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2009年2月

「簡単に成功できる方法」なんて存在しない

[私、夏川賀央は、ビジネス書作家です。
 ふつうビジネス書作家であれば、

「仕事に役立つ本」を紹介していくのが筋だろうとは思います。
 けれども、夏川は“逆転発想”をテーマとして、いままで本を書いてきました。
 だから私の書評では、仕事に役立つかどうかを別にして、

「思考の土台を根本的に変えるきっかけになりそうな本」を選んでいきます。
 いったいどんなものが集まるか……それはわかりません。
 ただ集めておけば、自分に役立つかも、ということで、

 きわめて個人的な読書ノートをつくっていきます]

そこで今回、紹介する本は、

『なぜ、ビジネス書は間違うのか』
(フィル・ローゼンツワイグ著 日経BP社)

という本。
何だか私の新刊
『なぜ、ビジネス書を読んでも
「仕事ができる人」になれないのか?』
に似てますよね。

けれどもこのほんは、
スイスのIMD(国際経営開発研究所)で
教授を務めているという著者が、
綿密な調査の上で表した本。
だから、けっこう本格的な経営書です。

で、何について書いた本かといえば、
「ハロー効果」と呼ばれるものです。

「ハロー効果」って何?
それは、人は知らず知らずのうちに、
細部の現象から物事を判断するのでなく、
全体としての結果から、
細部を判断しているということ。

たとえば、
「この人は売上をたくさん出している営業マンだ」
と聞き、その話を聞けば、
「ああ上手な会話術だな」
と思う。
逆では決してない、ということです。
「ハロー」というのは
“後光”という意味だとのこと。
まさに「結果」の後光で
評価が決まってしまうわけですね。

で、問題は私たちが
「成功した企業に学ぼう」
とするとき。
著者はこのように言います。

「一般に企業パフォーマンスを決定づける要因
だといわれている多くの事柄は、
たんに業績から跡づけた理由にすぎない」

そして著者は
『エクセレント・カンパニー』
や『ビジョナリー・カンパニー』
といった
有名なビジネス書を検証し、
「企業が成功するための法則」を実践して、
それがうまくいかなかった例を
次々とあげているわけです。

もちろん挙げられたビジネス書が
間違っているなどとは思いません。
それは、
「成功者個人が語るノウハウ」
でも同じこと。
けれども人も企業も
うまくいったから、
「この考えでよかったんだ」
と考えがち。
うまくいくには様々な要因が関与しています。

だから私たちがそのノウハウや理論を勉強するときも、
「これだけでうまくいくんだ」
なんて思ってはうけない。
さまざまな面から考え、
何より実践し、検証していくことが
大切だ……というわけです。

そうすると、なんとなく
私の新刊の内容にも通ずる感じ(笑)
こちらもぜひ、よろしくお願いします!
(紹介は2日前のブログです!)

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「ごっこ遊び」に仕事の本質を見る

前に甥っ子を連れて
某ショッピングセンターに
お買い物に行きました。

最近はこういうところには、
時間制で子どもを自由に遊ばせられる
有料スペースが設けられています。
そこに入ってみたんですね。

で、なかには着ぐるみのキャラと一緒に踊ったり、
ボール遊びができるコーナーもある。
そっちが人気なのですが、
なぜか彼のお気に入りは、
この「模擬レストラン」なんです。

私がカウンターに座ると
「いらしゃいませ〜」と言う。
「ハンバーグください」と言うと、
「うん」ということで、
“お料理の真似”を始めていくわけです。

この様子を見て、私は幼稚園のころの
「お店屋さんごっこの日」
というのを思い出しました。
この日は誰かが
「オモチャ担当」だったり、
「魚担当」だったり
「野菜担当」だったりして、
それぞれ工作でつくったものを、
持ち寄る。
そして
「お店のチーム」と「お客さんチーム」
を交代で楽しむのです。
私はこの行事を、
とても楽しみにしていました。

考えてみれば、全部
「仕事の真似」
なんですよね。
レストランごっこも、
お店屋さんごっこも、
結局は大人が仕事としてやっていること。
それでも、
「仕事の真似ごと」に
ワクワクして仕方がなかったはず。

原点に立ち返れば、
私たちが仕事でやっていることも同じ。
確かに会社の仕事は分業制になってしますし、
ややこしい人間関係もある。
それに「収入を得なきゃ」とか、
「将来のために能力を磨かなければ」
という私たちの
別な思惑もあります。

でも、すべての枠を取り去ってみる。
するとやっているのは、
子どものころには楽しくて仕方がなかった
「誰かの何かの役に立ってあげること」
なんです。

今、目の前の仕事を
そんなふうに考えてみたらどうでしょうか?
面白くなると思いますよ。

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タイトル過激な夏川賀央の新刊です!

ついに待望の……かどうかはわかりませんが、
私の新刊が発売になりました。
そのタイトルは

『なぜ、ビジネス書を読んでも
「仕事ができる人」になれないのか?』

かなり過激です。

この本はビジネス書ではないのか?
だったら、この本を読んでも意味がないのでは?

まさかビジネス書作家である私が、
「ビジネス書なんて読んでも意味がありません」
などと言えるわけもありません。
もちろん、ビジネス書を読めば、
それを活用して
「仕事ができる人」になれるはずなんです。

でも、本当にそうなれているのか……?

かなり微妙ですよね。
これはビジネス書を読むことに限りません。
セミナーで話を聞く。
あるいは上司や先輩から何らかの教えを賜る。
その都度その都度、
私たちは
「確かにそうだよなあ」とか、
「いいこと書いているなあ」
「いいこと言うなあ」
と感心したり、心動かされたりする。

けれども、
「心動かされた瞬間」から離れ、
自分の目の前の仕事に直面したとき、
はたして「勉強したはずのこと」は、
本当に生かせているのか……?

