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平泉の美術品で、日本文化にふれてみる

昨日は、ちょっと気分転換に、
東京の世田谷美術館に足をのばして、

「平泉……みちのく浄土」

という特別展を見に行ってきました。
歴史好きの私ですから、
博物館には、時おり出かけるわけですね。

ご存知のように
平泉というのは、
奥州藤原氏が三代で築いた都。
中尊寺金色堂が有名ですが、
平安時代の末にあって、
彼らはこの地に「浄土」
すなわち “地上の仏教的ユートピア”を
つくろうとしたわけですね。

当時の東北は「金の産地」ですから、
展示されている美術品も
絢爛豪華。
でも“豪華”なだけでなく、
それがやっぱり「浄土」を目指す
思想に裏付けられています。

たとえば私は、ついつい
見過ごしてしまったのですが、
写真の
「金光明最勝王経金字宝塔曼荼羅図」
というもの。
よく見ると塔は、全部、
お経の文字で出来ているわけです。
それが全部、黄金ですから、
気合いの入りようもスゴいですよね。

でも、一番スゴいのは、
この平泉の美術が、いまもちゃんと
残っているということだと思います。

伊沢元彦さんの
『逆説の日本史』
にもありますが、
平泉は、結局は鎌倉政権に対抗して、
滅ぼされた都市なのです。
これが他国の歴史だったら、
建物は破壊され、
美術品は根こそぎ奪われるのが普通だと思います。
それが現在も残っている……。

ヒューマニズム以上に、
「祟りへの恐れ」
があったとのことですが、
日本文化の独特さを、
ここに感じてしまいます。
展示は今週の土日までのようですから、
東京近郊の方は、
覗いてみてはいかがでしょうか?

ただ、こうやって展示を見ると、
どうしても現地へ行きたくなりますよね。
う〜ん、久々に東北へ行ってみるかな……。

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