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会社の常識を破る本

[私、夏川賀央は、ビジネス書作家です。


 ふつうビジネス書作家であれば、
「仕事に役立つ本」を紹介していくのが筋だろうとは思います。
 けれども、夏川は“逆転発想”をテーマとして、いままで本を書いてきました。
 だから私の書評では、仕事に役立つかどうかを別にして、
「思考の土台を根本的に変えるきっかけになりそうな本」を選んでいきます。
 いったいどんなものが集まるか……それはわかりません。

 ただ集めておけば、自分に役立つかも、ということで、

 きわめて個人的な読書ノートをつくっていきます]

そこで今回紹介するのは、


『経営の未来』(ゲイリー・ハメルほか著/日本経済新聞社)

という本。
何よりこの本が破ろうとしている常識は、
私たちが普通に考える
「会社」という枠組みです。

たとえば本書であげられている事例は、
会社組織を「チーム」という単位で分割し、
それぞれが自由勝手に自治運営する企業。

社員に「自由に何でもやってもいい時間」を与え、
その中でプロジェクトが独自に始まる企業。

「上司」という役割を排除し、その都度その都度、
発案した人が上司になり、
「協力しよう」と言った人が部下になりと、
状況に応じてフラットな組織がつくられる企業……。

いずれも世界的な大成功をおさめている企業です。

私たちビジネスマンの大多数は、
「古いパラダイム」に支配されていると、
著者は言います。
「古いパラダイム」とは、

・会社のメンバーには、業務範囲と責任範囲が規定されている
・ポジションは階層型に構成され、権限の序列が築かれている
・経営管理者は企業の所有者のために働く
・組織人間には、各自の職務に関連したルールに縛られる

そんなの当然……と思うのですが、
ようするに著者が言いたいのは、
これが「固定観念」に過ぎないこと。
“当たり前の会社のワク”を取り外してしまった会社で、
どんどん成功例が出ているということなのです。

景気が悪くなり、大きな転換が求められる今、
本書は今後の働き方を考えるうえで、
非常に参考になるかもしれません。
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