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長く続く人間関係を築くコツ

長年来、私がお願いしている、
床屋さんに行ったときのことです。

ちょうどそのとき、
中学生の男の子が来ていたんです。
なんでもお兄さんからヘアカタログのようなものを渡され、
「この通りにやってもらえと言われた」
ということ。
まあお兄さんとしては、
「お前ももっとお洒落をしろ!」ということで、
弟を送り出したのでしょう。

でも、どうも髪質が合わなくて、
なかなか同じような感じにできないらしい。
それで、どうするのかな……と思ったら、

「髪の毛が柔らかいから、
 ここはこんな感じしたらどうでしょうか?」
「もう少し上のほうは、短めにしてみたらどうでしょう。
 ちょうどこっちの写真の、こんな雰囲気です……」

と、その中学生と対等で、
真剣に話し合いをしながら、カットしていくのです。
しかも相手を呼ぶときは、
ちゃんと「お客さま」です。

中学生が帰ったあとで、
「ちゃんと一人前の大人として扱うんですね」
と言ったら、
「当たり前だよ」
と返されてしまいました。

考えてみれば、私がはじめてこの床屋さんに来たのも、
そのくらいの年齢だったかもしれません。
当時も同じくらい、
相談しながら丁寧にやってくれた……
「こういう髪型にすると、
今どきっぽくてカッコいいですよ」なんて。
だから長い付き合いになっているのでしょう。

きっと他のお客さんも同じ。
だからでしょうか。近所の床屋さんは
長い年月で消えるところも多かったのですが、
この店は、いまもちゃんと残っているわけです。

一人のお客さんに真摯に付き合うって、
こういうことなのかな……と、
あらためて思ったわけです。
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