ですから本書のサブタイトル
「逆転発想で効率的に成果を上げる勉強術」
という言葉が示すとおり、
「少し勉強の考え方を見直そうよ!」
が本で述べたい私の考え方なのです。
「仕事」「勉強」「遊び」
の三つを組み合わせた新しい勉強法を
本章では大胆に提示してみました。

相も変わらず
賛否両論かもしれません(笑)
それでも、ぜひ見ていただけたらと
著者は思っております。
当たり前ですが……。

なお、出版社はアスペクトさん。
定価は本体1429円です。

じつは1月のブログで
本書の裏話も紹介したことがありました。
よかったら、そちらも見てやってください。
http://natsukawagao.cocolog-nifty.com/blog/2009/01/post-c270.html

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「損得」を抜きにするから、人脈は強くなる

昨日はセミナーを行ったわけですが、
その場には
『成功しちゃう「人脈」はじつは公私混同ばかり』
の担当編集者である
ナナ・コーポーレート・コミュニケーションの
Tさんもいらっしゃいました。

で、講演でも話したのですが、
そのTさんの話を少し。

じつは今、夏川、講談社の本を執筆中です。
そんな折り、別件でTさんと連絡していた途中です。
ちょっと、執筆中の本のテーマに関連するような
話題が出たんですね

「ああそうそう、じつは今こんな本を書いているんですよ。
ネタとして使えそうだなあ」
「へえ、面白そうですね。どこから出すんですか?」
「まあ講談社の予定なんですけど……」
「いいじゃないですか! 楽しみにしていますよ」
「ありがとうございます。でも苦労しているんです。
何か役立ちそうな情報が教えてください」
「わかりました!」

まあ後半は、社交辞令のようなつもりでした。
でも、その一時間くらいあとです。
私の事務所に大量のファックスが届きました。
何だ?

「この記事、役に立つかもしれませんので、
 よかったら使ってください」

さすがTさん、
本当に情報を集めて、送ってくれたわけです。
助かりますねえ。

けれども何が嬉しいかといったら、
私は別の出版社から出す本を書いているんです。
それが仮に売れたとしても、
別にTさんの利益にはなりません。
それどころか、
ライバルに得させるのは、ひょっとしたら損になる……
という考え方でもおかしくはないんです。

けれども何の損得関係も考えず、
こちらに役立つことをすぐに実行してくれる……。
こういう態度が人脈をつくっていくんでしょうねえ。

まあ、お礼をかねて、
Tさんが担当した最新の本を紹介します。
私もよく知っている植西聡先生の

『「今」を生き抜く57の言葉』

というもの。
ボブ・ディラン、アインシュタイン、老子、
ダライ・ラマ、サン=テグジュベリなどなど
著名人の言葉とともに、生きるための知恵を解説した
非常に「元気の出る」本です。
ぜひ書店で手に取ってみてください。

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夏川初の講演を終えました!

ということで、本日の10時から一時間半、
品川区立中小企業センターにて
『人脈作りで大成功する人・大失敗する人』
というテーマの講演を
無事……? 
終了させていただきました。

まあ、とにかく緊張しましたねえ(笑)

むろん講義のようなことは
何度か経験しています。
それでも今回のように、本で書いたテーマについて、
自分自身の独演というのはありませんでした。

しかも、無料で、平日で、商工会議所の主宰
……と聞き、非常に失礼なのですが
「まあ、近所の暇な方々が来ているのかな」
なんて勝手に思ってしまったわけです。
でも、フタを空ければ、
スーツをバリッと着た、若手から年輩の方々まで、
真剣な眼差しの聴講生が定員の40人を超え、
なんと60人以上もいらっしゃっていたわけです。

本当にありがたいこと!
とはいえ、最初は
気力で押されそうになってしまいました(笑)

まあ人前が苦手の私ですから、
皆さまにどれくらい満足いただけたかはわかりません。
けれども、私自身は非常にいい経験をさせていただきました。
集まってくださった皆さまに、
この場を借りて大きな感謝の意を伝えさせていただきます。

なかでも本当に嬉しかったのは、
「このブログを見て、申し込みました!」
という方がいらっしゃったこと。
Iさん、Fさん、ありがとうございました!

なお講演にいらっしゃれなかった方のために、
レジュメのみ、ここで公開しておきます。

--------------------------------------------------------
「人脈作り」で大成功する人・大失敗する人
  〜逆転発想の人間関係術

1 どうして「人脈」が大切なのか?
 ●いま成功している人のほとんどは「人脈」を生かしている人
  ・実力主義の時代、プロフェッショナル能力=いかに人を知っているか
  ・採用・転職……実績より信用がものを言う
  ・新しいアイデアを出すのは、ひとりの力ではできない
 ●経営者だって人脈が大切
  ・人脈重視は、今に始まったことではない……トップ層にはネットワークがある
     ☆明治維新
     ☆日本の系列
     ☆欧米は日本以上
  ・不況期には人脈がものを言う……新しい変化を生み出せるか?
  ・フリーランサーの時代……たくさんの頭脳を使える人が勝利する
 ●高齢社会で幸せになれる人
  ・素晴らしい経験をどこまで生かせるか?
  ・100年続く人生、ずっと引退していられるか?
  ・思考が「尻すぼみ」になっていかないか?
  ・「何か新しいことができるきっかけ」を用意しているか?

2 なぜ、いままでの「人脈づくり」ではダメなのか?
 ●「タテのつながり」より「ヨコのつながり」
  ・“会社の枠”の中で生まれる固定観念
  ・優れた思考は「会社の外」にある……「別業界の発想」を取り入れられるか
  ・社内でヨコのネットワークが存在しているか……実力主義の弊害
  ・世代の違う人脈、価値観の異なる人脈をどれくらい持っているか?
 ●「信頼性」がモノを言う時代
  ・名刺だけで仕事が動く時代は終わっている
  ・望まれているのは「ウィン−ウィン関係」以上のもの
  ・「得する相手」より「裏切らない相手」……より関係は密接型へ
 ●「期待性」がモノを言う
  ・どんなときに目の前の人ともっと人間関係を深めたいと思うか
  ・どうすればもっと自分のことを理解させられるか?
  ・「公私混同」というキーワード

