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メイドゥームのピラミッド

少し前のことになりますが、一月のお正月に、
ピラミッドを特集する特番が組まれていました。

私は「懐かしいな」と思いながら、
この番組を見たんです。
本にたびたび書いていますが、
私の学生時代の専攻は考古学。
しかもエジプトのことを学んでいて、
卒論はかの吉村作治先生。
まあ、本人が覚えてくださっているかどうか知りませんが……。

で、エジプトにあるたくさんのピラミッド、ということで
いろんなピラミッドが紹介される。
「ギザの大ピラミッド」が有名ですが、
実際は崩れたものも含め、
あの地には数多くのピラミッド型建造物は存在するわけです。
で、その中にメイドゥームという場所にあるピラミッドも
紹介されていました。

写真にあるように、このピラミッドは
広大な砂漠の中にボコンと塔のような構造が残り、
じつに不思議な光景を醸し出しています。
私は、この景色を見たいがために、
ちょっとした冒険をした思い出があります。

それは調査でなく、
放浪のような旅行で行ったときのこと。

いまはどうかわかりませんが、
この地はカイロから少し離れているため、
電車で近くまで行き、
さらに乗り合いのタクシーを乗り継いでいくような
面倒な経路になります。
なんとか片言英語で説明しながら、二度三度、
近くの村を経由しながら、やっと着きました。

それで見学をさせてもらって、
この光景を見て感動にひたる……。
ところが、つい感動にひたりすぎて、時間オーバー。
帰りの交通手段がなくなってしまうわけです。
しかたないから何とか一番近い村に歩いて行き、
事情を説明して、
「帰るバスやタクシーはないか?」
と聞きます。
すると「村の長老の息子だ」というお兄さんが出てきて、
じゃあ「オレがカイロまで送ってやる」と
親切に言ってくれました。
長老の息子としては、「旅人に親切にする」ということで、
威厳を示したかったようです。

でも、彼が「乗れ!」と言ったのは、
なんと大型のバイク。
もちろんノーヘルメットで、
しかも
「権威の象徴である杖は、置いていくわけにいかないから」
とのこと。
それで私は右手一本で民族衣装を着たお兄さんにつかまり、
左手には魔法使いのような杖をもち、
カイロまでバイクで、
ハイウェイを暴走しながら帰ってきたわけです。
まあ、怖いのなんの……。

でも、
人間、困難なときでも何とかなるもんだな……と、
それ以来、このメイドゥームのピラミッドは、
夏川にとって「やればできる」の
シンボルのになっているわけです。

いつかまた、この地に行きたいなあ、
と思いますね。
Kuzure11

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