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「蒸気機関車」が象徴するもの

昨日は、さいたま市にある
「鉄道博物館」に
初めて行ってきました。

別に私は鉄道好き、でもありません。
ただ、新しく出来た博物館だから興味はある。
で、2歳の甥っ子が
最近はプラレールのSLが大好き。
けれども休日に行ったら、
混んでいて見学どころではない。

ということで、
じゃあ平日に時間の空く私が、
「車で連れていこう」
ということになったわけです。

もっとも本物のSLを初めて見た甥は、
「コワい!」
の連発です。
想像していた以上に、
迫力があって大きかったんですね。

「怖くないよ。カッコいいじゃん!」

ということで、振り返って
ゆっくりとSLの外観を見る。

「たしかに怖い……」

そう言われると、
なんとなく言い尽くせない、恐ろしさを感じてきます。
何でしょう、この感覚……。

そういえば私の世代にとって、
SLといえば
『銀河鉄道999』です。
松本零士先生の有名な作品ですね。

その銀河鉄道が、どうしてSLなのか?
主人公の鉄郎に、同行者メーテルは、
こんなことを言っていた記憶があります

「二度と帰ることのない乗客には、このほうがいいの」

考えてみれば、
多くの人は蒸気機関車が、
かつては交通の主役だったことを知っています。
けれども同時に、
その存在を記憶してない人が大半。
帰って来ない「過去の世界」の象徴です。

私たちは蒸気機関車を見るたびに、
時間はつねに「過去」となって、
記憶の世界に残されていく存在であることを
思い知らされる。
そんなふうに
「過ぎ去る時間の象徴」
を感じさせることが、
「怖さ」の正体なのかもしれません。

「鉄道博物館」には
SLのほかにも、
「ゼロ系新幹線」や
「ブルートレイン」など、
過去の電車がそのまま展示されています。

「博物館」として鉄道の歴史を学ぶには
ちょっと整理されてない印象もありましたが、
雰囲気を味合うには、
絶好の場所かもしれませんよ。

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