3 どうすれば「人脈づくりで成功する人」になれるのか?
(1)基礎的なこと
 1 まず身近な人、に目を向ける
   ……そのキーワードは「公私混同」です
  ・家族と“恊働関係”になれますか?
  ・友人と未来について話をしていますか?
  ・社内に「公私混同」の関係はありますか?
 2 接触の機会を多くする
   ……やっぱりキーワードは「公私混同」です
  ・どれくらい会社の外に出ているか?
  ・相談者をどれくらい持っているか?
  ・デジタルツールを生かしているか?
(2)素直に自分を見つめてみる
  ●プライドや偏見に縛られていないか?
  ●人間関係にムリをしていないか?……素直に「好きな人」を選んでみる
  ●「相手の立場」を考えているか?……“話のわかる人”になる
  ●自分の不満を棚上げにしていないか?
  ●自分の能力を過大評価していないか?
   ……パートさんからだって学べることはたくさんある
  ●自分の能力を過小評価していないか?
   ……これまで培った経験を軽んじていないか?
    →あなたが「相手に役立てること」は一体何なのか?
(3)自己主張をしてみる
  ●「私はこうしたい」という、わがままを表明しているか?
  ●“自分っぽさ”が周りの人に受け入れられているか?
  ●「面白そう」と思ったことを表明しているか
   ……人に「期待してもらう」には?
(4)寛容になる
  ●「見返り」ばかりを求めてはいないか?
    ……ウィリアム・グラッサー「相手の意思をコントロールすることはできない」
      デール・カーネギー「人は自己重要感」で動く
  ●一期一会の発想……ただ「出会うこと」それ自体を楽しめるか
  ●「おもてなし」の考え方……人と人をつなげることを喜べるか
(5)楽しませる
  ●「相手を喜ばせる」ために何をすべきか?
  ●「誘うこと」を習慣にしていますか?
  ●「遊び」を研究していますか?
   ……世代の人を喜ばす——「ちょい不良」の発想
  ●「たわいもない話」をどれだけしているか?
  ●「嫌がる誘い方」をしていないか?
    →人を楽しませるには「研究」が必要です!
(6)夢を描く
  ●人に「アイデア」を提示していますか?
    →坂本龍馬の発想
  ●ウソでも「ポジティブな発言」を心がける
    →成功する経営者の口ぐせ
  ●「この人」と「この人」と「この人」をつなげたら、何が起こるか?
    →「人脈発想力」を鍛える
  ●人の長所に目を向けてみましょう
(7)最後は「優しく」なってください
  ●「やさしい」=人間関係スキルです
  ●基本は次の二つ
    1 相手の立場を理解する
    2 その上で、どうしたら役に立てるかと考える
  ●「自分の話」ばかりをしていませんか
  ●デール・カーネギーの教え
  ●「おせっかい=関心」を持つ……古きよき日本の社内関係
  ●「ゆるす」「認める」「待つ」の発想

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リハーサルの効果

夏川、明日は商工会議所の主宰で行なわれる
セミナー講演です。

まあ、あまりやったことのない仕事ですから、
正直、暗中模索。
とにかくつくったレジュメを見ながら、
話の内容を整理していました。

すると電話、
「いま事務所にいますか?」
まあ、近くまで打合せで来たから……
ということで知人が来たわけです。
で、お茶を飲みながら雑談をする。

「そういえば、明日、セミナーですよね?
 話す内容はまとまりましたか?」
「いや、いままとめているんだけど、
 難しいよね……」
「じゃあ、少し待ちますから、
出来上がったらリハーサルをしますか?」
「えっ?」

そんなこんなで、
私はリハーサルをする羽目になってしまったのです。

ただ、決して口のよくない知人です。

「なんか抽象的でわかんないなあ……」
「もっと簡単でいいんじゃないですか?」
「何か話に引きがないですよねえ……」

いや、もう言いたい放題です(苦笑)

「じゃあ、もう一度考えてみる……」

とにかく、そんな感じで、
頭から少し考え直してみることにしました。

けれどもそのまま話したら、
同じような印象を、
聴いている人に与えていたのかもしれません。
少しヘコみましたが、
伝わらなきゃ意味もないわけですもんね……。
スピーチなどもそうなのでしょうが、
やっぱりリハーサルはしておくものです!

ただ、リハーサルも、
やるからには、「これでよし」という
完成形をつくらなきゃいけないのでしょう。
そうしなかったから、私は現在、
再び暗中模索。
明日は大丈夫だろうか……?

まあ結果は、
To Be Continued ということで。

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世界は私たちが思う以上に「小さい」!

[私、夏川賀央は、ビジネス書作家です。
 ふつうビジネス書作家であれば、

「仕事に役立つ本」を紹介していくのが筋だろうとは思います。
 けれども、夏川は“逆転発想”をテーマとして、いままで本を書いてきました。
 だから私の書評では、仕事に役立つかどうかを別にして、

「思考の土台を根本的に変えるきっかけになりそうな本」を選んでいきます。
 いったいどんなものが集まるか……それはわかりません。
 ただ集めておけば、自分に役立つかも、ということで、

 きわめて個人的な読書ノートをつくっていきます]

そこで今回紹介するのは、

『複雑な世界、単純な法則』
(マーク・ブキャナン著 草思社)

という本です。

この本がどんな本かというと、
「ネットワーク科学」
について解説したもの。
皆さんは「スモールワールドの法則」
とか
「6次元の法則」と
呼ばれるものをご存知でしょうか?

これは
「お知り合いのお知り合い」
「そのまた知り合いの知り合い」
という形でつないでいけば、
世界中のどんな人も
「6人目」
でつながってしまう、
というものです。

たとえばオバマ大統領とあなたも、
知り合い6人分の紹介で、
つながってしまうということ……。

えっ? 本当?

試しに私でやってみると、
まず一人目で大きな出版社ということで、
いま仕事をしている講談社さんの編集者さんに
つないでみる。
するとその編集者さんが、
名だたる編集長さんにつなぐ……2番目ですね。
高名な編集者さんが、
有名な国際政治のジャーナリストへ(3)。
国際政治ジャーナリストが、
米国のオバマさんを知ってそうなジャーナリストへ(4)。
そうしたら5段階目で、
オバマさんにつながりそうです。

ということは、夏川を知っている方は、
6段階でオバマさんにつながるよ
……ということですね。

まあ本書では、
こんな世界の小ささを
実験で検証した例も紹介しています。
これがネットワーク世界の仕組み
ということで、
人間関係だけでなく、脳細胞やインターネット、
あるいは生態系環境にも適用されるとのこと。

世界を見る新しい視点を、
私たちに教えてくれる本ですね。


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バットマンと武士道

昨日は日本アカデミー賞が発表され、
『おくりびと』がかなり賞を独占しました。
で、新聞を見ていたら、
面白いなと思ったのが、外国映画賞。
昨年ヒットした、バットマンシリーズの最新作。
『ダークナイト』
が受賞していました。

本国アメリカのアカデミー賞ではこの映画、
歴代2位だか3位だかの爆発的なヒットなのに、
ノミネートされたのは、
たしかヒース・レジャーの助演男優賞だけ。
遺作となったことを別にしても、
あれだけの凄まじいジョーカー役ですから、
それはわかる。
でも、作品賞などの候補にならないのは
ちょっと残念な気がしました。

私はこの映画、昨年では間違いなく、
ナンバーワンかな……
と思ったりするわけです。
ただこの映画、
じつはヒーロー物なのに、
非常に「重い」映画です。

おそらく映画で
どうしても注目してしまうのは、
ヒース・レジャーのジョーカーでしょう。
自由奔放で、そのセリフも面白い。
なおかつ出演シーンのたびに、
やることがエスカレートしていく。
悪役とはわかっていながらも、
観ているほうはワクワクしてしまいます。

