« 幸福は「結果」でなく「プロセス」で決まる | トップページ | 世界は私たちが思う以上に「小さい」! »

バットマンと武士道

昨日は日本アカデミー賞が発表され、
『おくりびと』がかなり賞を独占しました。
で、新聞を見ていたら、
面白いなと思ったのが、外国映画賞。
昨年ヒットした、バットマンシリーズの最新作。
『ダークナイト』
が受賞していました。

本国アメリカのアカデミー賞ではこの映画、
歴代2位だか3位だかの爆発的なヒットなのに、
ノミネートされたのは、
たしかヒース・レジャーの助演男優賞だけ。
遺作となったことを別にしても、
あれだけの凄まじいジョーカー役ですから、
それはわかる。
でも、作品賞などの候補にならないのは
ちょっと残念な気がしました。

私はこの映画、昨年では間違いなく、
ナンバーワンかな……
と思ったりするわけです。
ただこの映画、
じつはヒーロー物なのに、
非常に「重い」映画です。

おそらく映画で
どうしても注目してしまうのは、
ヒース・レジャーのジョーカーでしょう。
自由奔放で、そのセリフも面白い。
なおかつ出演シーンのたびに、
やることがエスカレートしていく。
悪役とはわかっていながらも、
観ているほうはワクワクしてしまいます。

逆にクリスチャン・ベールのバットマン側は
といえば、
こちらは悩み、苦しみ……と、
出てくるたびに沈痛なわけです。
どちらになりたいかといったら、
なんとなく正義の味方のほうが、
辛そうに見えちゃったりする……。

でも、
これが「ダークナイト」という映画の
すごいとこかなと思うんです。
正しいことをしようとすることは、
その内実を見れば、格好いいことでも
なんでもない。
だから別に誰がどう評価するかでなく、
自分にとって忠実になろう、と。

「ダークナイト=暗黒の騎士」
で、いいじゃないか……と。
こんな心の葛藤を描いていくわけですね。

このように映画では、信念を貫き、
正しいことをやっていくことの困難さを、
非常にシリアスに描いているわけです。
だからこそ、
大きな「価値がある」ということ。

そうすると、なんとなくこの発想、
日本の「武士道」に通ずるようにも思うわけです。
米国でなく、
日本の評論家のウケがよかったとすれば、
そんなところに理由があるのかもしれませんね。

Darkknight_blg

|

« 幸福は「結果」でなく「プロセス」で決まる | トップページ | 世界は私たちが思う以上に「小さい」! »

公私混同の時間」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1136908/28273178

この記事へのトラックバック一覧です: バットマンと武士道:

« 幸福は「結果」でなく「プロセス」で決まる | トップページ | 世界は私たちが思う以上に「小さい」! »