地であるため
遠くから目で見るのみ。
「天の安河原」は
写真のような場所です。

まあ、この神話が
どこまで本当かはわかりません。
「天岩戸」と言われる場所も、
日本各地に
いくつかあるようです。

でも、この神話では、
男の神さまは、
話し合ったり、暴れ回ったり。
「何とかしよう」と行動するのは、
アマテラスさんに、
アマノウズメさんと、
どうも女神さまたちなんですね……。

『アマテラスの誕生』
(溝口睦子著、岩波書店)
という本を見ると、
最初、大和政権は、
「タカミムスヒ」
という男性の神さまを
国家のシンボルにしようとしたそうです。
ところが、
“ウケ”があまりよくなかったらしく、
アマテラスさんにバトンタッチ。
それが、現在まで一貫して
国家の最高神であるわけです。

アマテラスさんと
同一視される説もある「卑弥呼」にせよ
あるいは「神功皇后」にせよ、
みんな女性。
古くから日本には、
「女性は行動的で頼れる存在」
という認識が
ひょっとすると、
あったのかもしれませんね。

いまのビジネスシーンにおける
女性の逞しさを見ると、
何だか日本は先祖帰りをしているんだろうか……
なんて思ったりする。

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