逆にクリスチャン・ベールのバットマン側は
といえば、
こちらは悩み、苦しみ……と、
出てくるたびに沈痛なわけです。
どちらになりたいかといったら、
なんとなく正義の味方のほうが、
辛そうに見えちゃったりする……。

でも、
これが「ダークナイト」という映画の
すごいとこかなと思うんです。
正しいことをしようとすることは、
その内実を見れば、格好いいことでも
なんでもない。
だから別に誰がどう評価するかでなく、
自分にとって忠実になろう、と。

「ダークナイト=暗黒の騎士」
で、いいじゃないか……と。
こんな心の葛藤を描いていくわけですね。

このように映画では、信念を貫き、
正しいことをやっていくことの困難さを、
非常にシリアスに描いているわけです。
だからこそ、
大きな「価値がある」ということ。

そうすると、なんとなくこの発想、
日本の「武士道」に通ずるようにも思うわけです。
米国でなく、
日本の評論家のウケがよかったとすれば、
そんなところに理由があるのかもしれませんね。

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幸福は「結果」でなく「プロセス」で決まる

今日は司法試験の世界で
「カリスマ塾長」
と呼ばれる
「伊藤塾」の塾長、
伊藤真先生
のお話を
聞かせていただくことができました。

伊藤真先生といえば、
写真の
『夢をかなえる勉強法』(サンマーク出版)
が大ベストセラーになった先生です。
編集者としては、読んだ当時から
「お会いしてみたいなあ」と思っていたら、
こうして実現することができたわけですね。

とにかく伊藤先生、
印象は“格好いい”の一言です。
丁寧で説得力のある話し方といい、
心に響いてくる声といい、
一瞬で「すごいなあ」と感じてしまう方。

けれども、面白いのは、
試験勉強の先生でありながら、
結果より、プロセスを重視していること。
司法試験という性格もあるのでしょうが、
「ムダと思わずに、多くのことを考えていく」
ということを重んじているそうです。

そう聞くと、なんとなく私の
『なぜ、仕事ができる人は「効率」を無視するのか?』
に通ずるところがありますよね。

伊藤先生は、そもそも人間の人生は、
「結果」で考えてしまったら
「死」に到達するだけ。
幸福というのは、
やっぱりそのプロセスの中にある
……とおっしゃります。
だとしたら、結果を重視して、
効率ばかりを重んじてしまう現代の風潮には
ちょっとブレーキをかけたほうがいいのかもしれません。

「将来のこと」
を一生懸命に追いかけるのもいいけれど、
「それを追いかけている今」
をもっと楽しむべきではないか……。
そんなことを実感させていただいた一日でした。
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とても「気持ちのいい」人間関係づくりの場

私の既刊、
『成功しちゃう「人脈」はじつは公私混同ばかり』
(ナナ・ブックス)
という本に、
こんなエピソードがあります。

「私の知り合いに『お酒の会』と『ダンスの会』と
『料理サークル』と『旅行の会』と『サーフィンの会』
を全部つくっている人がいますが、
この人物は人に会うたびに
『それ面白いね!』
というだけで次々と会を結成していくだけ。
本気でそれらすべてにのめりこめるかは知りませんが、
『楽しもう』という気持ちだけは
純粋なのです。
 こんな人がさまざまな組織をしていくと
『人間関係の中で起こる楽しさ』
も広がっていきます。
別に自分が「楽しいこと」を提案しなくても、
周囲の人が提案してくれることで、
人間関係も深くて広いものになる可能性は
かなりあります」

この方、今年の始めくらいには、
なんと富士スピードウェイで行なわれる
「ママチャリ・ラリー」
などというものにも
団体で参加したそうです。
ますます
「人間関係の中で楽しもう」は
発展しているようですね。

で、そのモデルになった方が主宰する
『お酒の会』が
昨日、開かれたわけです。

そこにはホントに“雑多な人たち”が集まります。
経営者さん、占い師さん、ダンサーさん、
声楽家さん、イラストレーターさんと、
いろんな方がいるのですから、
別に異業種交流というわけでもない。
ただ「勝手に楽しむ」人たちで、
その中で起こることにワクワクしているわけです。

ときどき
「人と人をつなげる会」
のようなものは、よく行なわれます。
でも、
あとでセミナーの通知がどかんと届いたりして、
商売っ気満々だったりするわけです。

もちろん、それはそれでいいのでしょうが、
この方は、そんなことを考えていない。
ただ人を集めて、
「起こりえる未知数なこと」
にワクワクしているんだと思います。
だから皆にとって、
楽しい会になるんでしょうね。

ですから私も期待して、
この次の出会いに期待する……。
ということで、
昨日お会いした皆さん、
ありがとうございました!

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シトロエンに感謝!

私は母親が目を悪くしているものですから、
定期的に車で病院に連れていきます。
まあ平日でもそれができることが、
フリー業の強み……なんですが、
この病院が都内の246号沿い、
しかも渋谷方面に向かう側にあるわけです。

利用する方はご存知のとおり、
たいていはこの道路、渋滞しています。
で、駐車場はそこから
さらに細い道に入ったところにある。
歩行者は多いし、自転車の人も多い、
その上、道路が渋滞ですから、
いつも本線に合流するのが大変なんです。

そんな折り、路地から出ようと待っていると、
「どうぞ!」
と待ってくれる車。
それがまた「シトロエンC6」
という珍しい車です
わがプジョーと系列フランス車のよしみか、
あるいは物好き同士、通ずるものがあったか、
ともあれ、非常に気持ちよく
本線に合流することができました。

まあ車種は別にいいんです。
問題は、これだけで
「とても気持ちよくなる」
ということ。
それはやっぱり、
「入ってくるなよ」と、
道をふさぐようなドライバーが大半だからでしょう。
正直言えば、私もそうすることがある……。

もちろん、本線が優先ですから、
正しいんです。
でも、どうせ渋滞なんだから、
時間的にはほとんど変わりません。
逆に待ちかねたドライバーが強引に入ってこようとすると、
事故につながることもありえるわけです。

まあ、「ちょっと待つ」くらいで、
とても相手に感謝されるなら、
それも悪くない考え方かもしれません。
だいたい譲った自分だって、
とても気持ちいいと思うのです。
それを、ほんの数秒早くなるのと比べ、
一体どちらがトクなのか……?

