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「言葉とは何か?」と聞かれたら、何と答えますか?

[私、夏川賀央は、ビジネス書作家です。
 ふつうビジネス書作家であれば、

「仕事に役立つ本」を紹介していくのが筋だろうとは思います。
 けれども、夏川は“逆転発想”をテーマとして、いままで本を書いてきました。
 だから私の書評では、仕事に役立つかどうかを別にして、

「思考の土台を根本的に変えるきっかけになりそうな本」を選んでいきます。
 いったいどんなものが集まるか……それはわかりません。
 ただ集めておけば、自分に役立つかも、ということで、

 きわめて個人的な読書ノートをつくっていきます]

そこで今回、紹介するのは、
“ひき続き”になりますが、
古典的名著、
と言われるものです。

それは
S.I.ハヤカワ博士の
『思考と行動における言語』
(岩波書店)
という本。

難解かつ、かなり読み応えのある本です。
けれども“言葉”を活用して仕事をする人には、
必読書とも言える重要な本かなと、
私は思っていたりするんです。

著者は有名な言語学者です。
本書はその観点から見た、

「言葉とは何か?」

という問題。あるいは、

「なぜ人間は言葉を使うのか?」

という、根本的な疑問を
社会的な意味から考察しています。

で、ここで結論として生まれるのは。

「言葉=伝達の手段」
では、ない
……ということ。

では、何のために人は言葉を使うかといえば、
本書は
こういう前提に則って展開されます。

「この本の基礎にある仮定は
言語の使用を通じての広い種内的協力が
人間生存の基礎的機構である」

つまり、私たちが使う一語は、
究極的には私たちが
“生きる”という目的のために、
“協力”を求めて発声されるもの、
ということなんです。

そうすると
「言葉の意味」
というものを、
私たちは、より重く
考えていかざるをえなくなります。
私たちが考える以上に、
一つの言葉は
強い“社会的意味”を
もっているものなんです。

情報が氾濫する世の中になったからこそ、
ぜひ読んでおいてほしい一冊ですね。

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