忙しいのはわかりますが、
少し心の余裕も持っていたいですね。
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あの「LEGO」から学べること

写真を見て、
「あっ! 懐かしいな!」と感じる方も
いらっしゃるかもしれません。
そうブロックの定番、
「LEGO」ですね。

先日、はたまた2歳の甥っ子を遊びに連れていく機会があり、
町田にあるアウトレットに行ってきました。

そこに「LEGOショップ」があったんです。
中には自由に「LEGO」を組み立てられる遊び場があり
甥は「機関車をつくってくれ」とせがむ。
で、作り始めた……。
思わずのめり込んでしまいましたねえ。

で、出来たのは
「これ汽車なの?」と、
言われなきゃわからないような品物
……ですが、
それでも甥は
「ぽっぽ! ぽっぽ!」
と言って、動かして遊びだすんです。

すごい想像力!……ですが、
こういう柔軟性を学べるのが、
「LEGO」のいいところなのかもしれません。
楽しさの基本は、こんなふうに
発想を楽しめるところにあるんでしょうね。

考えてみれば、
「LEGO」というのは、
数年前までは危機と言われるくらい、
深刻な経営困難を抱えていました。
デンマークの会社ですが、
社長が何人も変わり、
関連事業も多く切り離しました。
けれども最近は
「お客さんとのコラボレーション」を重視し、
再び好調を取り戻しているわけです。
この不況下に見上げたものと思います。

そもそも「LEGO」は
木工所が発端だったとのこと。
ところが火事で材木が焼けてしまったり、
世界恐慌のあおりを受けて、経営も傾く。
でも、この会社はめげなかった。
わずかに残った材木で
「縮小模型」
をつくり始めたということなんです。
これが後の「LEGO」につながったとか。
もともとが“柔軟な発想”で生き残った会社なんですね。

現在の不況期、この発想力は、
多くの会社にとって役立つものではないでしょうか?

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今度の007、見本にできることは……?

ビジネス作家をしている私にとって
「仕事ができる人の見本」
といえば、
なんといってもジェームズ・ボンドなんです。
…………
まあ、そうでなければルパン3世なんですが、
この二人は双璧なわけです。
とにかく、そういうことにしておいてください。

というわけで最新作
『007 慰めの報酬』
を観て参りました
前作『カジノロワイヤル』に続いて、
ダニエル・クレイグが演じるボンドの
二作目ですね。

で、感想ですが、
007の世界には、大きな変化が起こってしまいました。
どういうことかといえば、
もはや今度のボンドは、結果は出すけれど、
必ずしも「仕事ができる人」とは言えない。
暴走するは、殺し過ぎるは、
はたまた感情に流されるわ……で、
むしろ“問題社員”になっているわけです。

今回の任務に関しても、
大きな動機づけが
「個人的な復讐」
……だったわけですから、
まあ、世界を守ってきた旧来の007とは
ずいぶん変わりましたな。

けれども、そんな新しいシリーズで、
面白い点は、
上司である「M」の役割かもしれません。
オスカーで助演女優賞なども受賞している、
名優のジュディ・デンチさんが演じているわけですが、
ときには庇い、ときには突き放しと……、
なかなかの上司ぶり。

そんなふうに今シリーズは、
できる上司「M」と
突っ走る部下「ボンド」の関係が
非常にリアルになっているわけです。
この点はちょっと、先が楽しみかもしれません。

マネジメントで苦労している方、
部下に振り回されている方。
とくにMのように「女性上司である」という方は、
参考にできるかも……です!

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「定番の味」と「新しい味」……2倍楽しめるラーメン屋さん

私の事務所がある恵比寿、といえば
ラーメン屋さんのメッカ、
として知られる街でもあります。

そんな恵比寿で、私がよく行く店に
味噌ラーメンで知られる
「北斗」
という店があります。
合わせ味噌のラーメンが有名で、
けっこう流行っているところですね。

けれども、ときどきここは
変わったラーメンをつくるんです。
この前食べたのは、なんと
「トマトラーメン」
というもの。
味噌とトマトソースをミックスした感じでしたが、
まるでパスタのような印象で、
まったく異なる美味しさを味わえました。

店の人は、
「面白いでしょ。結構、おいしいから、
ちょっと試してみようと思って」
とのこと。

ふと気づくと、いつのまにか
オムライスのようなものも売っている……。
新しいアイデアをどんどん出して、
メニューを更新しているようです。

不思議なもので、
「新しい味」を食べたあとになると、
「こんどは定番を食べたいな」と、
いつもの味噌ラーメンを食べたくなります。
新しい味をどんどん開発しているから、
「伝統の味」のほうも
生きてくるんでしょうね。

定番商品に甘んじず、
挑戦もどんどん続けていく……。
ビジネスの重要な考え方が
ここにある気がしました。

また食べに行こっと!

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もっと「自分が主役」の人生を

[私、夏川賀央は、ビジネス書作家です。
 ふつうビジネス書作家であれば、

「仕事に役立つ本」を紹介していくのが筋だろうとは思います。
 けれども、夏川は“逆転発想”をテーマとして、いままで本を書いてきました。
 だから私の書評では、仕事に役立つかどうかを別にして、

「思考の土台を根本的に変えるきっかけになりそうな本」を選んでいきます。
 いったいどんなものが集まるか……それはわかりません。
 ただ集めておけば、自分に役立つかも、ということで、

 きわめて個人的な読書ノートをつくっていきます]

そこで今回、紹介するのは、
心理学者ウェイン・W・ダイヤー博士の

『「頭のいい人」はシンプルに生きる』
(三笠書房)

という本。昨年か、一昨年前くらいに、
ベストセラーになった本だと記憶しています。
ですが、私の手元にある一冊には

『どう生きるか、自分の人生!』

というタイトルが付いています。
リニューアルされたのでしょうが、
それでもよく売れるくらい
「定番になっている本」ということでしょうね。

それでダイヤーさんの主張というのは、
誤解をおそれずに一言で言ってしまえば、
「もっと自分に素直になる」
ということ。

もっと言えば
「わがままになる」
ということだと思います。

本書の出だしも
「あなたはこれから先、他人の意のままに、
犠牲者になる必要はさらさらない」
という、スゴい文句から始まっています。

つまり、
「あらゆることを、
 もっと自分が主体となって考えていこう」
ということなんですね。

この不況下、何となく不満を抱えている人を見ると、
「世の中がこうだから」とか、
「会社がこうだから」「上司がこうだから」と、
どうも主体が、「他所の誰か」に
なってしまっているように見えます。

気持ちはわかりますが、
それでは日常生活も、仕事も、
面白くなくなる気がするのです。
だって
「誰かのせいで、我慢しなきゃならない」
という結論にしかならないじゃないですか。

ダイヤー博士の意見は、
ちょっと視点を変えるだけで、
誰だって「自分が主役」の人生を選べる、
ということだと思います。
そうすれば、自分をとりまく状況も、
どんどん変わっていくような気がする……。
そう思うのは私だけではないでしょう。

いまの時代だからこそ、
読んでほしい一冊ですね。


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「やる気」でなく、「やれる気」にしてくれる本!

編集協力させていただいた本を紹介します!

ノビテクという人材教育会社の社長を務める
大林伸安さんの本。

『仕事が楽しくなる!
 25のルール』

という本。
ダイヤモンド社より
1575円で好評発売中です。

それにしても
「仕事を楽しく」って
一体どういうことなんでしょう?

それを象徴するのは、こんなエピソード。

かつて大林さんが証券会社で働いていた若き日、
まったく売上がとれなくて
「もう辞めよう……」と、
思っていたそうです。

そんな折、支店に杖をついたおじいさんが一人、
訪ねてきます。
「年金暮らしだけど、貯蓄もあるし、
 ボケ防止もかねて株でもやってみようかな……」
ということ。
まあそういうお客さんですから、
「暇そうだから、お前、相手をしろ」と、
大林さんが任されます。

それで、研修でならったような基礎知識を、
とにかく説明してみる。
そのあと、おじいさんから、
こんなふうに言われたそうなのです。

すごいねえ。さすがプロだね――。

いつもはまったく相手にされない自分が、
「プロだね!」
なんて感心された。
とにかく大林さんは、嬉しくて嬉しくて
仕方がなくなってしまったとか……。
これを機に、
一生懸命に勉強するようになったそうです。

「仕事が楽しくなる」要素の一つには、
自分がどれだけ貢献できているか、
喜ばれているか……、って
ことがあるわけですね。

そして証券界社である程度実績を出したあと、
コンサルタントに転身。
いまは社員を「やる気にさせる」方法でなく、
「やれる気」にさせる新しい研修で、
人気を集めているわけです。

本書はそんな大林さんの、
初めての本です。
とくに若手の社員は、読む価値十分と思いますよ!
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「やさしさ」と「メイク」と「樹木希林」と「ベトナムのお茶」

今日は夏川、
『With』という雑誌の取材をお受けしました。

えっ『With』って女性誌でしょ?
その通り。
ファッション雑誌でしょ?
その通り。

しかも、私が出るのは、
なんと「メイク」の関連。
職種替えでもしたのかと思いますよね。

いえいえ、
じつは特集が「やさしさ」ということで、拙著
『成功しちゃう「人脈」は公私混同ばかり』
(ナナブックス)
という本の
「やさしさ」の記述に合わせて、
コメントを求められたわけです。

結局、本にも書きましたが、
「やさしさ」の根幹にあるのは、
次の二つじゃないかなと思います。

「相手の立場を理解する」
「その上で、どうしたら役に立てるかと考える」

昨日そういえば面白い話を聞きました。
樹木希林さんと、内田裕也さん夫妻の話。
裕也さんはスターらしく、
旅行に出かける……となると、
スーツケースを30個くらい、ドカンと持ってきたとか。
さすがに「邪魔でしょ!」と、
希林さんは何度も怒ってきたらしい。
それではケンカになります。

けれども、いつの日か、
「ああこの人は、どうしても
それだけの荷物を持っていきたいんだな……」
と認めることにしてしまったとか。
そうしたら裕也さんのほうから、
「ごめんね……」と、
逆に謝るようになったそうです。

別に得するためでなく、
「好かれよう」もでなく、
ありのままの相手をとにかく認めること。
そんな人間関係を始めるスタートとなるものが
「やさしさ」じゃないか……
と、私は思うわけです。

ちょうど話を聞いた昨日にいただいた
「ベトナムのお茶」を飲みながら
取材はまったり終わりました。
私にとっては異分野ですが、
記事がどんなふうになるのか、
楽しみですね。
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有名社長宅のパーティに出席しました!

昨日は、
「人生作家倶楽部」の生徒さんの一人、
声楽家である夢華真琴さんの誘いもあり
ライフスクール・ナビゲーターさんの主宰する
バレンタインパーティに参加してきました。

その場所というのは、
自動車の輸入販売で成功している
オートトレーディングルフトジャパン社長、
南原竜樹さんのご自宅です。
「マネーの虎」でも有名な方ですね。

その場で釜で焼いてくれるピザ屋さんを呼び、
ワインを取り揃えて……と。
素晴らしいお心遣い。
さすが「できる人だなあ」と
感動してしまいました。
写真は南原さんの最新刊です。

それにしても、経営者さんが来て、
活躍しているコンサルタントや作家さんが来て……
というのはわかるのですが、
いつも感心するのは、
ごく普通に会社で働いているOLさんたちが、
「いい人間関係をつくろう」と、
ちゃんとやってきていることですね。

昨日も、
「作家倶楽部」のメンバーでもある
Nさんという有名デパートの栄養士さん、
他にもメーカーで働いている方や、
いま大変なのでしょうが
自動車の部品メーカーで働いている方と、
意欲的な方が多くいらっしゃっていました。

やっぱり「いまの時点」から
変化を起こさなければ、
仕事というのも変わっていかないと思います。
もちろん個人のきっかけから、
どんどん新しい波は生まれていくでしょう。

ただ、それとともに
日本のビジネス界も
どんどん上向きになればいいのになあ……
と思ったりしました。

昨日お会いした皆さん、
ありがとうございました!
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ブランドの終了

「しばらく旅に出ます」

というハガキが来ました。
何かといえば、
私が結構、愛用していた
「Niblick」
というカジュアルブランドが
終了になってしまうんですね。

これも時代の影響ですかね。
寂しい話です。

この「Niblick」というブランド。
レナウン系で、一世を風靡した
かの「VAN」から派生したものだと聞いています。
だから本当は
「団塊世代向け」だったようですが、
結構、下の世代でも着れる服は多かったと思います。
(というか、あまり上の方はムリかな……
 というほうが多かったような)
私も気にせずに、セレクトしていました。

何年か前、
ちょうど私が本を書き出してから
雑誌の取材などで、
露出する機会が増えてきたときです。
「ちゃんと、まとまな服を着てなきゃ」
と思い、
たまたま入った恵比寿ガーデンプレイスの三越のショップで、
セーター、シャツ、パンツと、
一式をコーディネートしてもらったことがありました。

それが「Niblick」のお店だったんですね。
店員さんにも非常に考えていただき、
嬉しかった憶えがあります。

「それ以来、お洒落に目覚めた」
と言えば、オーバーですが、
お気に入りのブランドの一つになっていました。
だからなくなるのは、ちと残念ですね……。

ともあれ23日までは、たぶん全国で
閉店セールをやっていると思います。
お近くにショップのある方は、
覗いてみてはいかがでしょうか。
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榊原英資先生にお会いして

写真の『スピード思考力』という本、
昨年の末ごろの発行なのですが、
すでに10万部を突破。
この不況下にもかかわらず、
かなりの勢いで売れております。

私も本の編集に携わったのですが、
お陰さまで、年の始めにしてホクホク。
さすが榊原先生。
さすが幻冬舎さんです。

で、新しい本をやりましょうということで、
今日は再び、
榊原先生とお会いすることができました。

ご存知のように榊原英資先生は、
かつては大蔵省で財務官を務め、
「ミスター円」と呼ばれた大変な方。
いまは早稲田大学教授あり、
インド経済研究所所長。
まあ、それ以上に、
田原総一郎さんの番組によく登場する、
「鋭い論客」として有名ですよね。

確かにお会いすると、
恐ろしいくらいに「鋭い」方です。
こちらも緊張はします。
でも、その一方で、こちらの話をきちんと聞いてくださり、
私のような若輩の立場の人間にも、
ちゃんと
「私はこのように思っているんです」と、
目を合わせて、誠意をもって、
対等に話してくださる。

おそらく、相手が大物政治家であろうと、
著名なアナリストだろうと、
知名度の低い出版プロデューサーだろうと、
たぶん学生だろうと……。
自分のスタイルは、
つねに一貫しているんじゃないかと思います。
さすがだなあと、感じました。

新しい仕事も楽しみですね。
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どんなときも「これでいいのだ!」

前に佐藤富雄先生が主催する
NPO「口ぐせ理論研究アカデミー」の
准教授になった、
という話をしました。

すでにアカデミーの
「研究講座」が始まっているのですが、
今日は、同じ准教授である
佐藤由紀さんが
「言語心理学」についての講義をしました。
興味があったので、
私も覗かせていただいたわけです。

この佐藤由紀さんという方、
じつは某外資系金融会社で、

「2年連続10億以上の売上を上げた」

というスーパーウーマンです。
現在は日本の環境ビジネスの会社で、
ヨーロッパでの営業に大活躍しています。

そのヨーロッパでの大活躍も、
すでに何年も前から
「私はやがてロンドンを舞台に活躍する」
と言い続けてきた言葉だとのこと。
「言葉に出したことは現実になる」
という理論を実践しているわけですね。
すごいなあ……。

その佐藤由紀さんいわく、
最強の言葉は
「これでいいのだ!」
というもの。

バカボンのパパ……?

でも、どんな困難な状況に面しても、
その言葉を唱えて
乗り切ってきたということ。

目の前に「解決できない問題」を
抱えているという方、
まず「これでいいのだ!」と、
現状を肯定することからスタートしてみては
いかがでしょうか?
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省時工作力!

夏川賀央の『省時工作力』。
それ何?……ですが、
これは以前に書いた本、
『人を出し抜く 残業しない術』(主婦の友社)
の台湾版です。

正直、この本、営業的には
「あれっ?……」という感じだったのですが、
こうしてお隣の台湾では、
翻訳出版することができました。
嬉しいですね。

それにしても何を「工作」するんだ?
と思ってしまいますが、中国語では
工作=仕事
になるようですね。
エージェントさんが調べてくださったところ
「時間や仕事の力を省く=残業をしない」
ということじゃないかと……。
(あるいは「時間を省く仕事力」かな?)

そういえば
『なぜ、仕事ができる人は残業をしないのか?』
という本の台湾版も出ているのですが、
こちらには
『你看!優秀的人這麼想』
というタイトルがついていました。
なんか面白いですよね。

ただ気になるのは、この台湾版。
私の肩書きが
「日本商管名師」
となっていること。

「日本のビジネスアドバイザー(?)で名高い先生」
という感じじゃないか…… 
とのことですが、
果たして誰のことなんだろう……?

いいんだろうか?

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個展の舞台裏

先日、渋谷で開催される
イラストレーターの押金美和さんの個展。
「Viva La Vida」
の案内をしました。

そこでは数多くのグッズも売られるわけですが、
たまたまその商品の加工会社が恵比寿にあり、
また商品を広げる場所にもちょうどいい……
ということで、
イラストレーターさんと
個展のプロデューサーさんの打合せに
私の事務所を提供いたしました。

で、関係はない……のだけど、
私はその風景を
興味本位で見ていたわけです。

写真は「トートバック」ですが、
これらを一つひとつチェックし、
「この柄はいいから数を増やして……」とか
「こっちは、いまあるだけでいいよ」とか、
決めていくわけですね。
舞台裏ではこんなことをやっているのかと、
感心しました。

スゴいのは、やはりプロデューサーさんです。
「アンディワークス」という会社を運営し、
自身もイラストレーターである安藤さん、
という方なのですが、
Tシャツを見れば、「この縫製はどう」。
カップを見れば、「これはメーン商品になるな」。
と、あらゆる商品に精通しています。

ふつうイラストを描く人は、
たいていは作品のほうにばかり、思考を向けがち。
でも、あらゆるところに目を配れるから、
「仕掛人」としての仕事も可能なんでしょうね。

専門家になるだけでなく、
広い視点を持つ……。
これは仕事の幅を広げるのに重要かもしれません。

プロフェッショナルな能力ばかりが
もてはやされる傾向もあります。
でも世界が広いからこそ、
自分のオリジナリティも広がるのないか……と
私などは思う。
そのうえでは、もっと
「脱線」をしてみるべきではないでしょうか?

ちなみにアンディワークスさんは、こちら。
http://www.andyworks.tv/

前にも紹介しましたが、押金美和さんの個展
「Viva La Vida」は
明日から17日までです。
http://www.parco-art.com/web/logos/miwa0902/index.php

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「海ほたる」の、子ども好きなウェイトレスさん

掲載している山手線のおもちゃの写真。
じつは私が撮ったものではありません。
私のケータイを使って、
2歳になる甥のトモヤ君、
が写したものなんですね。

少し前の話になりますが、
たまたま遊びに行ったとき、
何となく「海が見たい」という話になり、
彼を連れてアクアラインに乗り、
途中のサービスエリア「海ほたる」で、
食事をしたことがありました。

で、なんとなく「写真を撮る」のが、
トモヤ君のマイブームみたいなんです。
もちろん、ケータイのカメラなんて
まったく使えません。
こちらが画面を見ながら、
おもちゃに焦点を合わせ
シャッターを押させてあげるわけですね。

ところが、この写真を撮ったのは、
アイスクリーム売り場などがあるラウンジです。
お母さんはアイスクリームを買いに行っていて、
私が甥っ子の相手をしていたのですが、
写真を撮り終えると、
すかさず後ろから声がかかります。

「何を撮ったの?」
「やまてせ〜ん!」
「そう、見せて見せて! わー、上手だね!」

見ると、そこで片付けをしている
ウェイトレスさんです。
きっと子ども好きな方だったのでしょうが、
関心をもって話しかけてくれる態度を見て、
「こういう場所にも、こういう人が働いているんだな」
と、
なんとなく嬉しくなってしまいました。

考えてみれば
「お客さんに話しかける」
というのは、
あのリッツ・カールトンで実践していること。
ましてや2歳の子が写真を撮ったのです。
何か声をかけてくれるのであれば、
連れてきているほうは、
気持ちがよくなりますよね。

行くだけで3000円くらいの
お金のかかってしまう「海ほたる」ですが、
こういう店員さんがいるのなら、
来て損はなかったのかもしれません。

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チャイルド44——主人公の「問題解決」のドラマ

[私、夏川賀央は、ビジネス書作家です。
 ふつうビジネス書作家であれば、

「仕事に役立つ本」を紹介していくのが筋だろうとは思います。
 けれども、夏川は“逆転発想”をテーマとして、いままで本を書いてきました。
 だから私の書評では、仕事に役立つかどうかを別にして、

「思考の土台を根本的に変えるきっかけになりそうな本」を選んでいきます。
 いったいどんなものが集まるか……それはわかりません。
 ただ集めておけば、自分に役立つかも、ということで、

 きわめて個人的な読書ノートをつくっていきます]

そこで今回紹介するのは、
ミステリー小説です。

トム・ロブ・スミスという人が書いた
『チャイルド44』
(上・下刊 新潮文庫)
という本。

2009年の
「このミステリーがすごい!」の
第1位になった海外小説です。
こういうのは夏川、必ず読むんですよね。

ただ、「このミス1位」とはいえ、
正直“ミステリー”という点では、
あまりオドロキの展開があるわけではありません。
けれども、私がよく本で書いている
「小説からでも仕事が学べる」
という意味では
本章は非常に面白い内容と思うわけです。

どうしてかといえば、
この小説、ふつうのミステリーと違うのは、
「誰が犯人なのか?」ということより、
「どうすれば、その真相究明ができるか?」
のほうが、ずっと一大事なんです。

それには背景があります。
本書の舞台はスターリン支配下の旧ソ連。
警官である主人公は、連続猟奇殺人犯を追います。
ところが肝心の国家のほうは
「素晴らしい共産主義の我が国で、
そんな奇怪な事件が起こるわけがない」と、
逆に犯人を追う主人公が、
反逆者扱いになってしまうわけです。

おまけに事件を知る人たちも、
究極的には犯人よりも、
むしろ国家のほうを恐れている。
そんな究極的な逆境で、
「いかに捜査を続け、味方をつくっていくか」
という問題解決のドラマが展開されます。
真実を求め、成長していく主人公の姿も、
なかなか一読の価値ありと思いますよ!

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厄払いをしてもらいました!

今日は節分です。

節分というからには、今日を境にして
季が変わるわけですね。

ということで、
夏川は今日を境に、
厄年に突入するわけです。

「いや〜、めでたい!」
なんて言っていられません。
先日に前もって、
神奈川県の「寒川神社」で
厄払いをしてもらいました。

しかし、どうして「寒川神社」なのか?

いや、私にもよくわからないのです。
とにかく「厄除け」では有名ですし、
聞くと五世紀の雄略天皇の時代から続いている神社
だということ。

厄年くらいの大きなものだから、
とにかく威力のありそうな神様にお願いしよう
……と、
そんな発想だったわけです。

休日で混んでいたのですが、
ともかく参詣し、お祓いをして、祈祷もしてもらい、
帰りには大きなお札ももらってきました。

これで今年もまったく例年と変わらずに、
無事な一年を……ということで、
日常のお仕事に励むといたしましょう。
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講演のお知らせ

昨日は、イラストレーターさんの
個展の案内をしました。

2月になりましたし、せっかくなので、
今月の終わりごろに行なわれる、
私、夏川賀央のセミナーも案内させていただきます!

テーマは、こんな感じ。

「人脈作りで大成功する人・大失敗する人
 ~名刺100枚配って、
 営業効果ってどれだけありましたか?~」

ちょっと平日働いている方はきついかもしれませんが、
2月24日火曜日の
10時00分 ~ 11時30分。
場所は、品川区立中小企業センターです。
詳細はこちらをどうぞ。
http://event.tokyo-cci.or.jp/event_detail-18934.html

内容は写真の既刊、
『成功しちゃう「人脈」は じつは公私混同ばかり』
(ナナ・ブックス刊)
にちなんだもの。

ただ少し年齢が上の方も多いということなので、
「世代間の違いを超えた人脈をつくる」
ということを、
少し盛りだくさんにしてみようかな
……と、考えています。

といっても、まだ何を話すのか未定。
というか、
そもそも私が何を講演するのかって、
まだ先の話ながら、
非常にワクワクドキドキなんですよね。
あんまり講義なんて、やってないものですから……。

とにかく著者の緊張している様を見て、
喜ぶもよし。
あるいは、
ひょっとしたら将来カリスマと化す著者の
初期のころの講演を見て、
記念にしておくもよし(笑)

ということで、
特典盛りだくさん
……になるかもしれません。
まだまだ募集していると思いますので、
時間のある方は、ぜひどうぞです!
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Viva La Vida

先日、このブログでも
イラストレーターの押金美和さんのことを
紹介しました。

じつは彼女が
イラストを本格的に書き始めたきっかけは、
何年も前、
ふとあるイギリスのロックバンドの
音楽を聴いたときだったそうです。

まだ無名だったバンドですが、
その音楽から想像される情景を、
何とかビジュアルで表現したいと思った。
その想いが
イラストレーターへの道を開いてくれたんですね……。

このときのロックバンドが、
かの 
COLD PLAY ———。

いまや彼らもすっかり英国を代表するアーティストとなり、
その一方で、押金さんも、
さまざまな分野で活躍するプロのイラストレーターとして
成長しました。

そこで
「夢は叶う」
ということでしょうか、
COLD PLAYの来日を記念し、
「彼らに捧げるオマージュ」
ということで、
なんと渋谷のパルコで
個展を開催できることになったのです。
そのタイトルも、
大ヒットしている新盤にちなんだ
『Viva La Vida』
です。

詳しくはこちらですが、
http://www.parco-art.com/web/logos/miwa0902/index.php
2月7日〜17日まで、入場無料です。

展示は音楽からイマジネーションを受けて
描いた作品が一杯です。
COLD PLAYファンの方はもちろん、
「夢を叶えたい」という方にも、
特別なエネルギーが伝わってくる個展だと思います。

ぜひ見に行ってください!
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